DJI社がついにトンデモないドローンを発売してきました。
重量199g
2.7K+3軸ジンバル
飛行時間18分
これを見ただけでドローンユーザーは発狂するはず^^;
その名も「Mavic Mini」。
発売前、「その時、日本が驚く」と公式サイトに宣伝され、みな疑いの目を持っていたと思いますが、ついにDJI社がやってくれました!
なにより、重量199g(本体149g+バッテリー50g)で200g未満ということで航空法が適用されず、幾分自由に飛ばすことができます。
おまけに、2.7K(3軸ジンバル)のブレない映像が撮れ、さらに18分間も飛行されることができるという、もはや最強ドローンと言ってもいいのではないでしょうか?
以下に該当する方は即買いOKで、売り切れがしばらく続く可能性が高いドローンですので早めにチェック!
・はじめて空撮用ドローンを購入する人
・趣味で気軽に飛ばしたい人
・航空法の許可を取ることなく綺麗な空撮映像を撮りたい人
・小型でとにかく携帯性に優れたドローンがほしい人
Mavic Mini単体:46,200円
Fly Moreコンボ:59,400円
公式サイトはこちら↓
もちろんAmazonでも買えますよ!
DJI公式の映像もチェック!
即買いOK!ドローン「Mavic Mini」のスペック
Mavic Miniの一番の驚きは、これまで不可能だと思われたていたことを可能にしたことです。
通常、航空法が一部適用されない200g未満のドローンとなると、GPSがなかったりジンバルがなかったりするため、使えるような高画質な映像を撮ることができませんでした。
ところが、Mavic Miniは200g未満でGPSはもちろんのこと、3軸ジンバル2.7Kで撮影ができ、まだ実機は触っていませんが、性能的に当然使えるレベルの映像が撮れると思われます。
詳細なスペック(性能)
詳細なスペック(性能)を見ていきます。
ドローンの重量
日本:199g(本体149g+バッテリー50g)
他国:249g(本体149g+バッテリー100g)
Mavic Miniの一番凄い点は、日本では航空法(の一部)が適用されるか否かの境になっている「200g」未満のドローンであるということです。
ドローン本体とバッテリーを合わせて199gということで、超ギリギリではありますが、しっかり200g未満に作られていますので、わりと航空法を気にすることなく飛ばすことができます。
また、日本以外の主な国(中国や米国)では、機体を登録するか否かの境が「250g」となっており、それ故、そのギリギリとなる249gで発売しています。
機体自体はまったく同じで、唯一異なるのがバッテリーの重さです。日本は50gであるのに対し、他国は100g。もちろんそれは飛行時間に関係してくるわけで、あとで詳しく紹介しますが、日本よりも他国のほうが長時間フライトが可能です。
最大速度
Sモード:47km/h
Pモード:29km/h
Cモード:14km/h
機体自体が小さいこともあり、速度はそこまで出ません。
鉄道や車など動く被写体を撮ったりしない限りはそこまで速度は重要ではありませんので、物足りなさは若干ありますが、まぁ十分許容範囲かなと思います。
ただ、機体は小さく風に弱いことも加わり、あまり遠くに飛ばし過ぎると戻ってこない可能性がありますので、普段Mavic 2などの機体を使っている人は、速度が遅いことは頭に入れておく必要があります。
同じ(スピード)感覚で飛ばすとバッテリー切れを起こす可能性が。
また、今回新たに「Cモード(CineSmooth Mode)」が選べるようでして、これはブレーキ時間を長くして、より滑らかなショットや、より映画的な映像を実現するためのモードだそうです。
想像ですが、ATTIモードのように舵を入れなくても急に止まらず、滑らかに止まるようなモードではないかと思います。GPSが効いていると、舵を戻した途端にドローンはピタッと止まってしまい、映像的にはやや残念なものになってしまいます。
ATTIモードを常用する人たちからは、前々からそれに対して不満がありましたので、今回こだわって撮影する人のためにCモードを新たに作ったのではないかと思います。
ちなみにTモードは見当たりません。
飛行時間
日本:最大18分
他国:最大30分
飛行時間は最大18分になります。
おそらく、実質10分+αくらいの時間しか飛ばせないでしょう。
そもそもバッテリー自体が非常に小さいですので仕方ありませんが、199gのドローンを最大18分も飛ばせれば十分と言えます。
一方、他国の場合にはバッテリーの重さが2倍ありますので、その分長く飛ばすことができます。その時間なんと30分!245gの機体を30分も飛ばせるのはさすがに凄すぎです!
いくら嘆いても仕方ないですが、もし日本でこの機体を30分間も飛ばせてたら、それは最高だったのですが…。
先程も紹介した通り、これが日本の「200g」と他国の「250g」の規制の違いによって生まれる損失です!
あと、今回ありがたかったのが、DJIが日本市場を見捨てなかったこと。わざわざ日本のために別にバッテリーを開発してくれたこと。これは本当に感謝しかないです^ ^
風速
風速8m/s
機体が小さいわりに風速8m/sまで耐えられます。
これは凄いですね!!!
過信してはいけませんが、これだけ耐えられれば、Mavic Airなんかと比べても数字上はさほど変わらない気がします。
Mavic Miniの最大の欠点は「風」になると思われましたが、5m/sくらいであればもしかしたら全然問題なく飛ぶのでは?なんて思います・・・。
これは実際に飛ばしてみないとなんとも言えません。
カメラ
センサー:1/2.3″ CMOS
動画:2.7K(30fps)、フルHD(60fps)
写真:12メガピクセル
ビットレート:40Mbps
当然ながら機体の大きさから、高品質なカメラは載せられませんので、それ相応のカメラ性能となっています。
4Kで撮れればよかったんですけど、それでもこの小ささなら2.7Kもあれば妥協できます^^;
フルHDも60fpsまでと、120fpsくらいはほしかったのですがこれも仕方ありません。
クイックショット
ロケット
サークル
ドローニー
ヘリックス
ここでは1つずつ説明しませんが、これまで同様のクイックショットが搭載されています。
誰でも簡単にいい感じの映像が撮れますね!
伝送
伝送:拡張Wi-Fi
距離:最大4km
拡張Wi-Fiになりますので、物陰に隠れてしまうと電波は途切れやすいので、そこだけは飛ばす際に注意。
OcuSyncならよかったのですが…。
伝送距離は4kmですので十分です。
アプリ
DJI Fly
どうやらMavic 2などが使う「DJI GO4」アプリではなく、新しいアプリを使う感じですかね。
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詳細なスペック情報は以下参照(拡大可能)↓
Mavic Miniの販売価格
Mavic Mini単体:46,200円
Fly Moreコンボ:59,400円
なぜか日本はいつも数千円割高です^^;
米国では単体とコンボでは$100しか変わらないのに、日本では1万3千円もの差があります…。
そして、単体でも米国は$399で、日本円換算で43,000円くらいなのに、なぜか数千円高い!
「Fly Moreコンボ」での販売も!
真面目に空撮するならバッテリーは3本くらいは必要ですから、おそらく多くの方が単体ではなく、バッテリーやプロペラガードを付いている「Fly More コンボ」を買うと思われます。
付属品は下記になります。
・ドローン本体(Mavic Mini)
・バッテリー1本
・プロペラ(ホルダー)
・プロポ(コントローラー)
・充電器ベース
・ケース(コンボ)
・バッテリー計3本(コンボ)
・プロペラガード(コンボ)
国土交通省の申請が必要ない
繰り返しになりますが、Mavic Miniは重量199gで航空法が一部適用されない200g未満のドローンになりますので、国土交通省に許可を取る必要が基本的にはありません。
「目視外飛行」や「人・物件から30m以内」の条件で飛行する場合には、200g以上の場合には趣味でもわざわざ国土交通省に許可を撮る必要がありますが、それをしなくてOKということで、これまでよりも幾分気楽に飛ばせることになります。
国土交通省に許可を得るには、開庁日10日前までに申請する必要があったり、事後の飛行報告をしなくてはならなかったりして面倒だったのですが、その面倒から開放されるのです。
航空法以外の法律があるので注意!
あくまで航空法の一部が適用されないということであり、その他のドローンに関連する法律は変わらず遵守する必要があります。
遵守しなければならないのは主に下記の法律。
小型無人機等飛行禁止法
こちらは重量関係なく関わってくる法律です。
国会議事堂や皇居、原子力発電所などなど、国の重要施設周辺での飛行を禁止するものです。
Mavic Miniでも飛ばすことはできませんので要注意!
民法
ドローンを飛ばす上でまず考えるべきは、「航空法」はもちろんのこと、ドローンを飛ばす場所の許可を取ってあるか否か。
実は航空法の許可以上に面倒なのがこの土地所有者への許可です。
日本中、すべての土地は誰かの土地(個人、国・県・市)ですので、自分の土地で飛ばす以外には基本許可がいります。
いくら200g未満で航空法の許可が必要ないからといって、こちらの許可は必要ですので、ぜひ忘れないようにしましょう!
道路交通法
道路上で離発着する場合には、道路交通法が関わってきます。
こちらも重量は関係なく、引き続き道路上で離発着する場合には警察署に確認が必要です。
港則法や港湾法
海や海岸で飛ばす際にも許可がいります。
重要港などでは禁止されていたり制限があることがありますので要注意。こちらも管理している組織に事前に飛ばしてOKか確認する必要があります。
自然公園法
国立公園などで飛ばす際にも、引き続き入林届等は必要です。
199gだからといって飛ばしたい放題飛ばすのは厳禁。
条例
意外と見落としがちなのが条例です。
これは全国一律ではありませんし、その都道府県や市町村によって規制されているか否かは異なりますので、こちらもあらかじめ公式サイトなどで確認する必要があります。
東京の公園では引き続き飛ばせませんし、多くの公園では禁止されていることが多いです。
目視外飛行OKで、ひとりで飛ばせる!
航空法の対象となるドローンでまともに空撮映像を撮るには、どうしても手元のFPV画面を見る必要があり、そうなると必然的に「目視外飛行」になってしまいます。
しかし、この「目視外飛行」は実は航空法で規制されてる事項でして、もし目視外飛行するには、許可を取った上で補助者を置く必要があり、つまり一人で飛ばすことは事実上不可能なわけです。
それが、Mavic Miniは航空法の一部が適用されないということで、「目視外飛行」を補助者を置くことなくすることができ、ひとりで飛ばしたい人にとっては非常に喜ばしいことです。
これによって、依頼された簡単な撮影でしたら一人でもこなすことが可能になり、もしかしたら仕事にする人も出てくるかもしれませんね。(安全上、一人だとアレですが…)
FISSの登録は?
国土交通省から許可を得て飛ばす場合には、今後FISS(飛行情報を共有するサイト)に登録する必要があったりします。
ところが、Mavic Miniであれば原則登録することなく飛ばすことが可能です。
正直、FISSの存在意義は不明でして、2020年1月以降に販売されるまともなDJI社製ドローンにはADS-B(Automatic Dependent Surveillance-Broadcast)受信設備が搭載される予定ですので、有人機にこれの搭載を義務化し、こちら側がわかるようにしておけば接触&接近は防げます。
(そもそも厳しい法律を遵守していれば接触や接近は起きないですが)
また、他のドローンと接触する可能性も正直限りなくゼロ%に近いですので、有用性が「・・・」で、ただドローンを飛ばす側の面倒がひとつ増えたということ以外に何もありません。
Mavic Miniは登録の必要がなく、逆にMavic Airを(許可を受けて)飛ばす場合には登録が必要というのは、なんだかよくわかりませんね^^;
200g未満ドローンの今後の規制について
DJI社の努力によって生まれた199gドローンですが、当然ながら法律はその時代の状況に合わせて変えていくことができます。
現段階では200g以上のドローンが航空法の対象ですが、万が一200g未満のドローンで事故が多発したり世間を賑わせるようなニュースになってしまった場合、再び法律が改正されて200g未満のドローンも規制されてしまう可能性は大いにあります。
規制大好きニッポンですから、可能性としては結構高く、航空法の一部が適用されないからといって最低限のマナーや守るべき法律はしっかり守らないと、すぐにこの喜びもなくなってしまいます。
Mavic Miniは200g未満ながらかなり高性能ですので、ひょっとするとこの機体がきっかけで規制されてしまうことがあるかもしれません…。
だって、Mavic MiniとMavic Airでそこまで大差があるとは思いませんし、Mavic Airが規制対象なら当然Mavic Miniも規制対象であってもおかしくないですね。
Mavic Miniはこんな人におすすめ!
以下に該当するなら “買い” ですね!
・はじめて空撮用ドローンを購入する人
・趣味で気軽に飛ばしたい人
・航空法の許可を取ることなく綺麗な空撮映像を撮りたい人
・小型でとにかく携帯性に優れたドローンがほしい人
値段は大体4万円台になると思われますので、初めて真面目に空撮したい方には値段的にも最高の機体になると思います。
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