ドローン空撮をする方の多くが待ち望んでいるであろう、Phantomシリーズの後継機とされるPhantom5の最新情報についての紹介です。
以前、Phantom5と思われる写真がリークされ、レンズが交換式だったりとPhantom4よりもさらにグレードアップされるという内容だったことから、首を長くして現在進行形で発売を待っている方も多いはずです!
しかし残念なことに、ここへきて「製造がキャンセルされた」というニュースや「DJI社がPhantom5に関する噂を否定した」といったニュースが入ってきました。
まだまだ発売されるのかどうか情報が錯綜しているPhantom5ですが、果たして近々発売されるのでしょうか?
私は発売されたとしても、また、どれほど素晴らしい機能/性能を兼ね備えていたとしても、機体の大きさからPhantomシリーズを買う気は一切ないのですが、一応人気の機体なので紹介しておきます^^;
Phantom5は製造されない可能性が高い!
DJI社製ドローンの最新情報やリーク情報などを随時紹介している「Drone DJ」によると、どうやらPhantomシリーズの最新機種で後継機と期待されているPhantom5の製造計画はキャンセルされたようです!
これはDJI社に非常に近い人物からの情報だそうで、製造がキャンセルになったと予測している理由として、Phantom5の開発で責任者でもありプロダクト・マネージャーだった人物が、Phantom5のプロジェクトを引き払いDJI社の他の製品のプロジェクトに移ったからと言及しています。
つまり、Phantom5のプロジェクトがなくなった代わりに、その責任者だった人物が他にまわされたということですので、事実上、Phantom5は白紙になったということです。
“DJI社に非常に近い人物からの情報” ということで、真相のほどは不明ですが、なかなか発売されないことからもその可能性は高いとも言えますね。
リークされたPhantom5ってどんな感じだった?
以前リークされていたPhantom5の内容は以下の通りです。
2つの機体が販売され、1つ目の機体はズームレンズを備えており価格が$1,770くらい。2つ目は1つ目よりも価格は高く、ソニーかハッセルブラッド製のカメラレンズが交換式であること(16mm, 24mm, 35mm, 50mm)
カメラレンズ以外の情報は特にリークされていません。
が、バッテリー(飛行時間)の向上やセンサーサイズの向上(できればマイクロフォーサーズ)、空撮している時にプロペラが映らないようにプロペラの位置を上げるなどが期待されています。
Phantom5の重要は相変わらず高い!
正直なところ、Phantom5の発売を待望している方は多いと思います。
と言いますのも、現在Phantom4を入手することができない状態にありまして、日本を含めて世界中どこを探しても購入することができません。
公式サイトでは「在庫切れ」の表記が↓
このことはDJI社側も、サプライヤーからの部品が欠品しており製造できていないことを認めています。
空撮する方の間でPhantomシリーズは依然として高い人気を誇っていまして、同等の機能を持つMavic 2 Proが発売されてはいるものの、風への強さであったり、60fpsでの撮影、映像(色味など)のクオリティーが高かったりなど、まだまだPhantomシリーズを好んでいる方も多いです。
そして、Phantom4が現状手に入らないことから、早くグレードアップしたPhantom5の発売を望んでいる方がたくさんいると言うことです。
MavicがPhantomに取って代わる!
一部の間では「もうPhantomシリーズは製造されないのではないか」なんていうことも囁かれています。
その理由としては、MavicがPhantomに取って代わってしまったから。
既に書きましたように、2018年に発売されたMavic 2 ProとPhantom4の差はほとんどなく、それでもってMavicのほうが小さく持ち運びやすいということで、Mavic 2 Proが超えてしまったという声もちらほら聞こえます。
60fpsで撮れなかったり、風への抵抗が…など劣っている部分もわずかながら確かにありますが、総合的に考えたらすでにMavicシリーズはPhantomシリーズを上回ってしまっているのです…。
DJI社の公式コメントから読み取る…
DJI社側は、Phantom4の品切れ状態が続いていることに関して、以下のような正式コメントを出しています。
サプライヤーからの部品が欠品している影響で、DJI社は追ってお知らせをするまで、Phantom 4 Pro V2.0を製造することができません。
我々はこのことによるご不便を謝罪するとともに、代わりの選択肢としてMavicシリーズをお客様にお勧めいたします。
これは私見ですが、この正式コメントから推測するに、DJI社はあえてPhantomを製造せずにPhantomユーザーをMavicに移行させているのではないかと思います。
つまり、「もうPhantomはなくして、その代わりに今後はMavicを主要機にするね!」というメッセージではないでしょうか?
正直、Mavicシリーズは風にも全然強いですし、Osmo Pocketにすでに4K60fpsカメラを搭載していることから、技術的にはMavicにも60fpsカメラを搭載することは普通に可能です。
もはやPhantomを製造する必要性がないため、Mavicを今後はメインで製造していこうとDJI社は考えているのではないかと思いますね。
DJI社が一連の噂を否定!
一方のDJI社側は、この度紹介した「Phantom5の製造計画がキャンセルされた」という一連の情報を否定しております。
と言いますのも、そもそもPhantom5に関して、DJI社側から発売するとも製造しているとも公表したことがないため、Phantom5の製造がキャンセルになったという情報を否定したというよりも、リーク情報も含めてPhantom5に関する全ての噂を否定したということです。
そして、リークされている写真は誰かが1回限りのために作ったものと言っており、「そもそも製造しているなんて話したことはない!」と言っているのです。
多分発売はない!【個人的見解】
個人的には、おそらくPhantom5は発売されないと思います。
理由は、Phantomと同じ機能をMavicに備えることが十分に可能だから。もし同じ機能/性能だったら、持ち運びができてよりサイズが小さいMavicをユーザーは求めるからになります。
DJI社はほかにもSparkやTello(Powered by DJI)など小型製品を多く販売していますし、素晴らしい機能/性能で小型であればあるほど利用者の需要とマッチしますから、もはや持ち運びに不便なPhantomシリーズを製造する理由がないのです。
よって、発売されるという望みは薄いと考えますね!
発売される可能性は0%ではない!
発売されないと思う一方で、ひょっとすると可能性はあるとも思います。
というのも、Inspireシリーズですと手荷物での持ち運びは無理ですが、Phantomであれば邪魔ですが持ち運ぶことはギリギリ可能です。
そして、リークされた情報のようにレンズが交換できるとなればこれはMavicでは難しいですし、大きいことが理由で、センサーサイズも1インチより上のマイクロフォーサーズなどにグレードアップすることは可能。
持ち運びができ、プロの業界でも十分使えるドローンがあれば、購入する方は間違いなく多く、需要はかなりあります。
よって、空撮を専門にする業者などにとっては、まだまだPhantomには可能性はあると思いますし、よりカメラ(レンズ)に特化していけば購入希望者は一定数いるのではないかと思いますね。
個人的にも、ドローンとして認知されているのはやはりPhantomの形ですし、これがなくなってしまうのはなんだか悲しいですので、別にラインナップからなくす必要もないのではないかと思います。需要さえあれば。
Phantom5の発売を待つべきではない
発売されるかも分からないPhantom5の発売をひたすら待つのか?それともすでに発売されていて評判の高いMavic 2 Proを買ってしまうのか?
おそらく迷っている方も多いのではないかと推測します。
これも個人的な意見ですが、正直なところ、Phantom5が発売されるのを待つべきではなく、ぜひ現状購入可能なMavic 2 Proを購入してしまったほうが良いと思います。
理由としては、現段階で製造されておらず、むしろ製造計画が白紙になったという情報があり、たとえ発売されるにしても2019年中は絶対にないですし、発売されたとしても2020年以降になってしまい、それなら評判の良いMavic 2 Proで空撮したほうがいいと考えるからです。
現状、Mavic 2 Proはまだまだ在庫がありますし、DJI社側も購入を推していますので、ここはもう決断してしまったほうがいいと思います。
まとめ
今回のリーク情報で、Phantom5は発売されない可能性が高くなりましたが、まだまだ需要がある中で、果たしてこのまま消滅してしまうのでしょうか?
冒頭でも書きましたように、私はたとえどれだけ良い機能が備わっていたとしても、プロが100点満点をつけたとしても、持ち運びの不便さから買うことは絶対にないですが、DJIファンとしてはラインナップから消えるのは悲しいですので、ぜひ残り続けてほしいと思っています!
また、今後ともPhantom5に関するリーク情報などが漏れてき次第、引き続き当サイトでも紹介していく予定です♪