愛媛県松山市の城北地区に位置する御幸寺山(みきじさん)の頂上で、眼下に広がる松山の中心地を空撮するためドローンを飛ばしてきました。
御幸寺山のまわりはDID地区(人口集中地区)で飛ばすには許可が必要ですが、御幸寺山の一部はDID地区に該当しておらず、土地の許可さえあれば飛ばせます。
今回、事前に山頂付近の土地を持っている御幸寺さんに連絡をし、無事に飛ばしていいとの許可を頂いたため飛ばしてきた次第です。
松山中心部を俯瞰できる場所は少ないため、ここは空撮し甲斐あります!
御幸寺山の頂上からの空撮映像
御幸寺山のほうは、山の全部を御幸寺が持っているわけではないようですが、山頂付近は御幸寺が持っているということでしたので、撮影はほぼ山頂スペースのみで山頂の真上からと限られました。
今回は太陽の光の量が少なくなる夕日の時間帯を狙い、主に道後方面から城北方面、伊予市、高浜、興居島のほうまで一望するように撮りました。
ドローン自体は前後左右動かすことができませんので、普段はあまり使わない「パン」をしての撮影がほとんど。
「パン」は速く動かし過ぎるとカクついたりして見るに耐えない映像になってしまいますので、退屈ですが、なるべく速度を落としてゆっくりパンするよう心掛けましたね。
また、遠く瀬戸内海に沈む夕日の撮影にも挑戦し、うまく興居島の伊予小富士も入れて撮ることができました。普通に24mmで撮ってもいいですし、ズームして48mmで撮っても、より興居島などが大きく映って個人的にはズームした時のほうが好きな絵です。
こういう時にズーム機能は必要だなぁと感じますね^ ^
御幸寺山の頂上からの空撮写真
こちらは道後温泉で有名な道後エリアになります。
そして、ついこの間撮った淡路ヶ峠も見えますし、その背後には皿ヶ嶺の山々が見え、さらに左奥に見えてるのは四国最高峰の石鎚山です。
こちらは御幸寺山を真上から俯瞰した写真です。ご覧の通り、山のすぐ隣には住宅街が広がっていまして、もちろんDID地区に該当してます!
こちらは松山中心部の街並み。まさにコンクリートジャングル!
真ん中に写っている山は、山頂に松山城がある勝山。この山の裏側には大街道や松山市駅などの栄えているエリアがあります。
そのさらに奥は伊予市になり、左から奥に伸びている緑色の線は、最終的に重信川に合流する石手川。
お城よりも手前はいわゆる城北地区と呼ばれており、愛媛大学や松山大学などの大学関連施設が多く、学生も多く住んでいるエリアです。
こちらは瀬戸内海方面で、夕日の左下が忽那諸島のひとつ興居島。
興居島の右側には、睦月島や中島も見えますね!
そして、手前の高圧線が建っているところは「御幸山城跡」になります。
他にも夕日の写真も何枚か撮りましたので、載せておきます↓
最近は映像だけではなく、空撮写真にも少し興味を持ち始めてまして、今回もMavic 2 Zoomに備わっている「超高解像度撮影」で数枚撮りました。
48メガピクセル(8000×6000)ですので、やはり通常の12メガピクセル(4000×3000)で撮るよりも断然綺麗!ズームレンズでズームして細部を撮ってますから当たり前かもしれませんが、それでもここまで綺麗だとついシャッターを切ってしまいます。
ただ、超高解像度撮影は1枚の写真を撮るのに時間が掛かりますので(数十秒)、そこが唯一の欠点ですね(T . T)
「パシャ!」で撮れればいいんですけど、そういうわけではなく、いちいちズームして撮影する過程が自動で繰り返されますので、それが終わるまで待っているのは毎回退屈に感じます。
松山の街並みを撮るならおすすめ
基本的に街の中心部はDID地区で、人も多くて飛ばせません。
もし松山の街を撮りたいのであれば、今回撮った「御幸寺山」が最も街に近くてオススメですし、前に撮った「淡路ヶ峠」も少し離れてはいますが、午前中であれば綺麗な絵が撮れるはずです!
本当は松山城(勝山)でドローンを飛ばせれば一番良いんですけど、国宝ということもあって趣味レベルでは絶対に飛ばせませんので(5人くらい体制で計画書などを提出し、市の許可が出ればOK)、飛ばすならこのどちらか2ヶ所が現実的ですね。
また、この2ヶ所は松山空港の制限区域に該当していませんので高度的な問題はありません。
まとめ
御幸寺山の頂上までは、麓から15分も掛からず登れます。
上り坂は急ですけど、運動がてら登ってみることをおすすめします!
もしドローンを飛ばすのであれば、山主の許可と国土交通省の許可(人・物から30m)が必要になってきますね。