ドローン初心者で下記のような悩みを抱えている人はいませんか?
- 操作が思ったようにできない
- すぐに映像がブレてしまう…
- いい感じの映像が撮れない
- ノーズインサークルができない
GPS搭載の空撮ドローンであれば、ポイントを踏まえて練習することで簡単に操作できるようになります。
CMやPVを含め、基本的にプロが撮る映像は単純な操作しかしていませんので、「操作」という観点で言うなら、簡単にプロと同じ操作を習得できます!
ドローン初心者が練習する際に意識すべきことは以下の2つ。
- まっすぐ直線を意識して飛ばす
- スティックを固定する

この2つさえ意識すれば普通に綺麗な映像が撮れますし、逆にこれを意識しないといつまで経っても使い物にならない映像しか撮れません。
ノーズインサークルを習得できれば完璧!
「ノーズインサークル」を習得すれば映像のクオリティーが大幅にUPします。先日、初心者にこれを教えたところ、すぐに見応えあるカットが撮れてましたので、使える映像を撮りたいのでした早々にマスターすることをおすすめします!
「まっすぐ飛ばすこと」を心掛ける

空撮する際の基本は、まっすぐ(直線的に)飛ばすことです。
ドローン空撮はまっすぐ飛ばすだけで綺麗な映像が撮れます。
逆に、途中で進路を変えてしまったりすると、映像としてはもう使い物になりません。
チェックポイント
撮りたい構図からズレてくると、ついスティックを操作してしまいがちですが、そこは我慢してまっすぐ飛ばし続けることが大事です!もしそのカットが納得いかなかったら、もう一度はじめから撮ればいいだけの話です。
すべての操作で「まっすぐ」を意識

まっすぐ飛ばすのは、前進・後進、上昇・下降、横移動、すべての操作で必要です。
- 横移動なら横一直線に飛ぶよう意識
- 上昇なら真上に飛ぶよう意識
ドローンを飛ばす際に意識すべきはこれだけ。
プロが撮る映像も95%がただまっすぐ飛ばした映像ですから、あとは「構図」や「カメラ設定」が大事なわけで、操作方法はもの凄く単純で簡単なのです。
「スティックは動かさず固定」を意識

ドローン空撮でもっとも大事なのがスティックを固定することです。
撮影していて「ココだっ!」と思った位置にスティックをもってきたら、撮り終えるまでは少しも動かすことなく固定し続けることが大事です。
途中でスティックの力加減を変えてしまうと、進路や速度が変わったりカクッとなったりして、使い物にならない映像が撮れてしまいます。
綺麗な映像を撮るために「スティックの固定」は必須!

スティックを固定し続けろといっても、これが意外と難しいです。
スティックは力を入れないと必ず真ん中に戻ろうとします。固定するにはそれに抵抗する必要があるわけで、中途半端な位置で力を入れ続ける必要があるわけです。
全開に倒してしまえばラクですが、この中途半端な位置で固定するには集中力が要ります!しかし、それをしないと綺麗な映像は撮れませんので、そこは練習あるのみです。
スティックを固定する=カクッとならない使える映像
先程紹介した、
- まっすぐ直線を意識して飛ばす
- スティックを固定し続ける
この2つが実現できたときに綺麗な映像が撮れます。
カクッとならないスティック操作のやり方は以下の記事で紹介してます。
空撮ドローンはGPS搭載なので簡単!

空撮ドローンにはGPSが搭載されているため、
- スティックを倒せばまっすぐ飛ぶ
- スティックを倒さなければその場でホバリング
してくれますし、多少の風なら微動だにせず言うことを聞いてくれます。
つまり、空撮ドローンは操縦する人のスティック操作がすべてで、いかに下手にスティック操作せずに繊細な操作ができるかが鍵になるわけです。
まっすぐ飛行&固定の次は「ノーズインサークル」

「まっすぐ飛行させる」と「スティックを固定」ができたら、次のステップが「ノーズインサークル」です。
ノーズインサークルとは、被写体を中心にして円を描くように機体を旋回させる方法。
この操作が滑らかにできるようになると、プロが撮ったようなクオリティーの高い映像が撮れますので、初心者は必ずノーズインサークルができるようにしましょう!
(こんな感じの撮影手法です↓2:00〜2:07)
数秒間だけ綺麗に旋回すればOK!

ノーズインサークルは数秒間(約10秒)できればOKです!
ドローン映像では、ノーズインサークルをした映像がよく使用されますが、実際に使われるのはほんの数秒程度で、綺麗な円を一周まわる必要はないですし、半円すらまわる必要ありません。

もちろん、練習では可能な限り長くまわる必要はありますが、撮影では10秒もあれば十分ですので、10秒を目安に綺麗にノーズインサークルできるように練習しましょう!
ノーズインサークルの操作方法

ノーズインサークルの操作方法は簡単です。
問題は、いかに同じ位置でスティックを数秒間固定できるか。
これがすべてです!
時計まわりにノーズインサークルする場合
- 左移動のスティック
- 右回転のスティック
この左右2つのスティックを同時に倒します。
ドローンを左に横移動させた状態で右に回転させることで時計回りに円を描けます。
半時計まわりにノーズインサークルする場合
- 右移動のスティック
- 左回転のスティック
この左右2つのスティックを同時に倒します。
ドローンを右に横移動させた状態で左に回転させることで反時計回りに円を描けます。
この左右両方のスティック加減がちょうどいい感じだと綺麗に旋回できます!
綺麗なノーズインサークルをするコツ
- 被写体から距離を取って飛ばす
- 低い高度よりも高い高度で飛ばす
- 「前進」のスティックを若干入れる
ノーズインサークルを綺麗に撮るコツは上記のとおり。
もっとも難しいのが、左右スティックをちょうどいい位置で固定し続けることです!
手元のモニターを見ながら操作していると、必ずと言っていいほど次第に被写体が中心からズレてきますし、修正しようとすると今度はカクッとなってしまいます。

これを解決する方法として、被写体から離れて飛ばしたり、高い高度で飛ばすのがおすすめ!
被写体から離れ、高度を上げて飛ばす
被写体に近づけば近づくほどモニターに映る被写体が大きくなり、
- 狭い範囲で旋回しなければならない
- 微調整が映像に反映されやすい
と難易度は上がります。
離れた位置から被写体を写すことで、モニターに映る被写体の大きさが小さくなり、大きく旋回できますし微調整もバレにくくなります。
また、低い高度よりも高い高度のほうが目立ちにくいので、映像で見ると上手く出来てることが多いです。
前進のスティックを入れる
ノーズインサークルは左右のスティックを真横に倒せばできますが、「前進」のステックを少し入れることで綺麗に旋回できます。
スティックを真横に倒してしまうと、描いている円は徐々に外側に膨らんで行ってしまい、綺麗に旋回できません。
左右のスティックを倒すと同時に、ほんの少しだけ「前進」のスティックを入れることで、外側に円が膨らまず結果として綺麗な円が描けるのです!

「前進」のスティックを入れるのは難しいので、まずは外側に膨らんでもいいのでノーズインサークルの操作に慣れることが第一です!
ノーズインサークルで気を付けるべき点
- 障害物のない空間の広い場所で飛ばす
ノーズインサークルをやる際には目視外飛行しますが、そうすると機体の進行方向は見えておらず、さらに中央の被写体に集中しているため、障害物と接触する可能性が高くなります。
左右に障害物センサーが搭載されているドローンであっても、電線や小枝などは検知できませんので突っ込んでしまいます。
事前に障害物がないか確認することはもちろん、空間の広い場所で飛ばすことをおすすめします!

ノーズインサークルが原因で墜落するケースは多々あるので要注意!
まとめ

この記事で紹介したまとめになります。
ドローン初心者がまず意識すべきことは、
- まっすぐ直線を意識して飛ばすこと
- スティックを固定すること
の2つです。
これができるようになったら次のステップとして、空撮映像でよく使われる「ノーズインサークル」です。
ノーズインサークルでは、
- 10秒くらい旋回できればOK
- 被写体から離れて飛ばす
- 前進のスティックを少し入れる
を意識することが綺麗なノーズインサークルをするコツです。
ノーズインサークルは難しそうですが、初心者でも練習すればそんなに難しくないですし、できるようになれば映像のクオリティーは格段にUPしますので、ぜひたくさん練習して実践で使ってみましょう!