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奥道後にある渓谷「湧ヶ淵」をドローンで空撮【愛媛県松山市】

撮影スポット(被写体)

奥道後の石手川流域にある渓谷「湧ヶ淵(わきがふち)」をドローンで空撮してきました。

当初、湧ヶ淵は松山市の公園だと認識していたのですが、いざ問い合わせてみると、渓谷周辺は公園ではなく、奥道後壱湯の守(旧ホテル奥道後)が管理しているということが判明!早速連絡して承諾をもらえたので今回撮ってきた次第です。

近くのホテルには露天風呂もあるため時間指定(10-15時)ではありますが、久々に低空飛行に挑戦したりして緊張感のある空撮ができました( ^ω^ )

湧ヶ淵のドローン空撮映像

湧ヶ淵だけではなく、その周辺もついでに撮影しました。

  • 渓谷「湧ヶ淵」
  • 遊歩道

渓谷自体も立派ですが、なによりそこへ行くまでの遊歩道がなかなか綺麗で、赤色の橋に横には水、そして竹林になっており、正直こっちのほうが絵になります!

こんなに良い被写体が奥道後にあるのは知らなかったのですが、知人のInstagramで知りまして、その人たちと行って撮りました。人が誰も来ないような場所ですので、もう空撮三昧!実際に観光客にはひとりも会いませんでしたね。

一度だけ岩場にプロペラが接触してドローンがひっくり返ってしまいましたが(笑)、それ以外のトラブルはなし。ものすごく充実した時間でした♪

渓谷では低空飛行

渓谷でドローンを飛ばす醍醐味は、岩場ギリギリを攻める低空飛行にあります。

ドローンは普通目線よりもだいぶ高い位置で飛ばし、景色を撮影するために使われることが多いのですが、正直なところ、風景空撮は退屈でつまらないです^^;

風景空撮は「カメラ設定」「構図」さえしっかりすれば、風景次第では誰でもいい感じの映像は撮れてしまいますから、飛ばす面白さはないんですよね…。

それに比べて、渓谷では岩場スレスレの低空飛行をしますから、操作自体も緊張感があって面白く、被写体が近いことで迫力ある映像が撮れるわけです。

Cモードでゆっくり撮影

今回はMavic Miniで撮影し、当然ながら渓谷ではCモード(Cinematicモード)で飛ばします。

Cモードはいくらスティックを倒しても一定の速度以上は出ませんので、低空飛行で繊細な操作をする際にはとても重宝します。繊細な操作をするには欠かせません!

もちろんPモードでも飛ばせないことはないですが、狭い空間で繊細な操作をするには向いていませんので、ほとんど使うことはないです。

速度が出過ぎて衝突のリスクが高くなっちゃいます!

プロペラガードは装着すべし!

低空飛行で障害物スレスレを飛ばす場合には、プロペラガードはもちろんした方がいいです!

特にMavic Miniは障害物センサーがありませんから、少しミスったら衝突の可能性は高いですし、プロペラが障害物に接触してしまうと、もうそのまま墜落!

今回はプロペラガードなしで飛ばしましたので、映像の最後に載せたように、岩場に衝突させてしまいましたが、これがもしプロペラガードをしていれば、ドローンはひっくり返ることなくそのまま飛びましたので、必ず装着したほうが良いですね。

ドローンの魅力は「低空で直線」

個人的に空撮で好きなのは、

  • 動く被写体を撮る「動体空撮」
  • 岩場や川ギリギリを撮る「低空飛行」

の2つになります。

どちらも操作自体が少し難しく、それが故に面白いですしやり甲斐があります!

ドローンの魅力はなんといっても高い位置から景色を撮れる点ですが、その一方で、低空を直線的に飛ばせるのもドローンの魅力で利点だと思います。岩場や川スレスレを一定速度でまっすぐ飛ばすことはドローン以外ではなかなか実現不可能です。

空高くからの映像はヘリでも撮ろうと思えば撮れますが、地上でスレスレの絵は当たり前ながらドローンだからこそ為せる業です!

狭い空間で低空飛行する際の注意点

狭い空間で飛ばしたり、低空飛行したりする際には注意点があります。

このような場所で飛ばすのは衝突&墜落の危険性が非常に高いですので、操作に慣れていない人は絶対に飛ばすべきではないですね。

注意点は以下になります。

  1. 障害物センサーOFF
  2. プロペラガード着用
  3. RTH設定
  4. 目視飛行
  5. 水面&低空は要注意
  6. GPSキャッチ

それでは解説していきます。

障害物センサーOFF

Mavic Miniには搭載されてませんが、多くのドローンには障害物センサーが搭載されています。

狭い空間で周囲に障害物がたくさんあると、障害物センサーが作動して近寄れなくなってしまい、迫力ある映像が撮れなくなってしまいます。なので、もし障害物スレスレで飛ばす場合などは、障害物センサーをあらかじめOFFにしないと思ったような絵は撮れません。

ただし、障害物センサーをOFFにしてしまうと衝突&墜落の可能性は高くなりますので、かなり慎重に飛ばす必要があります。

目視飛行

普段、手元のモニターばかり見て操作している人も多いと思います。

しかし、狭い空間で低空飛行しようと思ったら、しっかり機体を目視して飛ばす必要がありますし、そっちのほうが確実に墜落を防止できます。

モニターを見てもいいのですが、割合的には9:1くらいで機体を目視。構図がズレてきてないかとか確認する程度でモニターを見ます。モニターに集中してしまうと、障害物に気づかずに墜落するパターンは結構多いですので、必ずほぼ目視で飛ばすことをおすすめします!

プロペラガード着用

先程も書いたように、プロペラガードは必須ですね。

装着していれば岩に当たっても墜落することはありませんから、幾分安心です。

特に、枝がたくさんあるような場所や本当に狭い空間で飛ばすには、装着していれば安心感が全然違います!ただ、細い枝や枝の角度に関しては効果は薄いですので要注意!

RTH設定

  • バッテリーが減少してRTH(リターントゥホーム)
  • 誤ってボタンを押してしまってRTH

が作動しまうことも想定できます。

上空が覆われている場所でRTHが作動してしまうと、ドローンは勝手に上昇してしまい、確実に障害物に当たってそのまま墜落コースですので、RTHの設定はしっかりしておくように。

早めに帰還させること、RTH設定を帰還ではなくホバリングなどにしておくと良いですね!

水面&低空は要注意

水面ギリギリで飛ばすのは非常に危険です。

水面は下部センサーが誤作動しやすいですので(特に反射してると)、低い位置で飛ばしていると何も操作しなくても勝手に高度が下がって水没してしまう可能性があります。

これは幾度となく経験してますし、私のまわりでもそれで水没させているケースが多々ありますので、水面ギリギリは飛ばさないことをおすすめします!

また、ギリギリで飛ばしていてモニターを見ながら操作するのも禁物です。2.4Ghzは若干の遅延がありますので、モニター上は大丈夫でも既に墜落してしまっていることもあり手遅れになります。

GPSキャッチ

渓谷はGPSが入りにくいです。

数分待ってもGPSがキャッチできなければ仕方ないですが、なるべくGPSを拾ってから飛ばすことをおすすめします!

もちろん慣れているなら「ATTIモード」で飛ばすのもありですが、狭い空間でのATTIモードは難しく焦ってしまいがちで墜落の原因になります。しかも、直線に飛ばしているつもりが次第にズレていったりしますので、映像的にも微妙なものになってしまいがち。

フラフラ飛行を避けるためにも、できればGPSが効いた状態で飛ばすほうが良いですし、ATTIモードで風が吹いたらついテンパって墜落させやすいですので、できるだけ避けたほうが無難です。

まとめ

今回は奥道後にある渓谷「湧ヶ淵」をドローン空撮しました。

久々に低空飛行が出来たということで、なかなか満足のいく空撮タイムでした!太陽の光も直接入ってこないので、Mavic Miniでもそこそこ綺麗な映像が撮れたのではないかと思います。

秋は紅葉になってより一層紅葉が綺麗になりますので、色々な渓谷に撮りに行きたいですね!