冬の降雪時のドローン飛行!実際に飛ばして大丈夫?問題はある?

ドローン

・雪が降るなかドローンって飛ばして大丈夫なの?

・雪の水分で機体が壊れそうな気がするんだけど・・・

・どれくらいの雪までなら飛ばして問題ないのか教えて!

こういう風に思ってる人いると思います。

降雪時のドローン映像はあまり見ないことから珍しく、なかなか神秘的で素敵な映像が撮れますので、「ちょっと飛ばしてみたい」と思ってる人も多いはずです!

わたしはここ数年、年に何回か雪国で雪が降るなかドローンを飛ばしていまして、実際に何度も飛ばしたことのある経験から、降雪時のドローン飛行については色々知っているつもりです。

この記事では、「降雪時に飛ばせるのか?」「飛ばした際の問題は?」に焦点を当てて書いていきたいと思います。また、実際に飛ばした際の実体験も交ぜてます。

結論から言うと、降雪時でもドローンを飛ばすことは可能です。それは、パラパラ程度でも大雪時でも問題なくドローンを飛行させることができます。ただし、ドローンは防水ではなく電気製品ですので、機体の破損、それに伴う墜落のリスクは少なからずありますので注意が必要です。

降雪時のドローン飛行の概要





ご覧のように、降雪時でもドローン飛行はふつうに可能です!

わたし自身、もう何度も雪のなかを飛ばしていますし、ほかの方が飛ばしている映像も散見されますので、「飛ばせるか?飛ばせないか?」で言えば、間違いなく飛ばすことはできます。また、雪の量に関しても、パラパラ程度であっても大雪であっても、量に関係なく飛ばすことができます。

ただ、飛ばせると言っても、(DJI社の)ドローン自体は防水ではない電気製品になりますので、水には弱く、故障や墜落の可能性は極めて高くなりますので、あくまで自己責任の上で飛ばすようにしてください。

飛ばす前に注意すべき点

飛ばす前に気にすること
  • 水っぽいびちゃびちゃ雪は避け、乾燥した雪で飛ばす
  • 5〜10分程度の飛行で、30分など長い時間飛ばさない
  • 大雪よりかはできれば小雪の時に飛ばす
  • バッテリーの充電を満タンにしておく
  • スマホ・タブレットの充電も満タン
  • バッテリーを直前まで温めておく
  • 最悪墜落しても大丈夫な場所で飛ばす
  • あまりの氷点下での飛行は避ける

飛ばす前の注意点や、飛ばす際の環境・避けるべき環境を書いていきます。

水分多めの雪は避け、乾燥した雪の時飛ばす

雪にも2種類あります。

  1. 水分多めの「ベチャベチャした雪」
  2. 乾燥した「サラサラした雪」

雨に近いようなベチャベチャした雪だと、雨のなかを飛ばしているのと同じで、機体がもろに水分に晒されることになり、モーターなどに入ってしまうと壊れてしまう可能性があります。

一方、乾燥したサラサラ雪だと軽くてフワフワしているので、高速回転するプロペラによって雪が吹き飛ばされ、機体に水分が付着しづらくなります。

事実、雪のなか飛ばして帰還させたドローンを見てみると、雪(水分)がまったく付着していないことが多く、これは機体の熱で溶けてしまっていることも考えられますが、プロペラが軽い雪を吹き飛ばしていることが多いです。(撮った映像を見ると、プロペラの風で軽い雪は流れてます)

よって、飛ばす際には水分多そうな雨っぽい雪ではなく、軽くて舞いそうな雪の時に飛ばすことをおすすめします!

さすがに水分多めの雪では、故障のリスクが高いのでやめたほうがいいですね(T . T)

飛行は10分以内!30分など長時間はリスク

雪の重さに限らず、降雪時に飛ばすことは故障のリスクが増します。

もちろん、飛ばしている時間が長ければ長いほど増しますので、できれば10分以内、 いや5分以内くらいで帰還させるといいと思います。

あまりに寒い環境だと機体に水分が付着し、それが凍ってしまうことがあり、場所によっては墜落の原因にもなりかねませんので、できるだけ飛行時間は短くすることを強くおすすめします。

極寒のなか「滝」を撮る時は要注意!機体に付着した滝の水しぶきが氷ってしまうことがあります!

大雪のときは飛ばすのを躊躇する

さすがに吹雪いている時はNGですが、多少大雪のときも飛ばせることには飛ばせます。

ただ、あまり推奨はしません^^;

すでに書いてるように、雪のなか飛ばすこと自体がリスクですし、雪の量が多ければ多いほど故障リスクは高まりますので、大雪時は躊躇したほうがいいと思いますね!

また、大雪時は遠くを見通すこともできませんから、撮る被写体も限られます。

バッテリーの充電は満タンに!

当然ですが、バッテリーの充電は満タンにしておきましょう。

冬はバッテリーの減りが早いですので、特に10分ほどしか飛べないDJI社のMiniシリーズなどは、あっという間のフライトになります。

通常のときと同じ感覚でいるとバッテリー切れの危険があります!

スマホ・タブレットのバッテリーは満タン

ドローンのバッテリーをフル充電しておくことは当然ですが、モニター代わりとなるスマホやタブレットをフル充電しておくことも大事です!これは忘れがちなので要注意!

マイナス環境だと減りはとても早く、古いスマホなどですと驚くほどの早さで減っていきます。

これは実際に経験したことですが、飛ばし始めは96%ほどあったスマホのバッテリーが急激に減ってしまい一気に10%以下になったことがあり、帰還させた時には1%でギリギリでした。

さすがに焦りましたが、このようなことが普通に起こり得ますので、できるだけバッテリーは満タンにしておくことを強くおすすめします。

バッテリーを温めておく

ドローンのバッテリーを温めておくことは重要です。

なぜかと言えば、バッテリーは寒さにとても弱く、適温で使用しないと本来の性能を発揮することができず、墜落してしまう可能性があるからです。

マイナス環境下で持ち運びをしていると、いざ飛ばす際にバッテリーは冷たくなってしまっていますので、それで飛ばすことは極めて危険。(飛びますけど)

飛ばす前にしっかり「DJI GO 4」アプリや「DJI Fly」アプリでバッテリーの温度を確認することが大切で、適温は25〜40℃だそう!少なくとも20℃以上の温度になってから離陸させましょう。

ホッカイロで温めたり、ポケットに入れて歩いたり、すれば問題ありません!また、ドローンを起動させて待っていると徐々に温かくなりますので、20℃あたりを超えたら飛ばしましょう!

墜落しても被害のない場所で飛ばす

これは環境問わずそうですが、特に雪のなかでの飛行は墜落リスクが高いですから、万が一墜落してしまっても大丈夫な場所でのみ飛ばすことをおすすめします!

とにかく、雪の日のフライトは墜落リスクが高いことを念頭に。

あまりの氷点下での飛行は避ける

雪が降るなか飛ばす時には氷点下であることがほとんどですが、あまりに気温が低い、例えばマイナス10℃よりもさらに低い気温での飛行は危険です。

バッテリーもマイナス10℃以下は推奨されていないようですし、まぁしっかり温めれば問題ないですが、念のため飛行を断念、もしくは慎重に飛行させる必要があります。

飛ばしたとしても、5分程度の短い飛行をおすすめします。

飛ばしている間に注意すべき点

飛ばしてる間気にすること
  • バッテリーの減りを随時確認
  • バッテリーの電圧低下が出たら即帰還
  • スマホ・タブレットのバッテリーも常時確認
  • GPSを常時確認し、目視できる範囲で飛行させる
  • 雪が吹いてくる方向にカメラを向けるのは要注意

今度は、飛ばしている時の注意点を書いていきます。

バッテリーの減りを随時確認する

マイナス環境下でのバッテリーの減りは通常よりも早いです。

常にチラチラ確認しておかないと、最悪の場合バッテリー切れで墜落してしまいますし、いつもと同じ減り具体で遠くへ飛ばしてしまうと、未帰還になる可能性が高まります。

なので、警告が出てからバッテリーを気にするのではなく、飛ばした瞬間から常に気にしていることが重要です。また、それとセットで遠くへ飛ばさないというのも基本です。

「電圧低下」警告が出たら即着陸

寒い環境で飛ばしていると、「電圧低下」の警告が表示されます。

この警告が表示されたら、すみやかに帰還またはその場に着陸させるようにしましょう!

墜落の危険がかなり高いことを示す警告でもありますから、そのまま無視して飛ばし続けるのだけはNGです!

スマホ・タブレットのバッテリーの減り具体も随時確認

ドローンのバッテリーの減り具合を常時確認しておくのは当然ですが、それと合わせてモニターとして使っているスマホやタブレットのバッテリーを常時確認しておくことも必要です。

先程書いたように、96%ほどあったバッテリーが急激に減り1%ギリギリで帰還させたことがありましたし、そのように急激にバッテリーが減ってしまう事例は多々あります。

ついドローンのバッテリーだけに気を配りがちですが、スマホやタブレットもバッテリーがあり、0%になってしまうと設定によっては戻ってきませんので、ここは忘れないように。

特に数年使っているスマホやタブレットは注意です!

GPSも常時確認!目視できる範囲で!

雪のなかでの飛行はGPSに悪影響があることも考えられますので、常にGPSの状況はチェックしておきましょう!GPSがない状況で風が吹いていたりすると、そもそもバッテリーの減りが早い状況もあって帰還させられなくなることがあります。

また、飛ばす際にはできるだけ目視できる範囲内で飛ばすといいと思います。できれば300m以内。別に機体を目視している必要はなく、あくまで目視できる距離でという意味です。

カメラに雪が付着するリスクを防ぐ

これは撮影のことに関してですが、雪が吹いてくる方向にカメラを向け、真正面かそれ以上にカメラを上げると、雪が舞ってくる素敵な映像が実は撮れます。雪がふわふわして飛んでる感じですね。

これはぜひ撮りたいものですが、雪が吹いてくるほうにカメラを向けてさらにカメラを上げると雪がカメラに付着する確率が上がります。これまで何度かありますが、カメラレンズに雪が付着してしまうと映像としては使い物にならなくなりますから、その点は注意してください。

万が一付着してしまった場合には、一回帰還させてレンズを吹く羽目になりますので、バッテリーのことを考えると無駄な時間になってしまいます。

飛ばした後に注意すべき点

飛ばした後に気にすること
  • 機体の水分を完全に拭き取り乾燥させる
  • 後日、機体に問題がないか要チェック

最後に、ドローンを帰還させたあとに注意すべき点です。

機体の水分を完全に拭き取る

これは絶対にやらなきゃいけません。

ドローンは電気製品ですので、水分は大敵

乾燥した雪であれば、帰還させた機体にはほとんど水分は付着していないことが多いですが、水分多めの雨っぽい雪ですと、機体上部には雪と水分が付着しているため、すぐに拭き取って水分がまったくない状態にすることを推奨します。

上部やプロペラ、モーター、カメラ、ジンバルまで隅々までチェックしましょう!

また、寒い場所から急に暖かい室内などに入れると気温差で細かい水分が付着することもありますので、完全に拭き取ってからしっかり乾燥させましょう。

後日、機体に問題がないかチェック!

雪が降るなか飛ばしたあと、次のフライト時にはしっかり全ての動作に問題がないか改めて挙動を確認しましょう!

いつもの癖でいきなりフルで飛ばして撮影してしまう人も多いと思いますが、そこはしっかり上昇・下降・横移動・チルト、など操作や音にも注意すべきです。

これをやらないと、水分によって劣化し墜落してしまうことも考えられます。

雪のなかドローンを飛ばす体制

これは雪の時だけではなく寒い時の話ですが、飛ばす際にはドローンはもちろんのこと、それと同じくらい操作する本人の格好・状態も結構重要になってきます。

というのも、寒いところで薄着で飛ばしてしまうと操作中に身体が震えてしまい、それが操作している指に伝わって繊細な操作がしにくくなったり、そもそも寒くて集中力を欠いてしまうことがよくあるからです!

なので、雪やマイナス環境下で飛ばす際には、ドローンのことばかりではなく、飛ばす本人が快適に操作できるようにすることが大事です。

以下は個人的な経験談になりますので、まぁ参考程度に^ ^

 

手袋で指を温めるより、厚手の服で身体を温める!

寒い環境で操作する際、よく「手(指)」に関心が集まり「手袋を…」と考えますが、個人的な経験から、手(指)よりも自分の身体を温めたほうがしっかり操作をすることができます

確かに手袋をしないと手(指)は冷たくなりますが、それでも繊細な操作をする上では実は全然問題ありません。もちろん、指が空いた手袋は着けることをおすすめしますが、それ以上のことは、あまりに極寒でなければ特別対策する必要なしと思います。

一方で、身体が冷えてしまうと操作に悪影響を及ぼします。

手(指)が冷たくなっても震えることはないのですが、身体が冷えてしまうと震え始めてしまい、それは手(指)にも震えが伝わりますので、まともに操作することが難しくなります。なので、寒い環境下でもっとも注意を払うべきは、いかに快適に操作するために身体を温かくし続けるかです。

要するに、寒いと感じないようにしっかり防寒することが大事ということですね!

もう一度言いますが、手(指)は案外大丈夫なものです^^;

 

降雪時、外で飛ばすならサンシェードは必須!

雪が降っているなかで操作する場合、スマホやタブレットは水分に晒されることになり、これらも電気製品なため壊れてしまうリスクがあることから(大体は画面に付着後溶けてしまいますが…)、昼間と同じようにサンシェードをして操作することをおすすめします。

それか、傘などを差しながらやるのもいいと思いますし、もし何もないなら、目視はしづらくなりますが、自分の体で雪からプロポを守りながら操作することもできます。

とにかく、スマホやタブレットを水分に晒さないようにする必要があるということです!

まとめ

通常時よりも故障や墜落の危険はありますが、雪が降っているなかの映像はあまり他では見ませんので、とても新鮮で、しかも、なかなか見応えのある素敵な映像が撮れます。

まぁ危険を冒してまでやることでもないですが(笑)、もし撮ってみたい人はぜひ安全を確保できる場所で試してみてはいかがでしょうか?

ちなみに、自分は今のところ故障や墜落がなく飛ばせてますが、飛ばすことはリスクが高いですので、あくまで自己責任の上で飛ばしてくださいね^ ^

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