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ドローン初心者はノーズインサークルをマスターすべき!

ノーズインサークル ドローン 空撮テクニック/操作方法

ドローン初心者で以下のような悩みを抱えている人はいませんか?

  • 操作が思ったようにできない
  • すぐに映像がブレてしまう…
  • いい感じの映像が撮れない
  • ノーズインサークルができない

GPS搭載の空撮ドローンであれば、ポイントを押さえて練習すれば簡単に操作できるようになります。

映画やCMなども含めてプロが撮る映像は簡単な操作しかしておらず、操作という観点で言うなら、実はプロと同じような映像を簡単に撮れてしまうのです。

この記事では以下のことについて解説。

  • ノーズインサークルを練習する前にやるべきこと
  • ノーズインサークルの操作方法
  • 綺麗にノーズインサークルする方法

ノーズインサークルを習得できれば完璧

「ノーズインサークル」を習得すれば映像のクオリティーが大幅にUPします。先日、初心者にこれを教えたところ、すぐに見応えあるカットが撮れてました。使える映像を撮りたいのでした早々にマスターすることをおすすめします

ノーズインサークルを練習する前の準備

ノーズインサークル 習得する前の準備

いきなりノーズインサークルを練習する前に、基礎となる以下2つの操作を完全に習得してしておく必要があります。

  • 直線を意識してまっすぐ飛ばす
  • スティックを固定する

この2つができていないと、結果的に綺麗なノーズインサークルはできません。

まっすぐ直線を意識して飛ばす

空撮の基本はまっすぐ(直線的に)飛ばすことで、まっすぐ飛ばすだけで綺麗な映像を撮れます。逆に、途中で進路を変えたり曲がったりするとダメダメな映像しか撮れません。

まっすぐ飛ばすのは、前進・後進、上昇・下降、横移動、すべての操作で必要です。

  • 横移動なら横一直線に飛ぶよう意識
  • 上昇なら真上に飛ぶよう意識

ドローンを飛ばす際に意識すべきはこれだけ。

プロが撮る映像も97%がただまっすぐ飛ばした映像です。あとは「構図」や「カメラ設定」が大事なわけで、操作方法はもの凄く簡単!

チェックポイント

撮りたい構図からズレてくるとついスティックを操作してしまいがち。そこは我慢してまっすぐ飛ばし続けることが大事です。納得いかなかったり途中でズレてきたら、もう一度はじめから撮り直せばいいだけの話です。

スティックは動かさず固定する

ドローン空撮でもっとも大事なのがスティックを固定することです。

撮影していて「ココだっ!」と思った位置にスティックをもってきたら、撮り終えるまで1ミリも動かすことなく固定し続けることが大事。

途中でスティックの加減を変えてしまうと進路や速度が変わってカクッとなり、使い物にならない映像になってしまいます。

ポイント

スティックを固定する=カクッとならない使える映像を撮れる

スティックの固定方法

「スティックを固定し続けろ」といってもこれが意外と難しいです。

スティックは力を入れないと必ず真ん中に戻ろうとします。固定するにはそれに抵抗する必要があるわけで、中途半端な位置で力を入れ続けるのは結構大変。

スティックを固定するためのヒントは以下のとおりです。

  • DJI RC(Pro)の送信機を使用
  • 指2本(親指と人差し指)で操作

■DJI RC(Pro)の送信機を使用

DJI社ドローンの場合、送信機をDJI RCかDJI RC Proのどちらかを使用すると固定しやすいです。スティックのバネが緩く固定しやすい作りになっています。

操作が下手だった人が送信機を変えただけで操作がうまくなった事例多数!

DJI RCとDJI RC Proはどっちを買うべき!?
・DJI RC=趣味向け
・DJI RC Pro=業者向け

DJI RC ProはHDMI端子が付いており、HDMIで外部モニターに出力する必要がある業者向けになります。送信機なのに158,000円もする高額商品です。

DJI RCはHDMI端子が付いていない趣味やHDMIを必要としない業者向けです。値段も38,000円くらいで良心的な値段です。

■指2本(親指と人差し指)で操作

肝心の操作は、親指と人差し指の2本で操作すると固定しやすいです。

真ん中に戻ろうとする力に抵抗し続けるのに、指1本と2本のどちらがラクかは誰でもわかると思います。

空撮において指1本で操作するメリットは何もありません!

スティックを固定し続ける方法は以下の記事でも紹介しています。

ノーズインサークルの操作方法

ノーズインサークル 操作方法

「まっすぐ直線を意識して飛ばす」と「スティックを固定する」を完全に習得できたら、ようやく次のステップとして「ノーズインサークル」になります。

ノーズインサークルとは被写体を中心にして円を描くように機体を旋回させる方法

この操作が滑らかにできるようになると、プロが撮ったようなクオリティーの高い映像を撮れます。初心者は必ずノーズインサークルをできるようになりましょう。

(こんな感じの撮影手法です↓2:00〜2:07)

数秒間だけ綺麗に旋回できればOK

ノーズインサークルは数秒間(約10秒)できればOKです。

ドローン映像ではノーズインサークルをした映像がよく使用されますが、実際に使われるのはほんの数秒程度。被写体を一周まわる必要はなく、半円すらまわる必要ありません。

練習では可能な限り長くまわりましょう。撮影では10秒もあれば十分ですので、10秒を目安に綺麗にノーズインサークルできるよう練習!

ノーズインサークルの操作方法

ノーズインサークルは左右のスティックを操作します。

時計まわりにノーズインサークルする場合は以下のようなスティック操作になります。

ノーズインサークル 時計まわり
  • 左移動のスティック(右側)
  • 右回転のスティック(左側)

この左右2つのスティックを同時に倒します。

ドローンを左に横移動させた状態で右に回転させることで時計回りに円を描けます。

逆に半時計まわりにノーズインサークルする場合は以下のようなスティック操作です。

ノーズインサークル 反時計まわり
  • 右移動のスティック(右側)
  • 左回転のスティック(左側)

この左右2つのスティックを同時に倒します。

ドローンを右に横移動させた状態で左に回転させることで反時計回りに円を描けます。

この左右両方のスティック加減がちょうどいい感じだと綺麗に旋回できます。

綺麗なノーズインサークルのコツ

ノーズインサークル 綺麗に旋回するコツ

ノーズインサークルを綺麗に撮るコツは下記のとおり。

  • 被写体から距離を取る
  • 低い高度よりも高い高度で飛ばす
  • 「前進」のスティックを若干入れる

もっとも難しいのが左右スティックをちょうどいい位置で固定し続けることです。

手元のモニターを見ながら操作していると、必ずと言っていいほど被写体が次第に中心からズレてきます。そして修正しようとすると今度はカクッとなってしまいます。

これを解決する方法として、被写体から離れて飛ばしたり高い高度で飛ばすのがおすすめ!

被写体から離れ、高度を上げて飛ばす

ノーズインサークルするときは、できるだけ被写体から離れことをおすすめします。

被写体に近づけば近づくほど小さな円を描いて旋回する必要があり、操作の難易度は上がります。中心からのズレもわかりやすいですし、修正も映像に反映されやすいです。

同じ理論で、低い高度よりも高い高度から写したほうが大きく円を描けるので操作は簡単になります。

前進のスティックを入れる

ノーズインサークルは左右のスティックを真横に倒せばできますが、「前進」のステックを少し入れることで綺麗に旋回できます

両方のスティックを真横に倒してしまうと、描いている円は徐々に外側へ膨らんで行ってしまい、綺麗な旋回になりません。

左右のスティックを倒すと同時に、ほんの少しだけ「前進」のスティックを入れることで、外側に円が膨らまず結果として綺麗な円を描けるのです。

まずは真横に倒してノーズインサークルの操作に慣れ、それができたら「前進」のスティックを少し入れ微調整に慣れていくことをおすすめします!

ノーズインサークルで注意すべき点

ノーズインサークル 注意すべき点

ノーズインサークルは墜落原因になる操作方法です。

進行方向が見えないことに加え、綺麗に旋回しようと画面の被写体に夢中になってしまうため、周囲への意識を怠ってしまうのです。

ノーズインサークルする際には、広い空間を選び事前に飛行エリアの障害物を確認しておく。しっかり補助者を置いて飛行中は常に監視し助言してもらう。これを徹底していれば衝突・墜落は防げます。

左右に障害物センサーが搭載されているドローンであっても、電線や小枝などは検知できませんので要注意です!

まとめ

初心者が習得すべきノーズインサークルについて解説しました。

ノーズインサークルをする前に「直線を意識して飛ばす」と「スティックを固定」を完全に習得。これができるようになってはじめてノーズインサークル。

ノーズインサークルは以下のことを頭に入れておけばOKです。

  • 10秒くらい旋回できればOK
  • 被写体から離れて飛ばす
  • 前進のスティックを少し入れる

ノーズインサークルは最初は難しいですが、初心者でも練習すればすぐできるようになります。これができれば映像のクオリティーは格段にUPしますので、たくさん練習してどんどん実践で取り入れてみましょう。