Mavic 2 Zoomといえば24-48mmのズーム機能搭載が大きな特徴ですけど、もう一つ特徴的なのが、ズームレンズを駆使して撮る48メガピクセルの超高解像度写真になります。
おそらくこの機能に惹かれてMavic 2 ProではなくZoomを選んだという方もいるのではないでしょうか?
通常撮影の場合には、Mavic 2 Zoomは12メガピクセル(4000×3000)ですが、ズームレンズということで、撮影時にズームして細部を撮ることで、48メガピクセル(8000×6000)の写真を自動で作成してくれます。
超高解像度写真を撮るには、普通にシャッターを押しても撮れず、DJI Go 4アプリであらかじめカメラモードを変更しておく必要があります。
なので、まずはそのやり方から紹介。
超高解像度撮影のやり方
赤で囲ったところを押して設定を変更します。
「カメラモード」という箇所を押します。
通常はカメラモードが一番上の「シングルモード」になっていますが、超高解像撮影の場合には、一番下の「パノラマ」という箇所を押して、さらにその中の「超高解像」という箇所を選択。
すると、シャッターを押すボタンの上に「Super」と書かれますので、それが表示されていれば超高解像度撮影をすることができます。
注意点
超高解像度写真を撮る上で、4つほど注意点があります。
・離陸していないと撮影できない
これは意外ですが、離陸していないと超高解像度撮影はできません。通常のシングルモードであれば離陸していなくてもシャッターを切ることはできますが、なぜか超高解像度撮影は宙に浮いていないと撮れないのです。
・Tモードだと撮影できない
Tモードですと、設定のカメラモードに「パノラマ」という欄が表示されず、超高解像度撮影をすることができません。
よって、撮影する際にはPモードにして撮影する必要があります。(すみません… Sモードではまだ試してません)
・24mmで撮影する必要がある
超高解像度写真はズームをして高画質な写真を作成するわけですので、48mmなどで撮ったとしてもそれ以上ズームできませんので、綺麗な写真は仕上がりません。よって、Mavic 2 Zoomの最も広角である24mmでのみ超高解像度写真は作成できます。
・1枚撮るのに時間が掛かる(数十秒)
最大の欠点が、1枚の写真を撮るのに数十秒掛かることです。
通常の写真撮影であればシャッターを押して1秒も掛からず撮り終わりますが、超高解像度写真の場合には、シャッターを押すと、撮った構図内で自動的にズームをてカシャカシャ撮っていきます。
細部を写すために、構図内のズーム写真を撮影。その撮った9枚のズーム写真を合成することで超高解像度写真が出来上がるわけです。
この機能、瞬時に終わるのかと思いきや、わざわざそのズームして撮影する過程を全て見させられるため、1枚撮るのに30秒以上掛かります。
ですので、バッテリー残量が少ない状態でやるのはNGですし、風が強いと、多少は自動で制御してくれますが、ズレてしまう可能性もあるんじゃないでしょうかね?(まだ経験ないです)
この待っている時間が長く少し退屈で、超高解像度写真を撮ろうと思うと結構時間が掛かってしまいますね。ここはぜひ改善してほしいところ。
・画像サイズ(容量)が大きい
48メガピクセル(8000×6000)の高画質な写真になりますので、容量は数十メガバイトあります。もちろん、動画に比べれば大したことないですが、4K動画を撮って、さらに沢山写真を撮るとなると、SDカードの容量を圧迫することもありえますので、その辺は注意する必要があります。
容量の大きいSDカードにしたり、複数枚のSDカードを飛ばすたびに交換したりすれば解決です!
超高解像度写真と通常写真の比較
※高画質写真をそのまま載せているので表示が遅い場合あり
※写真は拡大することができます
部分拡大した通常写真 12メガピクセル(4000×3000)
部分拡大した超高解像度写真 48メガピクセル(8000×6000)
拡大すると、当たり前ですが超高解像度写真のほうが綺麗です。
ただ、ズームしないのであれば、PCなどの画面で見る限りにおいては然程違いはないように思いますね。
空撮写真を撮るならMavic 2 Zoom
画像:DJI
Mavic 2 Pro:20メガピクセル(5472×3648)
Mavic 2 Zoom:12メガピクセル(4000×3000)
超高解像度 48メガピクセル(8000×6000)
映像ではなく、空撮写真をメインに撮るならMavic 2 Zoomをオススメします。
やはり48メガピクセルは魅力的ですし、通常撮影なら最大48mmの光学ズームして撮ることも可能ですので、近づけない被写体を撮る際にも役立ちます!
ただ、センサーサイズ的にはProが1インチで、Zoomが1/2.3インチですので、もちろんこれはProのほうに軍配が上がります。
個人的には、ズームもできて使い勝手のいいZoomが好きですね^ ^