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おのみち渡し船のフェリー「第1歌戸丸」をドローン空撮【広島】

おのみち渡し船のフェリー「第1歌戸丸」 撮影スポット(被写体)

広島県尾道市の戸崎港と歌港(向島)を結ぶ、おのみち渡し船のフェリー「第1歌戸丸」を撮影しました。

向島へ撮影に行った際に何か撮るものがないか探していたところGoogleマップで偶然発見。

渡し船という名前ですが、実際には車も乗せられる小さなフェリー。戸崎港から歌港へは数分間の船旅で、時刻表がなく、車が来たら乗せて対岸まで渡る。運賃も安く、まさに昔ながらの交通手段です。

もし船がいなかったら港にあるボタンを押すと対岸から来てくれるらしい。このシステムどこかで見覚えが。そう、これは愛媛県松山市の三津にある「三津の渡し」と同じシステムです。

規模は異なるし運営も市営と民間とで異なるものの、昔ながらのシステムは同じ。

今これを書いていて2020年に撮影した「三津の渡し」が急に懐かしくなったので、その時撮影した映像を載せておきます。

いまも現役で運行している、また撮りたい被写体のひとつ。この先もずっとなくならないでほしい貴重な交通機関です。

おのみち渡し船「第1歌戸丸」のドローン空撮映像

今回は港から港へ航行する様子をワンカットで撮影。いつも通りロケハンせずに一発勝負。

車は定期的に港へやってくるので、船は常に運行しています。あらかじめ航行速度が遅いのがわかっていたので「Cモード」で撮影。ところが実際に追い撮りしてみると、スティックを最大限倒してちょうど船と同じ速度でだいぶ困る…。ワンカット撮影なのでモードを変えられない。方向転換もできないし、船のまわりを自由に行ったり来たりもできない。

ただ追いかけるだけの非常に退屈な動画になってしまいました……。ほかにも撮る場所があったため、ここで長居することなく、撮り直しはしませんでした。

瀬戸内海を航行するフェリーは何度も撮ってるけど、やっぱり穏やかな海を航行する様子は最高です。いずれはすべてのフェリーを撮ってみたいけど、まぁ何年かかることやら。。。

操作は歌港から少し離れた位置から。いつも自分が写らないように気を付けていて、被写体から離れた位置から飛ばす。別に自分が写ってもいいけど、できれば余計なものを写したくない。場所にもよるけど、きれいな風景なのに人間が入っているとテンションが下がり、つい編集で消したくなってしまう……。

今回の飛行範囲は障害物はなにもないので飛ばしやすかったです。鳥はいたけどDJI Mavic 3なら全然気にすることなく飛ばせます。これはMiniシリーズなどと違って、警戒して近づいてくることはあるけど、叩き落とされることはないので安心して飛ばせるのです。

フェリーは追い撮り練習に最適

おのみち渡し船のフェリー「第1歌戸丸」

速度の遅いフェリーは追い撮りの練習に最適です。速度が一定で遅いから操作がしやすい。だから追い撮りの練習をしたいなら、このような遅いフェリーを狙うのがおすすめです。

まずは普通にPモードで真後ろからただ追いかけるだけ。スティック1本を倒すだけなので簡単。一定の速度できれいに追えるようになったら、今度は2つのスティック(モード1の場合)を使う操作をしてみる。船の斜め後方に機体をもってきて、斜め飛行で常に船と速度や距離を一定になるよう操作する。もしカクつかずに撮れるようになったら、今度は船を構図の中心に置きながら船のまわりをグルーっと回ってみる。しっかり画面から外れないように捉え続ける練習です。そうやっているうちに撮れるようになってきます。

スポーツでもなんでもそうですが、練習すれば誰でもある程度のことはできるようになります。ドローンも同じで、さまざまなシチュエーションでたくさん飛ばしていれば必ず上達するのです。

都会などに住んでいる人は練習できないので可哀想ですが、海がある地方に住んでいる人はすぐ撮れる環境だから恵まれています。愛媛(松山)なんて15分ほどいけば、船が撮れる環境なので本当に恵まれてると思う。

まとめ

おのみち渡し船のフェリー「第1歌戸丸」

広島見尾道市を運行するおのみち渡し船のフェリー「第1歌戸丸」の映像を紹介しました。

やはり船の撮影はおもしろいです。とくに普段、風景撮影ばかりしていると、動きのある被写体は操作し甲斐がありますし、どう撮ろうか工夫できるので満足感があるのです。

動体空撮は自由自在に飛ばせるようになってからが楽しいので、上手く撮れない人はこのような速度の遅い船でたくさん練習することをおすすめします。