狭い空間での空撮テクニック・注意点

祖谷のかずら橋 空撮テクニック/操作方法

狭い空間で思ったような映像が撮れず、悩んでいる人がいるかもしれません。

普段、海や山など空間の広い場所でしか飛ばしていないと、大雑把な操作しかできず、繊細な操作ができません。繊細な操作ができないと、狭い空間でいい映像は撮れません

この記事では、狭い空間で必要な「繊細なスティック操作」や、衝突や墜落を防ぐための方法を解説していきます。

狭い空間での空撮テクニック

狭い空間でのテクニック

通常、ドローンは高い高度&広い空間で飛ばします。

広い空間で飛ばすと、基本的にスティックを大雑把に操作しますが、狭い空間で大雑把な操作をすると、速度が出過ぎてまわりの障害物に衝突しやすくなります。

また、速度が出過ぎてしまうことで、被写体がブレてしまって映像が台無しになるため、できるだけ速度を落として飛ばす必要があるのです。

「低速」を心掛ける

狭い空間でドローンを飛ばし綺麗な映像を撮るには、低速で飛ばすことが大事です。

速度を上げてしまうと、以下2つのデメリットがあります。

  • 障害物に衝突しやすくなる
  • 被写体がブレてしまう

狭い空間では、まわりは障害物だらけです。

そんななか速い速度で飛ばすと、障害物に衝突するリスクがあがります。それを避けるためにも、狭い空間ではできるだけゆっくり低速で飛ばす必要があるのです。

そして、狭い空間では自然と被写体との距離が近くなります。被写体との距離が近い状態でドローンを速く動かすと、被写体がブレてしまって使えない映像しか撮れません。

では、いったいどのくらい低速で飛ばせばいいのか?

これは場所にもよりますが、具体的には時速1〜7kmを目安に飛ばします。

「Cモード」で飛ばす

Cモード

低速で飛ばすのに役立つのが「Cモード」

Cモードはシネマティックモードの略で、決められた速度以上は出ない仕組みになっているため、スティックを思いっきり倒してもゆっくり飛ばせます。

最大速度は機体によっても異なりますが、3km〜21kmくらい。Mavic 2やPhantomシリーズは最大3kmほどでしたが、最近の機体は20km以上出ることがほとんど。

ここ最近発売されている機体のCモードは速いため、操作しづらいです。しかし、狭い空間で飛ばすならほかのモードよりもCモードがいい!

「指2本」で繊細な操作

肝心な「繊細な操作方法」はどうすればいいのか?

それは【実践編】カクつかないプロポ(スティック)操作とチルト操作を解説!という記事で解説していますので、操作方法を真似て何度も練習してみてください。

狭い空間でゆっくり飛ばせるようになれば、どんな状況でもカクッとならない完璧な映像を撮れるようになりますよ!

指2で固定するのが大事

操作で大事なのは、「いかにスティックを固定し続けられるか」です。1カット中に速度が変わってしまったらダメですからね。

常に真ん中へ戻ろうとするスティックを固定し続けるには、指を2本(親指と人差し指)使います。指1本で固定し続けるのは大変です。中央に戻らないように抵抗するのに、指1本と指2本のどちらがいいかと聞かれれば、指2本のほうがよりラクなのは誰でもわかりますよね?

指1本の操作に慣れてしまっている人でも、もし繊細な操作をしたいなら、今からでも指2本で操作することをおすすめします!

指1本で操作している人の映像を見ると「あぁ…」となります。指2本で操作すれば、一度もカクッとならず、綺麗なノーズインサークルを何分間でもできるようになります!

空撮機の撮影ではスティック操作がすべて。スティックを固定し続けることがすべてなので、構図云々よりも、まずは繊細な操作をできるように練習しましょう。

狭い空間で飛ばす際の注意点

狭い空間 注意点

狭い空間での飛行には注意点があります。

まわりの障害物に衝突・接触させないようにするかが大事。また、撮影に関しても、ピントを外しやすいため、そこにも注意して撮影する必要があります。

機体とモニターを交互に見る

狭い空間では、「機体を目視⇄モニターを見る」を交互に繰り返します。

普段、手元のモニターだけ見て操作している人も、狭い空間では、衝突・接触の確率を下げるために機体を目視する回数を増やします

わたしも普段は機体を目視しませんが、狭い空間で飛ばすときは目視多めで、状況によってはモニターを見ないで飛ばします!

実際の飛ばす順番としては以下のとおり。

  1. 障害物の場所をしっかり把握
  2. 障害物が見える位置で操作
  3. モニターを見て構図を決める
  4. モニターを見て飛ばし始める
  5. スティックを固定できたら機体目視
  6. 時々モニターをチラ見

飛行前の準備として、障害物をすべて把握しておき、自分がそれらをしっかり目視できる位置に立って操作します。

構図を決めたら操作を開始。必要なら微調整し、いい感じにスティックを固定できたら、あとは機体を目視。たまに構図がずれてきていないかモニターを見て確認し、ズレていればその都度微調整。

飛ばし始めはモニターを見て、操作中は機体を目視、と覚えておけばOK。これでだいぶ障害物に衝突・接触する確率は減らせます。

障害物の確認のためロケハン必須

事前のロケハン(障害物の把握)は必須。

ドローンの飛ばす範囲に、どこにどんな障害物があるのか、いつも以上に入念なチェックが必要です。

森のなかでは目で確認しづらい細い枝がたくさんあるので、できれば近づいて確認しておきます。特に、冬は木に葉っぱが付いおらず目視ではわかりづらい。ないと思ってたのに実は枝があり、そこを飛ばして墜落、というケースもあるので、事前の確認は入念に。

状況に応じて障害物センサーはOFF

狭い空間で飛ばす際、状況によっては障害物センサーをOFFにします。

「え?障害物が多いからONにするんじゃないの?」

こう思う人もいると思います。

正しく言うと、障害物センサーが反応してしまって撮影に支障がある場合にはセンサーをOFFにする、が正しいです。

例えば、木と木の間をすり抜けるように飛ばすとき、センサーがONだとドローンは前に進めず撮影できません。つまり、こういう状況下ではセンサーが邪魔になるのでOFFにするわけです。

センサーOFFのときは要注意!
障害物センサーをOFFにすると、センサーが反応しないため、プロペラが障害物に接触し墜落しやすくなります。センサーOFFで接触を防ぐ有効な手段としては、プロペラガードがあります。細い枝では防げないことが多いですが、岩であれば当たっても墜落はせず心強いです。

狭い空間でも撮影の邪魔にならない広さであれば、むしろセンサーはONのほうがいいですね!

「ピント」に注意

オートフォーカスで被写体に接近して撮影する場合、ピントが被写体にうまく合わないことがあります。ピントを外して撮影してしまうと、編集ではどうしようもないため、しっかりピントが合っているか画面上で確認してから録画しましょう

スマホの小さな画面よりも、タブレットなどの大きな画面のほうがピントを確認しやすいため、できれば大きな画面を使って撮影することをおすすめします。

スマホで操作する場合でも、しっかりピントが合っているか画面をタップして、その都度確認してから撮るようにしましょう。

まとめ

狭い空間でドローン飛行する際のテクニックと注意点を解説しました。

飛行する際には、指2本を使ってCモードで「低速」で飛ばすのが基本です。

狭い空間では、障害物との接触を避けるべく、事前にロケハンをして障害物を把握し、飛行中は機体を目視する回数を増やしましょう。

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