Mavic Miniなど重量200g未満の「模型航空機」は上空250mまで飛ばせる!

ドローン

Mavic Miniを購入してから数ヶ月使い倒しているわけですが、この機体はとても優秀です^ ^

優秀な点は多々ありますが、今回紹介するのはMavic Miniを含む重量200g未満の「模型航空機」は航空法が一部適用されないことで、ある条件を満たせば地表又は水面から250mまで許可なく飛ばすことができるということです。

「え?ドローンは150m以上は許可が必要なんじゃ!?」

と多くの人は思っているかもしれませんが、Mavic Miniなどの模型航空機は実は条件を満たすことで許可なく150m以上飛ばすことができてしまうのです…。

上空250mまで飛ばせる「模型航空機」

一般的にドローンは「無人航空機」に該当しているわけですが、そのなかでも機体の重量が200g未満のドローンに関しては、無人航空機ではなく「模型航空機」に該当しています。

  • 200g以上のドローン=無人航空機(Mavic 2やPhantomなど)
  • 200g未満のドローン=模型航空機(Mavic MiniやSparkなど)

日本では200gが境となっていて、199gは「模型航空機」になりますが、200gは「無人航空機」といった感じで分類されています。

この重量が「199g」と「200g」とでは実は大きな差がありまして、それが「改正航空法」が一部適用されるか否かで、これによって飛ばす際の自由度がまったく異なります。

  • 無人航空機=航空法がガッツリ適用される
  • 模型航空機=航空法の一部が適用されない

200g以上の無人航空機は航空法によって飛行場所や飛行方法などの規制が厳しくなり、事実上、日本においては国土交通省に許可を貰わないとまともに空撮することはできません

ところが、200g未満の模型航空機にはその厳しい規制が少ないため、国土交通省に許可を貰うことなく、ほかの法律を守った上でわりと自由に飛ばすことができるのです。

Mavic Miniはちょうど199gということで、「模型航空機」として数ある厳しい規制を受けることなく飛ばせてしまい、自由度が非常に高くなっています。

無人航空機は150m以上の飛行には許可が必要

これまでの空撮用ドローンは全てそうですが、重量200g以上の無人航空機は地表又は水面から150m以上の空域を飛ばす場合、航空機との接触や接近を避けるため、事前にその空域を管轄している空港事務所に連絡し、なおかつ国土交通省にも許可をもらう必要があります。

その許可を取るにも機体の色や補助員の配置などの厳しい基準があり、それが通ったとしても、当日に空港事務所に連絡したりする必要もあり、面倒ですしハードルが高いのは言うまでもありません。

もちろん、これまでも150m以上の空域を飛ばすことは可能でしたが、おそらく仕事で飛ばす方以外で飛ばす方はほとんどいないと思います。

連絡&やり取りも面倒ですし、そんなことをしてわざわざ飛ばさないですよね^^;

模型航空機は250mまで許可なく飛行可能

機体の重量200g未満の模型航空機は、航空法が一部適用されないことで、基本的に地表又は水面から上空250mまでを許可なく飛ばすことが可能です。

(厳密には249mまでで、250m以上は許可が要ります)

無人航空機が150mまでしか飛ばせないことを考えると、さらにそこから100m上空を飛ばすことができるということで、これまで撮れなかった高い場所からの景色を楽しめます♪

しかし、どこでも250mまで飛ばせるというわけではなく、ある条件を満たした場合にのみ飛ばせますので、ここは注意が必要になります!

その条件とはざっくり以下2つです。

  • 「空港周辺」以外の空域であること
  • 「航空路」以外の空域であること

それでは解説します。

「空港周辺」の空域は150mまで

当然ながら、空港周辺の空域では150m以上飛ばすことはできません。

空港周辺は「制限表面」が設定されていますので、この空域で飛ばすには事前の許可が必要になってきます。また、空港の管制圏であったとしても事前に許可が必要になるそうです

  • 制限表面→❌
  • 管制圏→❌

制限表面でもなければ、航空路でもない場所で250mまで飛ばせるかどうかを空港事務所に確認したところ、そこはどうやら「管制圏内」ということで、150m以上飛ばすには「許可」が要るとのことでした。

ですので、空港周辺でたとえ制限表面でなかったとしても、管制圏の可能性がありますので、そこは注意が必要です。原則として、空港から半径9km圏内が管制圏にあたる様子。

「航空路」の空域は150mまで

周辺に空港がなくても、自由に飛ばせるわけではありません。

むしろ多くの方が注目すべきは、飛ばしたい空域が「航空路」に該当しているかどうかになります。

要するに、その空域が飛行機が飛行する道になっているかどうかですが、この「航空路」に該当している場合には高度に関係なく、許可なしに150m以上飛ばすことはできません。

飛行させたい場所が「航空路」かどうかの確認する方法は以下の2つ。

  1. 管轄の空港事務所に確認
  2. 「SkyVector」で確認

航空路などに詳しくない場合には空港事務所に確認することをおすすめします!

管轄の「空港事務所」に確認

この「航空路」ですが、基本的には一般に公開されているわけではありませんので、飛ばしたい空域が航空路かどうかはその空域を管轄する空港事務所に確認する必要があります。

実際に飛ばしたい場所の正確な座標をEメールに書き、「模型航空機」を地表又は水面から250m未満まで飛ばしたいので、航空路に該当しているかどうか確認したいという文面を書いて送ると丁寧に回答してくれます。

各空港事務所の連絡先一覧はこちら
(国土交通省のサイトに飛びます)

座標は以下のように「北緯○度○分○秒」という単位で。

北緯33度20分32秒 東経132度1分16秒
北緯33度20分51秒 東経132度0分53秒
北緯33度20分41秒 東経132度0分35秒
北緯33度20分27秒 東経132度0分47秒

また、座標に関しては、国土交通省の国土地理院が公式サイトで提供している「地理院地図」で簡単にわかりますので、そちらで調べましょう。

下の赤線で囲った部分が座標になります。

 

「SkyVector」で確認

航空路を確認できる英語のサイト「SkyVector」というものがありまして、一応そちらでも航空路がどうかを確認することができます。

ただ、地図上に航空路は表示されるのですが地図が詳細に表示されないため、大まかにはどこが航空路かわかるのですが、微妙なところがわかりませんので正確性に欠きます。

航空路から全然離れていれば判断できるのですが、航空路に該当しているかギリギリ大丈夫かといったような場所ですと詳細がわかりませんので、そこはしっかり空港事務所に確認したほうがいいと思います。

まぁ万が一のことがあっても困りますので、150m以上飛ばすなら空港事務所にその都度確認することを強くおすすめします!

航空路に該当している空域で150m以上飛ばす場合には「通報書」が必要

空港の管制圏内(原則半径9km以内)で150m以上飛ばす場合には「許可」が必要

Mavic Miniで実際に250mまで飛ばしてみた!

事前に管轄する空港事務所に確認し、「模型航空機」に該当するMavic Miniで実際に250mまで飛ばしてきました。飛ばした場所は、愛媛県今治市のしまなみ海道「来島海峡大橋」

ここはこれまで何度かMavic2などのドローンで飛ばしていますが、当然ながら150m未満での飛行でしたので、一体150m以上飛ばしたらどのような景色が撮れるのか興味を抱き、実際に飛ばしに行った次第です。

来島海峡大橋の主塔(一番高い部分)が高さ178mですので、これまではその少し下までしか飛ばせませんでしたが、今回はそこからさらに100m上空飛ばせるということで、完全に橋の上から見下ろすことができます。

飛ばしてみた感想・・・

正直、249mまで飛ばしてみた感想としては、思ったほど高くないなぁと言う感じでした(笑)

海上で、しかも開放的な場所で飛ばしていますので、あまり高度を感じないと言いますか、これが建物が多い街中で飛ばしたら「お〜高いな〜」と思ったかもしれませんが、まわりに何もないとあまり高度を感じないものです^^;

ただ、間違いなくこれまでの150m未満では撮れなかったような映像を撮ることができました。

この橋はとても長いですので、高度を上げれたことで、よりひとつの絵に橋の大部分を映り込ませることができました。150m未満ですと、一部しか映らないのですが、橋の大部分をひとつの絵に入ることで、その壮大さを映すことができたんじゃないかなぁと思ってます。

 

 

150m以上飛ばす際の注意点

Mavic Miniを含め「模型航空機」では、条件次第で250mまで飛ばすことができると紹介しましたが、やはり注意すべき点はあります。

  • より風が強くなる
  • 墜落すると被害・損害が増す
  • バッテリーの消耗が早くなる
  • 有人機と接触する可能性が増す

高度を上げれば上げるだけ、それに比例して危険度も上がると思いますので、飛ばす際には細心の注意を払いましょう!

風の影響が!

200g未満の機体は非常に軽いですので、どうしても風の影響を大きく受けてしまいます。

一般的に地上よりも上空のほうが風は強く、150m付近では大丈夫そうでも、250m付近ではそれ以上の風が吹いているので危険な場合もあります。

「模型航空機」は普通のドローンよりも風に弱いですので、注意しないと機体がバランスを取れずに墜落してしまう可能性があります。

Mavic Miniは風速7m/sほど耐えられるようになってますし、少しくらいの風なら全然問題ないですが、墜落のリスクが増すということで、もし飛ばすならプロポ画面の「強風注意」の文字をしっかり確認し慎重に飛ばす必要があります。

墜落すると被害が大変!

高度が高くなればなるだけ、機体が墜落した時の衝撃は増します。

海上で船もいなければ大丈夫かもしれませんが(それでも廃棄になりますが…)、船がいたら破損する可能性はあるでしょうし、万が一人に当たったら怪我では済まない可能性があります。

150mよりも200m、200mよりも250mと、高度を上げるだけリスクも上がることをぜひ頭に入れておきましょう!

また、墜落で人や物への被害・損害はもちろんですが、衝撃が強いのでバッテリーが発火してしまう可能性も否定できません。

特に森や山などで墜落させてしまうと最悪の場合火災になってしまうことも想定できますので、やはり高く上げるのは最大限の注意を払わないといけませんね。

バッテリーの消耗が早い

模型航空機の場合、そもそもバッテリーの飛行時間が短いです。

Mavic Miniは風がなくて18分、風があるとより短くなります。(実質バッテリー1本で10分ちょっとしか飛ばせない)

そして、高度を上げる行為はバッテリーを消費するため、風があってなおかつ250mまで上げてしまうと、それだけで結構なバッテリーを消費してしまいます。もちろん、上げたら下ろしてこなければならずそれにも時間がかかります。

ですので、150m以上飛ばすならいつも以上に早く帰還させるのはもちろんのこと、こまめにプロポ画面のバッテリー残量はチェックしておく必要があります。

有人機と接触する可能性が増す

「模型航空機」は一応250mまで飛ばせるルールではありますが、それは小型ゆえにそこまで飛ばすことができない前提で作られたルールです。

ヘリコプターなどの場合、最低安全高度が

  • 人口密集地の最も高い障害物上空から300m
  • 人家のない地域や水面上空から150m

と定められているようで、今回撮影した来島海峡大橋などでは、おそらく後者に該当するでしょうから、150m-250mの空域にヘリコプターが来てもおかしくないということです。

有人機がここまで高度を下げてくることはないかと思いますが、低い高度を飛行しているヘリを見かけたことは多々ありますし、ドクターヘリなどは突然予期せぬ場所で降りてくることもありますので、少なくとも衝突&接近の可能性は増しますね。

模型航空機は有人機から判別できるように、機体の色を目立たせたりする規制もありませんし、補助者も必要ありませんので、万が一同じ空域に有人機と模型航空機がいた場合には非常に危険です。

個人的には250mまで飛ばせる反面これはこれで怖いですので、なんらかの規制は必要かなと思っていますし、どうやら今後ルール改正されるようです…。

今後「模型航空機」が規制される可能性

発売当初から予想はできましたが、どうやら200g未満の「無人航空機」でも、Mavic MiniのようにGPSの電波をキャッチして安定して飛行できる機体が出てきていることから、国土交通省はこれらを規制する方向に進んでいるようです。

無人航空機すべてが対象というわけではなさそうですが、間違いなくMavic Miniは含まれるでしょうし、そうなるともう自由に飛ばせなくなります。

非常に残念ではありますが、個人的には、高度は規制してもらって結構ですが、「30m」「目視外」に関してはこれまで通り規制しないでもらいたいですね^ ^

 

 

まとめ

Mavic Miniを含めた重量200g未満の「模型航空機」では、空港周辺や航空路などを除いて許可なく250m未満まで飛ばせることを紹介しました。

これまで撮れなかった高さから映像が撮れますし、きっともう時期飛ばせなくなりますので、飛ばせるか否かを確認し早速飛ばしてみてはいかがでしょうか?

私は規制される前に150m-250mの空域からの映像をたくさん撮ってます^^;

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