「DJI Mavic 3」の性能スペックと実際に使用したレビュー

機体情報(レビュー/リーク等)

発売されてから1年が経ったDJI社のフラグシップ機「DJI Mavic 3」。

小型ながらフォーサーズセンサーのカメラを積んでおり、まるでミラーレス一眼で撮っているかのような綺麗な映像(写真)を撮れます。業務でもっとも使用されている機体で、そのことからもプロからの信頼度・満足度の高い機体であることがわかります。

この1年間さまざまなシチュエーションでMavic 3を使い倒してきましたので、ここで1年間を振り返って感想を書いていきます。

【比較】3種類あるMavic 3の違い

Mavic 3の違い

新たにMavic 3 Classicが発売されたため違いを解説します。

Mavic 3 ClassicMavic 3
Mavic 3 Cine
値段216,700円287,760円699,000円
望遠カメラ
(162mm)
なしありあり
Apple ProResなしなしあり
SSD8GB8GB1TB
対象趣味・業者趣味・業者業者

3種類あるMavic 3の違いは上記のとおりです。

メインとなるフォーサーズセンサー搭載のカメラは同じ。「望遠カメラが付いているか」と「Apple ProResで撮れるか」の違いだけです。そのほかの機体性能はすべて同じです。

  • Mavic 3 Classic:望遠カメラなし
    →趣味や業務で使用する人
  • Mavic 3:望遠カメラあり
    →趣味や業務で使用する人
  • Mavic 3 Cine:望遠カメラ+Apple ProRes+1TBのSSD
    →業務で使用する人

Mavic 3 Cineに関しては、Apple ProResで撮影でき、データサイズが大きくなるため1TBのSSDが搭載されています。これはApple ProResでの収録が必要になる人のみ購入すればよく、業務で映画を撮ったり凝ったカラーグレーディングが必要な現場で撮影する人向け

映画やCMを撮らない業者であればCineは必要ありません!

趣味での撮影や映画を撮らない業者の選択肢は通常のMavic 3かMavic 3 Classicの2つ。

違いは望遠カメラがあるかないか。望遠ズームを使うのであればMavic 3、使わないならMavic 3 Classicを選べばOKです。

業務で望遠カメラを使用することはないため、業者はMavic 3 Classic。趣味でも値段を考えればMavic 3 Classicがおすすめ。望遠カメラを使って映像や写真を撮る人は少ないため、Mavic 3 Classicを選ぶほうが現実的です。

望遠で映像(写真)を撮りたい人だけMavic 3を選びましょう!

1年間使用したMavic 3の総評

Mavic 3の総評

Mavic 3を使い始めて1年間経ちましたが、機体の性能や安全性、撮れる映像も含めてとても完成度の高い機体です。

撮影した映像や写真のクオリティーが本当に高く、カメラが4/3型センサーなので、一眼カメラと同じレベルのものを撮れます。10-bitのD-Log撮影でカラーグレーディングすることも可能。ノーマルカラーで撮影しても驚くほど綺麗な絵が撮れてしまうため、初心者でもプロ顔負けの絵を撮れる最強の機体です。

また、綺麗な映像を撮るための集中できる性能もMavic 3の強みです。

その象徴的なのがバッテリーの持ち。

飛行時間が46分間で、実質30〜37分ほどの飛行が可能。飛行時間が長いことでさまざまな恩恵をもたらします。

  • バッテリーの減り具合を逐一確認することが減る
  • 1〜3km程度なら気にすることなく飛ばせる
  • 多少の強風でも心配する必要がない

飛行時間が伸びたことで余計な心配をすることが減り撮影に没頭できます。

Mavic 3は高品質な映像・写真を撮れるカメラ性能はもちろんのこと、それを撮れる副次的な性能も整っている素晴らしい機体です。

業務でもっとも使用頻度が高く、実際にMavic 3で映画やドラマ、PVも撮影しています。業務の現場で重宝される機体であることから、映像や写真のクオリティーは折り紙付きです。

初心者・業者問わず全員が買うべき
Mavic 3はドローンで映像撮影する全員におすすめする機体です。
業者は即買いすべき1台ですし、初心者であってもいきなり買うべきです。映像はMini 3やAir 2Sと比べても綺麗ですし、これ1台持っておくことで撮影も編集も楽しくなりますよ。

Mavic 3で撮れる映像

運営しているYouTubeチャンネルには、Mavic 3で撮影したさまざまな映像を載せています。

D-Logではなくほぼすべてがノーマルカラーでの撮影。つまり、カラーグレーディングをすることなく、ほぼ撮って出しの映像ということです。Mavic 3はHNCS(ハッセルブラッドナチュラルカラーソリューション)を採用しており、ノーマルカラーで撮っても自然でリアルな映像を撮れます

編集に関しても、一般的にノーマルカラーで撮影した映像はすでに完成した映像であることから色編集には適していません。しかし、Mavic 3のノーマルカラーで撮影した映像は色編集できる幅が広く、調整バーを大きく動かしても色が破綻しにくいです。

氷瀑(滝)を撮影するとき、Mavic 3は最大の効果を発揮します。

Mavic 3はフレームレートが4K120fpsのスローモーション映像を撮れます。スローモーションは水の流れなど動いている被写体を撮るのに最適。120fpsのスロー撮影はほかのドローンでは対応していないため、Mavic 3の特権とも言えます。

画質が多少落ちている感じがしますが、映像は普通に綺麗です!

Mavic 3(Classicを除く)には1/2センサーの162mm単焦点カメラが搭載されており、ほかのドローンでは撮れない寄りの絵を撮れます。

この望遠カメラに関しては賛否両論ありまして、それは画質とピントです。ピントは以前よりも合いやすくなりましたが、ピント調整は少し難あり。写真なら問題ありませんが、動画となるとピント調整が難しく、それゆえ画質も落ちてしまいがちです。

業務ではほとんど使用しませんが、望遠ズームを使用することで、ほかでは撮れない寄りの絵を撮れるため個人撮影では重宝しています!

望遠カメラの使い方として、近づけないものに寄って撮れるメリットがあります。

例えば電車を撮影する場合、法律で線路に近づけないため少し離れたところから撮る必要があります。メインカメラの24mmでは広角すぎてかなり遠い絵になってしまう。そこで望遠カメラを使うことで寄った絵を撮れるわけです。

ほかにも望遠カメラを使うと圧縮効果を得られるので、表現の幅が広がります。

Mavic 3で撮れる写真

解像度を落としています

Mavic 3で撮れる写真も一眼カメラで撮った写真と遜色ありません。

20MPの12bit RAWで撮影可能。

Inspire2や一眼カメラを載せれるドローンには敵いませんが、ここまで小型で一眼カメラ並の写真が撮れるようになったのは革命。まさに空飛ぶ一眼カメラと言えます。

UFOライン
解像度を落としています

f2.8からf11まで絞りの調整も可能ですし、濃いNDフィルターを別途購入することでシャッタースピードを落とした空からのスロー写真も撮れます。

Mavic 3で撮影した御来光の滝
解像度を落としています

望遠カメラは写真撮影でも重宝します。

正直なところ、望遠カメラで映像を撮影するのは難しいです。ブレやすいため、風の状況や繊細なスティック操作で映像の質は大きく変わります。写真撮影では技能や環境に左右されにくく、初心者でも簡単に扱えます

解像度を落としています

写真ならピントも合わせやすく、解像度の高い写真を撮れてしまいます。1/2センサーではありますが、プリントするのではないSNS投稿が目的であれば全然問題ないクオリティーです。

機体性能のレビュー

センサー/焦点距離/絞り

センサー
焦点距離
絞り
【広角】
4/3型CMOS
24 mm
f/2.8〜f/11
【望遠】
1/2インチ
162 mm
f/4.4

Mavic 3のカメラはハッセルブラッド社製の3軸ジンバル&デュアルカメラになります。(Mavic 3 Classicを除く)

センサーサイズは4/3型CMOS(マイクロフォーサーズ)に進化。Mavic 2 ProやDJI Air 2Sが1インチでしたので、さらに光を多く取り込め綺麗な絵を撮れます。

センサーサイズはとても重要で、40インチ以上の大きなモニターで見るとその違いは一目瞭然。4/3型センサーで撮った絵は大画面で見てもリアル感があります。

12.8ストップのダイナミックレンジで、明るい部分や暗い部分の階調を自然に表現でき、白飛びや黒潰れもしにくくなっているのも大きな特徴です。

Mavic 3は本当にノイズが出にくい機体です!前機種Mavic 2と比べて確実に性能は向上しています!

焦点距離は24mmで、Mavic 2 Pro(28mm)で不評だった点が改善されています。ドローン空撮は景色撮影が多いですので、できるだけ広角のほうがいいです。

Mavic 3では、追加で広角レンズを取り付けることもでき、その場合には108°FOVと15.5mmの焦点距離が実現します。

この広角レンズはふちに歪みがあり不評ですが…(T . T)

絞りは、広角のほうはf/2.8〜f/11で調整可能。絞れてもNDフィルター(4〜32)は必須となりますので、NDフィルターの購入をお忘れなく。ND64/128/256/512という濃いフィルターもありますが、こちらは写真撮影でスローシャッターを使いたい人のみ必要になります。

ドローンの絞りは明るさを調整するためのものくらいの認識で!一眼カメラみたいに絞りを変えて撮れる絵が変わったり、解像度が落ちたりすることはほぼないです。

PLフィルターの購入
PLフィルターは太陽の反射を抑え、海や森や空などが色鮮やかに写るため、撮影にはぜひ持っておきたいフィルターです。PLとNDを兼ねているフィルターとしておすすめなのが、PolarProのフィルター。他社製品と比べると高額ですが、品質が高く使用する価値あります。

PLフィルターを付けて撮影すると、色が鮮やかに(濃く)なります。

具体的には、鮮やかな緑を出したい森のなかでの撮影や赤や黄色が綺麗な紅葉のとき。透明度の高い川や海で使うと底が見えて水の透明度を表現できます。

動画解像度/静止画サイズ

動画解像度【広角】
5.1K 50fps
4K120fps
FHD 200fps
※10-bit D-Log
【望遠】
4K 30fps
FHD 30fps
静止画サイズ【広角】
2000万画素
(5280×3956)
JPEG/DNG(RAW)
※12-bit RAW
【望遠】
1200万画素
(4000×3000)
JPEG

映像は5.1Kの50fpsで撮影できます。映画を撮影したりシネマティック撮影する際には24fpsで撮ることが多く、50fpsで撮影できると映像をスローにできます。

一般的には4Kで撮影する機会が多いですが、4Kは120fpsまで対応。スローモーション撮影できることで、流れ落ちる滝や川の流れなど、速く動く被写体をゆっくりにできておもしろい絵を撮れてしまいます。

雪が舞ってくる様子を4K120fpsのスローで撮影しました。

このように動く被写体をゆっくりにすることで普段と異なる絵を撮れます。4Kの120fpsで撮れる機体はないので、これはMavic 3だからこそ撮れる絵です。

Mavic 3はノーマルカラーがとても綺麗です。

「ハッセルブラッド ナチュラルカラー ソリューション」(HNCS)によって、ノーマルカラーで撮影しても自然で鮮やかな色が出ます。実際に撮影するとノーマルカラーが綺麗すぎて、もはやノーマルカラーで充分なレベル。

10bitのD-Log撮影ができますが、色編集したとしても、自然で鮮明な色を出すならノーマルカラーのほうが綺麗です。Logは扱いが難しく、しっかりカラリストが編集すれば綺麗になりますが、素人がやるとせっかくの素材が台無しになります。

ノーマルカラーはめちゃくちゃ綺麗なので初心者にはおすすめ!Log撮影はノイズが出やすく、綺麗にするには色編集の知識が必要です。

脅威の162mm望遠ズーム

Mavic 3のズームは最大28倍のハイブリットズームです。

  • 広角カメラ:1倍、2倍、4倍
  • 望遠カメラ:7倍、14倍、28倍

広角カメラの2倍、4倍、望遠カメラの14倍、28倍はデジタルズームになるので画質は悪いです。撮影で使えるのは望遠「7倍」だけ

発売当初はピント調整が甘々で使い物にならなかったのですが、アップデートによってピント調整が優秀になりました。わたしも日々使い倒していますが、映像に写真に素晴らしいものが撮れます。

やはり162mmという画角は魅力的で、被写体を遠くから狙えるのはもちろん、圧縮効果で背景がグッと近づいて迫力ある絵を撮れるのです。

望遠ズームを使うメリットはこちら。

  • ほかの機体では撮れない画角
  • 圧縮効果を得られる
  • 近づけない被写体を撮れる
敷地内で撮影できないお城も、周辺の私有地から望遠で撮れてしまいます。

映像はもちろん、写真ではLAW撮影が可能なのでLightroomなどでじっくりイジれますよ!

望遠ズームの改善点

望遠ズームにも改善してほしい点があります。

  • 1/2インチセンサーで最大4K30fps
  • D-Logには非対応
  • 映像がブレたりカクつく

センサーサイズは1/2型と小さく、せめて1インチはほしいところ。写真と映像のクオリティーはやはりセンサーサイズが重要なので、最低でも1インチにしてもらいたかったです。

動画に関しては、解像度も4K30fpsまでしか撮れません。D-Logにも非対応で、がっつり色編集できないのも残念な点です。

これらのこともあり、仕事の現場で望遠ズームが使われることはありません。

望遠ズームは写真撮影に適しています

映像撮影の場合、162mm(7倍ズーム使用時)で撮影すると、風の影響や操作の仕方で映像が上下左右に小刻みにブレてしまうのです。ブレてしまうと使い物になりませんよね。

写真は静止して撮るので、ブレることもなく初心者でも扱えます。

実は動画のブレは簡単に解決できます。編集ソフトで手ブレ補正をかけてしまえばいいのです。手ブレ補正をかけることで一発でブレが消え使える映像に!

飛行時間が46分に伸びた

Mavic 3の魅力として「46分」という飛行性能があります。

風の吹き具合や飛ばし方にもよりますが、実際には約30〜37分の飛行が可能です。

ドローンは飛行時間が伸びれば伸びるだけメリットが増えます。

  • たくさんのカットを撮れる
  • 動画も写真も撮れる
  • バッテリー切れの心配が減る
  • 風が吹いていても心強い
  • 気温が低くても長時間撮影可能

飛行時間が伸びてより安全に

まずは安全性の向上。

飛行時間が伸びたことでバッテリー切れで未帰還になるリスクが減りました

未帰還になる原因が「強風で戻ってこれなかった」や「粘って撮影してしまった」などです。

Mavic 3を飛ばして「粘って撮影してしまって未帰還に…」という可能性は低いです。なぜなら飛行時間が長すぎて、ほとんどの人は時間を持て余してしまうから。たくさんカットを撮っても、30分以上飛ぶと時間を持て余してしまうんですよね。

また、バッテリー残量に余裕があると、遠くへ飛ばして帰還時に向かい風だったとしても、時間的余裕があるので未帰還になるリスクが低いのです。

残量を気にせず撮影に集中できる

Mavic 3での撮影中はバッテリー残量を気にすることが減り撮影に集中できます。

撮影に集中できればこれまで以上にさまざまなカットを撮れますし、何度もやり直したりこだわって撮れます。Mavic 3は高性能なカメラを備えているうえにじっくり撮影できることで、より良い絵を撮るための条件が揃っている機体でもあるのです。

さすがに数キロ先へ飛ばすならバッテリー残量は気にしましょう(笑)

伝送はOcuSync3.0+

伝送は「OcuSync3.0+」となり、日本での伝送距離は最大8km。

実際にはなにも障害物がない状況でも3kmほどで電波が悪くなることが多いです。送信機と機体のあいだに障害物があると、さらに電波は悪くなり遠くへは飛ばせません。

無茶しない撮影であればまったく問題ありません。バッテリー性能も向上し電波も安定しているので、数キロ先まで飛ばしても全然怖くありません。

遠くへ飛ばせるという意味でもMavic 3は素晴らしい機体です!

内臓メモリー

Mavic 3とMavic 3 Classicには8GBの内臓SSDが搭載され、Mavic 3 Cineには1TBの内蔵SSDが搭載されています。

Mavic 3 Cineは、Apple ProResで撮ると膨大なデータ量になってしまいます。膨大なデータを記録するために、SDカードではなく1TBの大容量SSDを積んでいるというわけです。

Mavic 3 Cineには10Gbpsの高速データケーブルも付属されており、ドローンからPCへ直接データを送れます。

Mavic 3とMavic 3 Classicの場合には、内蔵メモリはほとんど使わずSDカードに記録します!

優秀な各種センサー

Mavic 3は各種センサーが向上しています。

障害物センサーは360度対応しており、障害物に近づくと反応してドローンは自動的に停止。どれだけスティックを倒しても進まなくなります。接近してることを事前にモニター上で示してくれるため、安全性はとても高いです。

素晴らしい機能である反面、車の自動ブレーキと同じで、意図せず障害物センサーが働いた時点で操縦者としては失格です。しっかり周囲を確認していないわけで危険な操作をしているということ。

狭い空間で飛ばすとき、物のあいだをすり抜けるとき、被写体に接近して撮影するときは、障害物をあえてOFFにして飛ばします。こういう状況ではOFFにしておかないと無駄に反応してしまい、撮りたいものが撮れません。

枝や電線などの見えにくい障害物は検知しづらいので要注意!

アドバンストRTH

RTH(自動帰還)機能もさらに進化。

アドバンストRTHとは?

飛行終了時は、安全性が向上したアドバンストRTHで、どこに機体があっても安全に帰還できます。この進化したRTH機能により、Mavic 3はホームポイントまでの最適な飛行ルートを自動的に決定し、素早く帰還します。ユーザーが自ら起動した場合でも、信号ロストにより起動した場合も、Mavic 3は、十分な明るさのある環境では、簡単な操作で安全にホームポイントまで帰還します。

引用:DJI 公式サイト

意図せず発動したら操縦者としては失格、RTHはあくまで補助的な機能です。

ホームポイントがしっかり更新されている必要がありますし、「十分な明るさのある環境では」と書かれていますので、条件が整っていないと機能は発揮しません。

このような機能に頼るのは禁物!あくまで自身の操作でしっかり帰還させましょう。

APAS 5.0

APAS 5.0を使うと、途中で障害物により撮影が中断…というようなことはないので、Mavic 3を思いっきり飛ばすことができます。飛行中全て方向に対して、Mavic 3は継続的に障害物を検知し、滑らかかつ迅速に障害物を回避します。

引用: DJI公式サイト

飛行途中で障害物があっても自動で避けて飛行してくれる機能です。

こちらも検知できるものとできないものがありますので要注意。

撮影ではあまり使わない機能です。

クイックショットなど自動撮影も向上

自動で見応えある映像を撮影してくれる機能。

人間の操作では難しいショットをワンタップで撮影してくれるため、初心者でもすごい映像を撮れてしまいます。ある程度ドローンに慣れてくるとまったく使わなくなりますが…。

空間が広かったり、まわりに障害物ないことなど事前に確認!

ATTIモードは非搭載

ATTIモードを必要としている人もいるようですが、最近発売されるほかの機体と同じくMavic 3にも搭載されていません。

ホバリング精度が向上

Mavic 3はホバリング性能が高いです。

GPSはGLONASSやBeiDouなど、誤差の少ない複数の衛星からの電波を早く受信できます。センサー類の進化もあり、機体がユラユラせずその場にピタッと止まってくれるのです。

ホバリング性能が重要になるのは超低速で飛ばしたときです。ホバリング性能が悪かったり機体の重量が軽いと、機体が左右にユラユラ揺れてしまいます。そうなると映像もわずかながらに揺れてしまい、あまり好ましい映像ではなくなります。

Mavic 3は超低空で飛ばしてもかなり安定しています。以下の動画のような狭い空間でゆっくり飛ばしたときにも、ユラユラしない滑らかな映像を撮れるのです。

ハンドキャッチがしやすい

Mavic 3はハンドキャッチ&ハンドリリースがしやすくなりました。

理由は前方の左右の足(アーム)が長くなったからです。

プロペラが機体から離れたので、キャッチするときにプロペラに手が当たりづらくなり、気持ち的にも恐怖感が消えました。

わたしは100%ハンドリリース&ハンドキャッチなのでありがたい!

【参考記事】コツを掴めば超簡単!ドローンのハンドリリース&ハンドキャッチのやり方

雪の撮影は要注意

Mavic 3は排熱口が機体上部や側面にあり雪が入りやすい構造です。

実際に雪が降っているなか飛ばしましたが、帰還させると機体上部に雪が積もっていて、排熱口やカメラ(ジンバル)付近にも雪がびっしり付いていました。

もし排熱口から雪(水)が入ってしまうと故障の原因になりますので、雪のなかMavic 3を飛ばすのはあまりおすすめしません。

Mavic 3のスペック表と価格

名称Mavic 3 Classic
Mavic 3
Fly More コンボ
Cine Premium コンボ
発売日2021年11月5日(金)
値段【Mavic 3 Classic】
216,700円(単体)
229,240円(RC-N1)
252,670円(RC)
【Mavic 3】
287,760円(単体)
393,360円(FlyMore)
【Cine Premium コンボ】
699,600円
重量Mavic 3: 895g
Mavic 3 Cine: 899g
カメラハッセルブラッド社製
3軸ジンバル
デュアルカメラ
(広角/望遠)
センサー【広角】
4/3型CMOS
フォーサーズ
【望遠】
1/2インチ
レンズ【広角】
FOV:84°
焦点距離:24 mm(35mm判換算)
絞り:f/2.8〜f/11
フォーカス:1 m 〜 ∞(オートフォーカス時)
【望遠】
FOV:15°
焦点距離:162 mm(35mm判換算)
絞り:f/4.4
フォーカス:3 m~∞
ズーム【望遠】
デジタル4倍
(ハイブリット28倍)
動画解像度【広角】
Apple ProRes 422 HQ
5.1K:5120×2700@24/25/30/48/50fps
DCI 4K:4096×2160@24/25/30/48/50/60/120*fps
4K:3840×2160@24/25/30/48/50/60/120*fps

H.264/H.265
5.1K:5120×2700@24/25/30/48/50fps
DCI 4K:4096×2160@24/25/30/48/50/60/120*fps
4K:3840×2160@24/25/30/48/50/60/120*fps
FHD:1920×1080p@24/25/30/48/50/60/120*/200*fps

【望遠】
H264/H.265
4K: 3840×2160@30fps
FHD: 1920×1080@30fps
動画ビットレートH.264/H.265: 200Mbps
サイズ/画素数
静止画)
【広角】
2000万画素
(5280×3956)
JPEG/DNG(RAW)
※12-bit RAW
【望遠】
1200万画素
(4000×3000)
JPEG
カラーモード10-bit D-Log
12.8ストップ
ダイナミックレンジ
視野角広角:84°
望遠:15°
ISO感度【広角/望遠】
100〜6400(動画)
100〜6400(写真)
シャッター速度【広角】
8-1/8000秒(電子)
【望遠】
2-1/8000s(電子)
コーデック【DJI Mavic 3】
MP4/MOV (MPEG-4 AVC/H.264、HEVC/H.265)
【DJI Mavic 3 Cine】
MP4/MOV (MPEG-4 AVC/H.264、HEVC/H.265)
MOV (Apple ProRes 422 HQ)
機体サイズ221×96.3×90.3mm
347.5×283×107.7mm
(長さ×幅×高さ)
最大上昇速度3.6km(Cモード)
21.6km(Nモード)
28.8km(Sモード)
最大下降速度3.6km(Cモード)
21.6km(Nモード)
21.6km(Sモード)
最大飛行速度18km(Cモード)
54km(Nモード)
68.4km(Sモード)
飛行時間46分
伝送距離8km
最大飛行距離30km
最大高度6000m
耐風性能12m/s
最大チルト角度25°(Cモード)
30°(Nモード)
35°(Sモード)
ストレージMavic 3:8GB
Cine コンボ:1TB
伝送OcuSync3.0
障害物センサー全方向
アドバンストRTH
APAS 5.0
タイムラプス
アクティブトラック5.0
クイックショット
4G伝送
マスターショット
対応SD最大2TBのmicroSD
使用環境-10〜40度

値段

Mavic 3 Classic216,700円(単体)
229,240円(RC-N1)
252,670円(RC)
Mavic 3287,760円(単体)
393,360円(FlyMore)
Mavic 3
Cine Premium コンボ
699,600円

機体性能の向上や4/3型センサーカメラ搭載など、よりプロ向けの機体に仕上がっているため前機種「Mavic 2」よりもだいぶ高額です。

機体の値段にDJI Care Refresh(機体保険)を付けたらさらに数万円飛んでいきます…。

Mavic 2 Proの値段は単体が197,560円、コンボが244,310円でしたので数万円の値上がりになります(泣)

DJI Care Refresh

値段交換回数交換費用
DJI Care Refresh
1年版/Mavic 3
(Classic)
23,100円1年間2回まで交換
そのうち1回を紛失保証
1回目 18,900円
2回目 22,900円
75,900円(紛失)
DJI Care Refresh
2年版/Mavic 3
(Classic)
37,400円1年間2回まで交換
そのうち1回を紛失保証
1回目 18,900円
2回目 22,900円
75,900円(紛失)
DJI Care Refresh
1年版/Mavic 3
35,200円1年間2回まで交換
そのうち1回を紛失保証
1回目 18,900円
2回目 23,900円
85,800円(紛失)
DJI Care Refresh
2年版/Mavic 3
55,000円2年間3回まで交換
そのうち2回を紛失保証
1回目 18,900円
2回目 23,900円
3回目 26,400円
85,800円(紛失)
DJI Care Refresh
1年版/Mavic 3 Cine
51,700円1年間2回まで交換
そのうち1回を紛失保証
1回目 28,600円
2回目 36,300円
137,500円(紛失)
DJI Care Refresh
2年版/Mavic 3 Cine
85,800円2年間3回まで交換
そのうち2回を紛失保証
1回目 28,600円
2回目 36,300円
3回目 40,900円
137,500円(紛失)

機体が高額なため、DJI Care Refreshは購入しておくほうが賢明です。

長く利用し続ける予定の人は2年版の購入を推奨します。

1年版・2年版によって交換回数が異なるので要注意!

紛失時(機体を回収できなかったとき)に新品と交換可能ですが、結構高い費用が掛かってしまいます。

DJI Mavic 3とDJI Air 2Sの比較



Mavic 3


DJI Air 2S
発売日2021年11月2021年4月
値段287,760円119,900円
重量 895g595g
速度68km(Sモード)
54km(Nモード)
18km(Cモード)
68km(Sモード)
54km(Nモード)
18km(Cモード)
限界高度6000m5000m
飛行時間46分31分
耐風12m/s10.7m/s
ストレージ8GB
1TB(Cine)
8GB
センサー広角:4/3型CMOS
望遠:1/2
1インチ
CMOS
絞りF2.8-F11
(可変)
F2.8
(固定)
焦点距離24mm
162mm
24mm
ISO動画/写真
100~6400
動画
100~3200(オート)
100~6400(マニュアル)
Dlog-M動画
100~800(オート)
100~1600(マニュアル)
写真
100~3200(オート)
100~12800(マニュアル)
静止画サイズ20MP20MP
静止画ファイルJPEG/DNG(RAW)JPEG/DNG(RAW)
動画解像度5.1K50fps
4K120fps
FHD200fps
5.4K30fps
4K60fps
2.7K60fps
FHD120fps
動画ビットレート200Mbps150Mbps
ズームハイブリット28倍4倍:
4K30fps
2.7K60fps
6倍:
2.7K30fps
1080p60fps
8倍:
1080p30fps
(デジタル)
障害物センサー前方・後方・
上方・下方
前方・後方・
上方・下方
伝送システムOcuSync3.0OcuSync3.0
最大伝送距離8km8km
スマート送信機対応対応
動画フォーマット
/コーデック
MP4
MOV
H.264/H.265
Apple ProPres
MP4
MOV
H.264/H.265
カラーモードDlog-M
(10bit)
Dlog-M
(10bit)
ほかのDJI社ドローンのスペック比較表はこちら

この2つの機体のどちらがおすすめかと聞かれば、間違いなくDJI Mavic 3です。

DJI Mavic 3を買える余裕があるなら、絶対にDJI Mavic 3を買いましょう!予算の問題で躊躇している人も、頑張れば買えるのでしたら絶対にDJI Mavic 3がおすすめです。

DJI Air 2Sもいい機体ですが、当然ながらDJI Mavic 3には敵いません。DJI Mavic 3ではスロー撮影や望遠ズームなど、使える機能が増えいろいろな撮り方ができます。ノーマルカラーでの撮影も、DJI Mavic 3のほうが断然綺麗です。

まとめ

Mavic 3の値段や性能スペック情報を紹介。

高額な機体ではありますが、高品質な映像や写真が撮れることは間違いありません。プロアマ問わず、映像にこだわりたい人には絶対的におすすめできます。

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