【2023年】初心者必見!人気でおすすめの空撮ドローンと選び方

DJI社のおすすめドローン 機体情報(レビュー/リーク等)
  • 最新のおすすめ空撮ドローンを教えて
  • 初ドローンはどれを買えばいいの?
  • ドローンの選び方を知りたい!

ドローンの購入を検討していて「一体どのドローンを買えばいいのか?」迷っている人は多いと思います。

映像撮影用のドローンは高額ですので、絶対にドローン選びで失敗したくないのが皆さんの本音ですよね?

この記事では、これからドローンで空撮を始めようとしている人向けに、法律の観点や使用用途から2023年最新のおすすめドローンを紹介しています。

映像撮影する全員が買うべきおすすめドローン

DJI Mavic3シリーズ

全員が絶対に買うべきドローンがDJI社のMavic 3シリーズです。

✅小型機で持ち運び可能
✅リモートID搭載
✅センサーサイズは4/3型
✅4K120fps/5.1K50fps
✅10bit-Log/HDR対応
✅写真は20MPの12-bit RAW

業務の現場でもっとも使用頻度の高いドローンで、小型機ながら素晴らしい写真・映像を撮影できます。

趣味でも高クオリティーの素材を撮りたいなら買って損をしない1台です。

DJI公式サイト:詳細・購入はこちら

↓↓最新おすすめ空撮ドローンの比較へ↓↓

空撮ドローンを選び方

空撮ドローンを選ぶ際の基礎知識と注意点を書いていきます。

ドローンは高額なので、購入で失敗しないためにも事前に基礎知識や注意点を理解したうでドローンを選びましょう。

購入時には下記を考慮して購入すればOKです。

数千円〜3万円のトイドローンはダメ

初めてドローンを購入する人がやってしまいがちなのが、値段が安いという理由で数千円から数万円の安いドローンを買うことです。

Amazonで検索してみると、カメラが付いていて映像が撮れそうな安いドローンはたくさんあります。しかしそれらは「トイドローン(おもちゃドローン)」と呼ばれていて、結論から言うと、綺麗な映像を撮れません

たとえレビューで高評価だったとしても、ブレない綺麗な映像が撮れるトイドローンは100%ありませんので、安さに惹かれて買わないよう注意してください。

空撮ドローンは最低5万円から

まともな映像が撮れる空撮ドローンは最低でも5万円はしますので、それより安い機体は買わないようにしましょう。

あくまで「最低」この値段であって、空撮ドローンは通常なら10万円以上、プロ向けになればレンズ込みで100万円を超えてきます。

5万円は空撮映像を撮れる本当に最低ラインです。

GPS搭載は必須

安全安心のGPSが搭載されているドローンを選びます。

GPS搭載によるメリットは下記のとおり。

  • 安全度が増す(自動でホバリング)
  • 真っ直ぐ直線で飛んでくれる
  • ブレのない映像を撮れる

GPSが搭載されていないドローンはまず選択肢から外しましょう。

先程紹介したトイドローンにはGPSが搭載されていないことが多いので(搭載されていても精度が低い)、その点からも選択肢からは外れます。

ジンバル搭載カメラは必要不可欠

空撮ドローンに欠かせないジンバル。

ジンバルとは振動によるブレを軽減する装置のこと。

上空に飛んでるドローンは、モーターや風などで小刻みに振動しています。ジンバルがないドローンでは映像がブレブレになりますが、ジンバルがあることでブレのない映像が撮れるのです。

綺麗な映像を撮れるようになったのは、ブレを軽減するジンバルが搭載されたから。ジンバルなしの空撮映像は使えたものじゃありません!

カメラだけ付いたドローンでは撮影できませんので、必ず「カメラ+ジンバル」が付いているドローンを選ぶ必要があります。

なるべく重量の重い機体を買う

重いドローンのほうが安全性が高いです。

周囲の障害物を検知し自動で避けてくれるセンサーが搭載されていたり、ある程度の風にも耐えれる性能が備わっています。

カメラの性能に関しても、機体が大きければ大きなセンサーを搭載したカメラを載せれるため、高クオリティーな映像を撮れるのです。

初心者ほどある程度重いドローンを買ったほうがいい!

すべての機能で重い機体のほうが高性能なため、目安として500gを超えるドローンを選ぶと安心です。

選択肢はDJIの一択

最近は肩を並べるドローンも出てきていますが、それでも購入するならDJI社が販売しているドローンの一択と認識してもらってOKです。

DJI社はホビードローン界で世界70%のシェアを占めており、日本で空撮している人のほとんどがDJI社のドローンを使用しています。

映画やCM、PVなどの空撮映像のほとんどがDJI社のドローンで撮られています!

DJI社はさまざまな点で他社と比較してずば抜けており、同じレベルで空撮できるドローンはほかにありません。

  • 長年の実績がある
  • 機体の安全性が高い
  • 利用者が多いため情報も多い

DJI社のドローンは安全性が高く、情報が多いこともあり、初めて買う人にはもってこい!

この先で紹介しているドローンもすべてDJI社製のものになります。

リモートID搭載のドローンを購入

重量100g以上のドローンはすべて「無人航空機」となり機体登録が義務化されています。

機体登録と同時にリモートID機能の搭載も義務化されており、すでに機体にリモートID機能が搭載されている機体の購入がおすすめです。

リモートID対応機種
Mavic 3 Pro、Mini 3 Pro、Mini 3、Mavic 3 Classic、DJI Air 2S

DJI社のドローンを購入するなら上記の機種から選びましょう!

【2023年】おすすめの空撮ドローン

おすすめ空撮ドローン

おすすめの空撮用ドローンを紹介します。

現在販売しているDJI社のドローンで、すべて綺麗な映像・写真を撮れる機体になります。

おすすめ順に並べると以下のとおり。

  1. DJI Mavic 3シリーズ
    (中・上級者向け)
  2. DJI Mini 3 Pro
    (初・中級者向け)
  3. DJI Air 2S
    (初・中級者向け)
  4. DJI Mini 3
    (初心者向け)
  5. DJI FPV
    (番外編)

全員買うべきなのがDJI Mavic 3シリーズで、これを買っておけば間違いありません。

金銭的にどうしても買えない場合は、Mini 3 ProかAir 2Sを買いましょう。どちらがいいかはLog撮影するかどうかで決めます。Log撮影はあとで色編集するための収録方法で、そのままの映像は使えず、必ず色編集(カラコレ・カラグレ)が必要です。

Log撮影が必要ならAir 2Sですし、必要ないならMini 3 Pro。

初ドローンで映像にそこまでこだわりがないならMini 3で充分です。

おすすめドローンの比較表【一覧】



DJI Mavic 3
(中・上級者)


DJI Mini 3 Pro
(初・中級者)

DJI Air 2S
(初・中級者)
DJI Mini 3
DJI Mini 3
(初心者向け)
おすすめ度
(5 / 5.0)
(4 / 5.0)
(4 / 5.0)
(3 / 5.0)
発売日2022年11月
2023年4月
2022年5月2021年4月2022年12月
値段Classic単体
179,300円
Classic(RC-N1)
189,200円
Classic(DJI RC)
209,000円
Pro(DJI RC)
261,800円
Proコンボ(DJI RC)
352,000円
Proコンボ(DJI RC Pro)
471,900円
Cineコンボ(DJI RC Pro)
563,420円
Mini 3 Pro
92,400円
コンボ(RC-N1)
106,700円
コンボ(DJI RC)
119,900円
DJI Air 2S
119,900円
コンボ(RC-N1)
165,000円
DJI Mini 3
50,380円
コンボ(RC-N1)
64,900円
コンボ(DJI RC)
82,500円
重量895g249g595g248g
速度68km(Sモード)
54km(Nモード)
18km(Cモード)
57km(Sモード)
36km(Pモード)
21km(Tモード)
68km(Sモード)
54km(Nモード)
18km(Cモード)
57.6km(Sモード)
限界高度6000m4000m5000m4000m
飛行時間43-46分34分/47分31分38〜51分
耐風12m/s10.7m/s10.7m/s10.7m/s
ストレージ8GB
1TB(Cine)
なし8GBなし
センサー4/3型
CMOS
1/1.3型
CMOS
1型
CMOS
1/1.3型
CMOS
絞りF2.8-F11
(可変)
F1.7
(固定)
F2.8
(固定)
F1.7
(固定)
ISO【広角/望遠】
100〜6400
(動画)
100〜6400
(写真)
動画
100~6400
(オート)
100~6400
(マニュアル)

写真
100~6400
(オート)
100~6400
(マニュアル)
動画
100~3200
(オート)
100~6400
(マニュアル)

Dlog-M動画
100~800
(オート)
100~1600
(マニュアル)

写真
100~3200
(オート)
100~12800
(マニュアル)
動画
100〜3200
写真
100〜3200
画素数20MP48MP20MP12MP
静止画ファイルJPEG/DNG(RAW)JPEG/DNG(RAW)JPEG/DNG(RAW)JPEG/DNG(RAW)
動画解像度5.1K50fps
4K120fps
FHD200fps
4K60fps
2.7K60fps
FHD120fps
5.4K30fps
4K60fps
2.7K60fps
FHD120fps
4K30fps
2.7K60fps
FHD60fps
動画ビットレート200Mbps150Mbps150Mbps100Mbps
ズームハイブリット28倍4K:2倍
2.7K:3倍
FHD:4倍
(デジタル)
4倍:
4K30fps
2.7K60fps
6倍:
2.7K30fps
1080p60fps
8倍:
1080p30fps
(デジタル)
4K:2倍
2.7K:3倍
FHD:4倍
(デジタル)
障害物センサー全方向前方・後方・下方前方・後方・
上方・下方
なし
伝送システムO3+O3O3O2
最大伝送距離8km8km8km6km
スマート送信機対応対応対応
動画フォーマットMP4
MOV
H.264/H.265
Apple ProPres
(CINE)
MP4
MOV
H.264/H.265
MP4
MOV
H.264/H.265
MP4
(H.264)
カラーモードDlog-M
(10bit)
D-CinelikeDlog-M
(10bit)
ノーマル
ノーマル
詳細詳細を見る詳細を見る詳細を見る詳細を見る
※表は横にスクロールできます

おすすめドローンの主な性能の比較です。

DJI Mavic 3シリーズ

DJI Mavic3シリーズ

DJI社のフラグシップモデル「DJI Mavic 3」シリーズは、撮影する全員におすすめします。

趣味であっても高品質な映像・写真を本気で撮影したい人は絶対に買って損をしない1台。

小型にもかかわらず、4/3型(フォーサーズ)センサー搭載で、絞りの調整も可能。10-bitのD-LogやHLGでの撮影に対応しており、Cine版はApple ProResでの収録もできます。静止画も12-bit RAWと一眼カメラ並みの写真を撮れるのです。

空撮の業者もメインで使用する機体になります!

飛行時間は脅威の46分

DJI Mavic 3の飛行時間は43〜46分と長いです。

飛行時間が長ければメリット多数。

  • たくさん映像や写真を撮れる
  • バッテリー残量を気にせず撮影に集中できる
  • 遠くへ飛ばしたり、強風時も安心

46分も飛べるのは革新的。

飛行時間が伸びれば伸びるほどたくさんのカットを撮影できますし、バッテリー残量を気にする必要なく撮影に没頭できます。距離も1〜2km先まで躊躇なく飛ばせますし、バッテリー消費が激しい強風時でも安心感があります。

耐風性能も大幅UP

風に弱いドローンですが、風速12m/sまで耐えれるのは素晴らしいです。

台風は別ですが、地上で観測される風速で飛ばせないことは少ない。

国土交通省へ申請する際に使用するマニュアルを変更することで、風速12m/sまで飛行可能になるため、ぜひ独自マニュアルで申請しましょう。

4/3型CMOSセンサー搭載で綺麗な画質

映像に関しては文句なしの機体です。

センサーサイズも従来より向上し4/3型(マイクロフォーサーズ)CMOSセンサー搭載。より多くの光を取り込めるようになりました。

24mm画角で絞りの調整(F2.8-F11)も可能。10bitのLog撮影、静止画は12ストップダイナミックレンジ。CINEモデルは「Apple ProRes」にも対応しており、プロフェッショナルな現場でも使用可能です。

Log撮影ではなく、通常のノーマルカラーで撮影してもハッセルブラッド ナチュラルカラー ソリューション」(HNCS)により、初心者でも綺麗な映像は簡単に撮れます!

3つの焦点距離(画角)で撮影可能

Classicは24mmの広角だけですが、Proには70mmの中望遠と166mmの望遠があります。

3つの画角で撮影できることで表現の幅が広がると同時に、撮影自体も楽しくなります。

望遠はセンサーが小さく画質が荒くなる傾向にありますが、しっかりピントを合わせてブレ補正をかけてあげればまぁ使える映像にはなります。(望遠は静止画撮影で効果を発揮)

DJI Mavic 3の欠点

機能・性能面において、実際にたくさん撮影しても欠点を見つけるのが難しい機体です。

強いて言うなら価格ですかね。Classicはお安くなりましたが、ProやCineになると高額で趣味の人はなかなか手を出しづらい価格です。ドローンは破損の可能性もありますし…。

プロポはモニター内蔵を推奨

プロポ(送信機)は3種類ありますが、おすすすめはモニター内蔵型のプロポです。

DJI RCとDJI RC Proがありますが、HDMIで撮影する映像を出力する人はRC Proを購入。それ以外はDJI RCで充分です。

3種類あるMavic 3シリーズの違い

Pro CineProClassic
カメラ通常
(4/3型CMOS)
中望遠
(1/1.3インチ)
望遠
(1/2インチ)
通常
(4/3型CMOS)
中望遠
(1/1.3インチ)
望遠
(1/2インチ)
通常
(4/3型CMOS)
重量963g958g895g
サイズ折畳時
231.1×98×95.4mm
展開時
347.5×290.8×107.7mm
折畳時
231.1×98×95.4mm
展開時
347.5×290.8×107.7mm
折畳時
221×96.3×90.3mm
展開時
347.5×283×107.7mm
飛行時間43分43分46分
飛行距離28km28km30km
Apple ProRes 422 HQ
Apple ProRes 422
Apple ProRes 422 LT
対応非対応非対応
内部ストレージ1TB8GB8GB
値段DJI RC Pro
563,420円
単体
261,800円
DJI RC
351,800円
DJI RC Pro
471,800円
単体
179,300円
RC-N1
189,200円
DJI RC
209,000円

DJI Mavic 3シリーズはProとPro Cine、Classicがあり、違いは上記のとおりです。

選び方は下記になります。

  • Pro Cine:Apple ProResでの収録が必要な業者・個人
  • Pro:中望遠・望遠ズームを使う業者・個人
  • Classic:中望遠・望遠ズームが必要ない業者・個人

映像の綺麗さにこだわるなら「DJI Mavic 3」の一択です!

DJI Mini 3 Pro

小型ながら業務でも使えるレベルの映像を撮れる「DJI Mini 3 Pro」。

従来のMiniシリーズより格段に進化しており、わずか249gで素晴らしい性能を兼ね備えたこの機体は、まさに名機とも言えます。小型ゆえに携帯性に優れており、それでもって綺麗な映像を撮れるため、ちょっとした撮影に持っていくのに適しています。

DJI Mini 3 Proの性能

発売日2022年5月
値段Mini 3 Pro:92,400円
RC-N1:106,700円
DJI RC:119,900円
Fly Moreキット Plus:29,480円
重量249g
速度57km(Sモード), 36km(Nモード),21km(Cモード)
限界高度4,000m
飛行時間34/47分
耐風10.7m/s
内部ストレージなし
センサーサイズ1/1.3型CMOS
絞りF1.7(固定)
ISO動画:100-6400
写真:100-6400
画素数48MP
静止画ファイルJPEG/DNG(RAW)
動画解像度4K60fps
2.7K60fps
FHD200fps
ビットレート150Mbps
ズーム4K:2倍
2.7K:3倍
FHD:4倍
(デジタル)
障害物センサー前方・後方・下方
伝送システムO3
最大伝送距離8km
スマート送信機対応
動画フォーマットMP4、MOV、H.264、H.265
カラーモードD-Cinelike

小型で荷物のスペースを取らない最強のサブ機

Miniシリーズの最大の魅力は、小型ならではの携帯性です。

旅行時や登山時はできる限り荷物を最小限にしたいですが、Mini 3 Proは本当に小さく、荷物のスペースを取りません。もうひとまわり大きなドローンですと邪魔に感じることもありますが、Miniシリーズは邪魔にならない大きさなのです。

最長47分という飛行時間の長さ

もう1つDJI Mini 3 Proが素晴らしい点は、飛行時間の長さです。

前機種のMini 2は日本仕様ですと18分しか飛びませんでした。ところが、Mini 3は通常で34分、大容量バッテリーを使うことで最長47分という飛行時間を実現します。

ドローンは可能な限り長い時間飛べるに越したことはありません。長い時間飛べると、そのぶんたくさ映像を撮れますし、余裕を持って帰還させれることから安全性も増します。

47分という飛行時間は、DJI社の空撮機のなかでもっとも長いです!

1/1.3型の綺麗な映像に48MPの高画素

DJI Mini 3 Proのカメラは、小型にもかかわらず高性能。

映像の綺麗さを左右するセンサーサイズは、1/1.3型とほぼ1型センサーを搭載しています。これは業務でも使用できるレベルで、大画面で見ても綺麗です。

映像は4K60fpsで撮影でき、静止画は48MPでLAW撮影も可能。特に、48MPの高画素で撮影できるドローンはほかに少ないため、高画素機を求めている人にはおすすめできます。

Log撮影はできませんので、がっつり色編集したい人にはおすすめできません!

SNSに特化した縦型撮影

Mini 3 Proは縦型撮影ができます。

昨今、SNSではスマホ画面に合わせた縦型が主流となっており、編集でカットすることなく、撮影の段階で構図を決めて撮影できるのは大きなメリットです!

旅先などでインスタグラムのリール動画を撮影したり、SNSメインでドローン映像や写真を撮ろうと考えている人にはぴったりな機体です。

Mini 3 Proはどんな人におすすめ?

  • 初めて空撮ドローンを購入する人
  • SNS用の縦型映像を撮影したい人
  • 小型で持ち運びしやすいドローンを欲しい人

Mini 3 Proを選ぶ理由は上記3つです。

SNS撮影に特化した気軽に撮影できるドローンですので、がっつり撮影したいというよりも、旅先で使うことがメインの人は買いですね!

Mini 3 ProとAir 2Sはどっちを選べばいいの?

Mini 3 Proを選ぶうえで比較対象になるのがDJI Air 2Sです。

性能も価格もほぼ同じなため、一体どちらにしたらいいのか悩みます。

2つの機種の大きな違いは「映像の色編集」です。Air 2SのほうはLog撮影ができるため、編集の段階でがっつり色編集をしたい人はAir 2Sがおすすめ。つまり、色編集をがっつりしたいかどうかで、この2機種は選べばOKです。

自分の世界観を出したい人はAir 2Sですし、ノーマルカラーで充分だったり、少しだけ色をいじれれば事足りるならMini 3 Proになります。

Fly Moreキット Plusでの購入がおすすめ

機体だけ92,400円
機体+送信機106,700円
機体+モニター内蔵送信機119,900円
Fly Moreキット Plus29,480円

初めて購入するなら「機体」と「送信機」の2つが必要です。機体だけというのは、すでに送信機などを持っており、本当に機体だけが欲しい人が購入するものなので、初めて購入する人は関係なし。

DJI Mini 3 Proは、購入の段階で2つの選択肢があります。

  1. スマホを取り付けて操作する送信機
  2. モニター内蔵の送信機

ドローンは、モニターを見ながら操作をするわけですが、そのモニターが「自分のスマホ」か「あらかじめ送信機に内蔵されているモニター」かの違いです。

購入するときは、まずはこのどちらかを選びます。

モニター内蔵の送信機のほうをおすすめします!自分のスマホを使うのはなにかと不便です。

まともに空撮する場合には「Fly Moreキット Plus」の同時購入も必要になります。

ドローンを購入するとバッテリーは1本だけ付属されています。しかし、撮影でバッテリー1本だけでは足りず、最低でも3本は必要です。

「Fly Moreキット Plus」は、大容量バッテリーが2本プラスして付いているため、これを購入することで合計3本となり、しっかり空撮ができます。

DJI Air 2S

DJI Air 2Sは、2021年4月に発売された機体になります。

プロも仕事で使用する「Mavic 2 Pro」以上の性能を誇っており、それでもって値段が良心的ですので、今後まともに空撮するならこのドローン1台あれば事足ります!

DJI Air 2Sの性能

発売日2021年4月
値段(単体)
値段(コンボ)
119,900円
165,000円
重量595g
速度68km(Sモード), 54km(Nモード),18km(Cモード)
限界高度5,000m
飛行時間31分
耐風10.7m/s
内部ストレージ8GB
センサーサイズ1型CMOS
絞りF2.8(固定)
ISO動画:100-3200(オート),100-6400(マニュアル)
写真:100-3200(オート),100-12800(マニュアル)
画素数20MP
静止画ファイルJPEG/DNG(RAW)
動画解像度5.4K30fps
4K60fps
FHD120fps
ビットレート150Mbps
ズーム4K30fps:4倍
2.7K60fps:4倍
2.7K30fps:6倍
1080p60fps:6倍
1080p30fps:8倍
障害物センサー前方・後方・上方・下方
伝送システムO3
最大伝送距離8km
スマート送信機対応
動画フォーマットMP4、MOV、H.264、H.265
カラーモードDlog(10bit)

飛行時間は満足できる31分

DJI Air 2Sの飛行時間は無風状態で31分で、実際には25分くらい飛ばせます

正直、これだけ飛ばせれば十分満足ですし、「短いな」と感じることはないかと思います。逆に、「まだバッテリー持つんだ」と思ってしまうほどです^ ^

がっつり撮影する際には、さまざまな角度から撮ったり、同じ構図を納得いくまで撮ったりしますが、それでもバッテリーが余ってしまいます。

バッテリー残量のことをあまり気にすることがないのは大きなメリットですね。

風にも強い機体

ドローンの敵と言えるのが「風」です。

飛行機やヘリコプターすら風には弱いですので、4つのプロペラで飛んでいるドローンが風に弱くないわけはありません。実際、風の強い日に飛ばしてしまうと、帰還させられずに墜落させてしまうリスクが高いため、そもそも風の強い日というのはドローンの飛行は推奨されていません

私も風の影響を甘く考えていて、帰還させられなかったことがあります。思っているよりもドローンは風に弱いです!

ただ、風が吹いている日に飛ばすこともあるかと思います。

その時には少しでも風に強いドローンが求められるわけですが、DJI Air 2Sは最大10.7m/sの風にも耐えられるということで、これはかなり優秀です!平地で10.7m/sの風は経験がないので、極端な話、平地で飛行させる際には風はあまり気にする必要がなくなります

1インチセンサーでD-LOG撮影も可能!

映像に関しては、ものすごく綺麗な映像を撮れます。

1インチセンサーで5.4K(30fps)や4K(60fps)の解像度で撮影でき、なおかつD-log(10bit)でも撮影可能ですので、色編集をする本格的な人にも適した機体になっています。

スマホやPCではわかりづらいですが、大きなモニターで見ると、ほかの1/2.3センサーサイズのドローンの映像と比較すると、その綺麗さは一目瞭然です!

1インチセンサーのドローンをお求めならコレで間違いなし!

ズームはデジタルなので画質は劣化

ズーム自体はできるものの、スマホと同じ「デジタルズーム」として単に拡大しているだけですので、画質はやはり落ちてしまいます。

ただ、ズームできるということは「圧縮効果」を得られて少し違う表現をできるのも事実ですし、あまり近寄れない被写体を撮る際にも結構重宝します!

障害物センサーは左右にはない

飛行中、障害物を検知して急停止してくれるセンサーは前後・上下に搭載されています。

ただ、残念なことに左右には付いておらず、これは被写体を中心に旋回する「ノーズインサークル」をやる時には、障害物があっても衝突回避してくれないので危険があります。

これは目視したりして余裕を持って飛ばすことで解決可能です!

伝送はOcuSync3.0で強い

伝送に関しては「OcuSync3.0」を使用しており、これが途切れにくくて安心♪

ドローンは電波で飛ばしていますので、飛行中もっとも怖いのが電波が途切れてしまうことです。(いわゆる電波障害と呼ばれるもの)

OcuSync3.0はOcuSyncのなかでも最新のもので、何キロも遠くへ飛ばしたり、極端に物陰に隠れたりしない限りは電波が途切れることはありませんので、あまり電波のことを気にする必要がないというのが最大のメリットと言えますね!

ドローンを選ぶ際には、このOcuSync搭載のものを選ぶように!

スマート送信機対応でHDMI出力も可能

DJI Air 2Sは「スマート送信機」(別売り)に対応しているということで、HDMI出力によって外部モニターなどに映像を映しだすことができます。

仕事などでは、操作している自分以外にリアルタイムで映像を確認してもらう必要がある場合もあり、そのようなニーズに応えることができます。

なお、この「スマート送信機」の値段は85,250円と少し高め。

スマート送信機の購入はこちら

DJI Air 2Sのデメリット

  • 絞りがF2.8の固定
  • 左右に障害物センサーがない

正直、DJI Air 2Sの欠点(デメリット)はほとんどありません。

障害物センサーに関しては、先程書いたように目視して余裕を持って飛ばすことによって解決可能ですので、それほど気になるものではありません。

唯一挙げるとすれば、カメラの絞りがF2.8で固定なことです。

1インチセンサーで5.4KでD-log(10bit)で撮影できるハイエンド機種にもかかわらず、一体なぜ可変の絞りを搭載しなかったのか疑問でありますし、かなり残念な点です。ただ、こちらもNDフィルターを取り付けることで解決可能ですので、そこまで致命的な欠点ではないですね。

Mavic 2 Proと比較してどっちがいいのか?

DJI Air 2Sを買う時に比較対象になるのが「Mavic 2 Pro」ですが、どちらも似たような性能ですので、どちらのほうが良いのか迷ってしまうわけです。

結論から言えば、DJI Air 2Sのほうをおすすめします!

理由は以下の通り。

  • 性能は若干高い
  • 機体がより軽くてコンパクト
  • 値段が77,660円も安い

基本的な性能はすべて「DJI Air 2S」のほうが優れています。

撮影した映像に関しては、「Mavic 2 Proのほうが綺麗」と言っているプロの人もいるため、Mavic 2 Proのほうに軍配が上がるかもしれませんが、正直なところ、素人が目に見えてわかるかと聞かれればそれはないです…。

それよりもDJI Air 2SとMavic 2 Proでは、値段に77,660円の差があります。両方を比較してみて、Mavic 2 Proに77,660円も多くお金を払う価値があるかと聞かれれば、それは100%なく、この値段差を考えた場合、DJI Air 2Sのほうが断然コストパフォーマンスがいいです。

そして、持ち運びする場合、DJI Air 2Sのほうがより軽くてコンパクトですので、リュックなどに入れて持ち運ぶ人には断然DJI Air 2Sをおすすめします。

DJI Air 2Sはどんな人におすすめ?

  1. 高品質な映像を撮りたい人
  2. シネマティックな映像を撮りたい人
  3. 安全性の高い機体がほしい人
  4. 仕事で使用する予定の人

ちなみに、こちらのドローンはプロ向きでもあると同時に、初めてドローンを買う初心者向きでもありますので、全然初めてでも扱えるドローンになっています。

購入は必ずコンボセットでの購入を推奨

これはDJI Air 2Sだけに限りませんが、DJI社のドローンを買う際には、単品ではなく必ずコンボセットで購入するようにしましょう

コンボセットで買うと、バッテリーの充電ハブやプロペラの予備、収納バッグなどが付いてきますが、一番重要なのがバッテリーが3本付いてくることです。

ドローンはバッテリー1本だけでは全く遊べませんので、最低でも3本は必要になります。

個人的には最低でも4本は要りますね^^;

DJI Air 2Sの値段は、

  • 単体:119,900円
  • コンボ:165,000円

になります。

今回、コンボにはあらかじめNDフィルター(4/8/16/32)DJI Care Refresh(1年版)が付いており、これはとてもありがたいですね!

絞りが固定なDJI Air 2Sに「NDフィルター」は必須ですし、「DJI Care Refresh」と呼ばれる機体保険も、万が一墜落させて破損・紛失させてしまった時には安く機体を購入することができるため、加入しておいたほうがいいです。

「紛失」にも対応していることから、DJI Air 2Sを買うなら必須な保険です!

購入はAmazonや楽天などでも購入可能ですが、公式ストアで買うと購入金額の1%のポイントが付いてお得ですので、公式ストアからの購入がおすすめです。

◆必要なアクセサリー類

画質が綺麗で、もう少し安いドローンでしたら「DJI Air 2S」がおすすめ。

こちらもD-logで撮影できるため、色編集をがっつりできます。業務で使いたい方はこちらも候補に入ってきます。

DJI Air 2Sの特徴
・1インチセンサー搭載
・最大5.4Kで撮影可能
・4K60fpsに対応
・絞り非搭載
・D-Log対応
・静止画はLAW撮影可能

DJI Mini 3

DJI Mini 3

DJI社が発売する4K撮影ができる初心者モデルでMiniシリーズの最新モデルです。

DJI Mini 3の性能

発売日2022年12月
値段(単体)
(DJI RCコンボ)
(RC-N1コンボ)
65,120円
97,570円
79,750円
重量248g
速度57.6km
(Sモード)
限界高度4,000m
飛行時間38〜51分
耐風10.7m/s
内部ストレージなし
センサーサイズ1/1.3インチ
CMOS
絞りF2.8(固定)
ISO動画:100~3200
写真:100~3200
画素数12MP
静止画ファイルJPEG/DNG(RAW)
動画解像度4K30fps
2.7K60fps
FHD60fps
ビットレート100Mbps
ズーム4K:2倍
2.7K:3倍
FHD:4倍
障害物センサー下方
伝送システムO2
最大伝送距離6km
スマート送信機
動画フォーマットMP4
(H.264)
カラーモードノーマル

飛行時間は長い

飛行時間は無風状態で38〜51分です。

通常のバッテリーで38分、大容量バッテリーを使うと51分。飛行時間が長ければ安全性が増しますし、写真も動画もたくさん撮影可能です。

初心者モデルでありながら飛行時間が長いのはありがたいですね!

機体が軽いので風には弱い

機体が軽いため風には弱いです。

数値上は10m/sまで耐えられますが、このような数値は当てにするべきはありません。機体のパワーはそこまでないので、過信していると帰還させれなくなります。

強風下で飛ばしてしまうと帰還させられないリスクが高いですので、強めの風が吹いていたら飛ばさないほうが賢明です。

わたし自身も帰還させられなかったことが何度かありますし、そのようなケースは多いですので要注意!

4Kや2.7K(60fps)で撮影可

軽量&小型のドローンで「4K」という解像度で撮影できるのは素晴らしいです。

センサーサイズも大きいため、かなり綺麗な4Kを撮影可能。

デジタルズーム可能

画質は多少劣化しますが、デジタルズームも可能です。4Kは2倍までズームすることができ、圧縮効果を狙った絵を撮る際には重宝します。

また、モニターをタップしてズームするため、ズームする過程というのは基本的に録画することはでません。ただし、送信機の「Fn」ボタンを押しながらチルト調整のダイヤルをまわすことで、実はズームしていく過程を撮ることができてしまいます。

結構操作が難しいので現実的ではないですどねぇ…

伝送もOcuSync2.0で途切れない

伝送は「O2」なので十分遠くへ飛ばすことが可能です。

物陰に隠れてしまうとすぐにブラックアウトしやすいので注意!

障害物センサーはないので機体の安全性は低い

DJI Mini 3は「障害物センサー」が付いていないため、ほかのドローンと比べると危険性は増します。

もちろん目視して余裕を持って飛行すれば障害物との衝突は避けられます。致命的な欠点というわけではありませんが、より気をつけて操作する必要があります。

実はほかのドローンよりもこの初心者向けのMiniシリーズのほうが危険だったりするのです!

Mini 2とMini 3はどっちを買うべき?

これから買うなら、以下3つの理由からDJI Mini 3をおすすめします。

  • 重量
  • 飛行時間
  • センサーサイズ

重量はDJI Mini 2が199gと軽く、発売当時は法律面で優位性がありました。しかし、法律が改正されてその優位性はなくなり、ただ軽いだけの安全性に欠けた機体になりました。

DJI Mini 3は重量が248gと重くなり、耐風性能もあがっています。初心者は風の影響で未帰還にしてしまうリスクが高いため、なるべくなら耐風性能の高いMini 3を選んだほうがいいです。

飛行時間もDJI Mini 3は伸びています。重いバッテリーをつければ51分も飛びます。実質、40分くらいは飛ばせるため、たくさん飛ばせるという点で初心者には最適です。

一番の変更点ではセンサーサイズの大きさです。1/1.3インチもあるため、より多くの光を取り込めて映像や写真は断然こちらのほうが綺麗です。

DJI Mini 3はどんな人におすすめ?

  • 4K映像を撮影したい人
  • 持ち運びしやすいドローンを欲しい人
  • 値段の安いドローンを買いたい人

現在販売されているドローンは、どれも10万円を超えており高いです。

Mini 3の最大のメリットは、単体で6万円台、コンボで買っても8万円を下回る安さにあります。

「4Kの綺麗な映像を撮りたいけど、10万円は高すぎる!」という人におすすめできます。

DJI Mini 3 Fly Moreコンボ Plus(DJI RC付属)で購入

DJI Mini 3 Fly Moreコンボ Plus(DJI RC付属)

初めてドローンを購入するなら「DJI Mini 3 Fly Moreコンボ Plus(DJI RC付属)」で購入するようにしましょう。

値段は上がりますが、最初から送信機も予備バッテリーもケースも付いてきますので、これさえ買っておけば満足いくように飛ばせます。

【番外編】DJI FPV

番外編として、DJI社が発売したFPVドローンを紹介します。

こちらのドローンは4K60fpsで撮影できる撮影用のドローンであることは間違いありませんが、これまで紹介してきた空撮機とは少し目的が違います。

あらゆる制御がなくなり自由自在に飛ばすことできるため、空撮機では撮れなかった迫力ある映像を撮れます。

攻めた絵を撮影したい人はこちらのドローンを選択肢に入れてもいいかもしれません!

DJI FPVの性能

発売日2021年3月
値段83,600円(単体)
154,000円(コンボ)
重量795g
速度140km(Mモード)
97km(Sモード)
54km(Nモード)
限界高度6,000m
飛行時間20分
耐風10.8〜13.6m/s
内部ストレージなし
センサーサイズ1/2.3型CMOS
絞りF2.8(固定)
ISO100~12800
画素数12MP
静止画ファイルJPEG
動画解像度4K60fps
FHD120fps
ビットレート120Mbps
ズームなし
障害物センサー前方・下方
伝送システムO3
最大伝送距離6km
スマート送信機非対応
動画フォーマットMP4、MOV、H.264、H.265
カラーモードD-Cinelike

あらゆる制御がなく自由自在に飛行可能

これまで紹介してきた空撮機は、

  • GPSによる機体制御
  • 3軸ジンバルによる映像安定
  • 機体の傾き制御
  • 高度維持機能

によって安定した「静」な映像を撮るのに適していました。

それに比べてDJI FPVは、それらの制御がないため360度自由自在に飛行させることができ、しかも、高速で飛ばすことができるため「動」の映像を撮れます。

つまり、空撮機では撮ることのできない攻めた迫力のある映像を撮れるわけです!

もちろん、GPSが効いていない・高度を維持してくれないことによって操作は難しくなります。

3つの飛行モードがある

DJI FPVには以下3つの飛行モードがあります。

  • Mモード:完全に制御がないモード
  • Sモード:空撮機のSモードと同じ
  • Nモード:空撮機のNモードと同じ

「Nモード」と「Sモード」はいわゆる空撮機と同じで、機体の高度を維持、傾きも制限され、手元のスティックから手を離せば自動的にホバリングしてくれます。ただし、ジンバルが1軸なため、機体が傾くと映像も傾きますので、空撮機のような綺麗な映像を撮るのは難しいです。

映像が傾くので空撮機の代替え機にはなりませんね…

「Mモード」は、制御がまったくないモードですので、全ての操作を自分でしなければなりません。その代わりに、真上や真下に360度自由自在に飛ばすことができ、速度も最大140km出ますので、かなり迫力ある映像を撮ることができます。

また、映像は歪み補正&RockSteady EISによって、細かなブレはなくなりますので、FPV機で撮る綺麗な映像を撮影することが可能です。

シミュレーターでの練習は必須

DJI FPVが空撮機と異なるのは、実際に飛ばす前にシミュレーターで練習が必要な点です。

空撮機の場合には、あらゆる制御のおかげで初心者でも簡単に飛ばすことができますが、制御がないDJI FPV(Mモード)の場合には、練習しておかないと飛ばした瞬間に墜落させてしまいます。

DJI社はスマホアプリでシミュレーターを無料で提供していますので、そこで練習してから実機を飛ばすことになります。

初めてやると200%墜落させますので、いきなり実機で飛ばすのは絶対NGです!

初心者はハードルが高いから買わないほうがいい?

DJI FPVは万人向けのドローンで、もちろん初心者向けでもあります。

確かに、Mモードの場合には空撮機よりも墜落のリスクが高く、それでもって値段もそこそこしますので、初心者にとっては少しリスクの高いドローンと言えます。

しかし、シミュレーターで練習を重ねて普通に飛ばせるようになれば、初心者でも実機で墜落させずに飛ばすことができます。普通に飛ばせるようになった上で墜落させてしまうリスクは、空撮機となんら変わりませんから、DJI FPVは初心者向きではないという理由にはなりません。

障害物をギリギリ攻めたり、無駄に回転したり激しい動きをしなければ、墜落のリスクは正直空撮機よりも低いと思います。(もちろん普通に操作できた上での話です)

通常の自作FPVドローンをやるのはハードルが高い

DJI FPVはすでに機体が組んである完成機で、国土交通省への許可申請が済んだあとで、買ったらすぐに飛ばすことができます

ところが、自作FPVドローンに関しては、

  • 機体を自分で組み立てる(工具を使って)
  • 機体の性能等をPCなどで全て設定する
  • 5.8GHz使用のためアマチュア無線等の国家資格が必須
  • VTXの開局申請をする
  • バッテリーは爆発しないよう要管理
  • GoProやReelSteady GOを別途購入

などなど、やることが盛りだくさんでお金も労力も掛かります。おまけに、これらを全てクリアしたとしても、合法的にやると距離もそこまで飛ばせません…。

機械関係が苦手な(興味がない)初心者にとってはハードルが高すぎるんですよね!特に趣味でやるのに、こんなことしたくないのが本音…

本来自分で全部やらなければならない面倒なことを、全てお金で吹っ飛ばしてくれたのが「DJI FPV」であり、FPVドローンを始めるハードルを下げてくれたのです。

よって、DJI FPVは初心者向きなのです!

高速で低空飛行や真っ逆さまにダイブが魅力

DJI FPVは空撮機とは違う操作感で、自由自在に飛行させることができます

機体制御がないわけですから、真っ逆さまにダイブすることもできれば、真上に登っていくこともでき、ドローンを逆さまにすることだってできます。

これは空撮機では100%できないことですので、FPV機の最大の魅力です。

Mモードは最大140km出るわけですから、100km超えで超低空で飛ばすと迫力満点の映像が撮れますし、高いところから真っ逆さまにダイブすれば、それはそれでスリル満点な映像を撮れます。このような「動きのある映像」を撮りたい場合には、空撮機よりもDJI FPVをおすすめします!

電波も強く、4Kの綺麗な映像を撮れます!

伝送にOcuSync3.0を使用していることもあり、電波は2kmくらいなら全然途切れることはありませんので、海などで長距離飛ばすことができます。

DJI FPVは電波が途切れると自動的に緊急停止(ホバリング)し、RTH(自動帰還)が作動しますので、安全面でもとても安心です♪

映像に関しては、4K60fpsで滑らかなブレない映像を撮れ、センサーサイズは1/2.3インチではありますが、まぁそれなりに綺麗な映像は撮れます。おまけに、D-cinelikeでの撮影も可能ですので、多少の色編集もできますよ!

DJI FPVはどんな人におすすめ?

  • ドローンの自作や設定、国家資格の取得が面倒orやりたくない人
  • FPVドローンの初心者
  • 迫力ある攻めた映像を撮りたい人

自作ドローンをやっている人も、これから初めてFPVドローンをやる初心者にもおすすめな万人におすすめなドローンになってます。

とにかく、自作FPVドローンはハードルが高いですので、ハードルが高いと思っている人全員におすすめできますね。

懸念の操作に関しては、シミュレーターで慣れることでめちゃくちゃ簡単に飛ばせるようになりますので、そこは特に気にする必要はありません!

わたしもDJI FPVで初めてFPV機を始めましたが、シミュレーターをやったら普通に飛ばせるようになりました!巷では難しいと言われていますが、難しいのではなく、ただ慣れてないだけです!

初めての購入は必ずコンボセットで!

DJI FPVを操作するには、機体のほかにも送信機やゴーグルが必要になってきます。

機体だけを単品で買うこともできますが、それは「墜落させてしまって機体だけ欲しい」という人のためですので、機体だけ買っても飛ばすことはできません。

なので、初めて買うのでしたら必ずコンボセットでの購入になります。これを購入すればすぐにでも飛ばすことができます。(コンボセットの内容は上の画像の通り)

値段はコンボセットで154,000円です。

ただ、これだけ買っても実はダメで、このDJI FPVのコンボセットは残念ながらバッテリーが1本しか付属していないため、別途「DJI FPV Fly Moreキット」と呼ばれるバッテリー×2本と充電ハブが付いているものも同時に購入します。

「DJI FPV Fly Moreキット」の値段は33,000円。

DJI FPVコンボと合わせると合計で187,000円になります。

さらに最低限必要なのは、DJI Care Refresh。

  • DJI Care Refresh(1年版)が23,100円
  • DJI Care Refresh(2年版)が38,500円

DJI FPVで攻めた映像を撮る際に、衝突して故障させる可能性があるため、念のため入っておいたほうがいいですね!故障した際には、新品もしくは同等の機体と交換してもらえますが、その際には3万円ほど掛かるのを忘れずに。

あと、紛失には対応していませんので、機体を回収できないと保証は受けられません!

1年版と2年版どちらのほうがいいの?

個人的には「1年版」にしています。

理由としては、来年にでも後継機が発売されてしまったら、DJI FPVは使わなくなる可能性大ですので、今後のことを考えてとりあえず1年版にしています。

合計いくら?
  • DJI FPVコンボ:154,000円
  • DJI FPV Fly Moreキット:33,000円
  • DJI Care Refresh(1年版):23,100円

合計=210,100円

ほかに必要なアクセサリーは?
  • NDフィルター
  • 収納ケース(バッグ)
  • プロペラガード
  • バッテリー(予備)

NDフィルターはほぼ必須と言えます。絞りも固定ですし、野外で高速で飛ばすならなおさら必要になってきます。

収納ケースはコンボセットに付いてきませんので、別途購入する必要があります。

プロペラガードは許可申請の関係で必要なら購入すべきです。

バッテリーは、最低限3本は必要ですが、正直なところ、DJI FPVの場合にはバッテリー1本で実質10分ほどしか飛ばせませんので、3本では足りません!

個人的には5〜6本は必要ですね!

まとめ

2023年最新の初心者におすすめな空撮ドローンを紹介しました。

DJI社の空撮ドローンは購入してすぐに飛ばせる手軽さと、ブレのない映像を誰でも簡単に撮れるため非常におすすめできます。

どのドローンもそれ相応の値段がしますので、じっくり比較したうえで自分の使い方に合うドローンをぜひ見つけてみてください。