Mavic Miniで夜間に動体空撮してきました。
意外にも、これまでしっかり被写体を決めて夜間にドローンを飛ばしたことがなかったので初の試みです。しかも、動くフェリーで動体空撮するということで、昼間に撮影する時と違うのかどうかなど、実際に飛ばしてきた話を書いていきたいと思います。
ちなみに、本来であればドローン(重量200g以上の無人航空機)で夜間飛行するのは許可や撮影体制的にも大変なのですが、今回は重量200g未満の模型航空機「Mavic Mini」を飛ばしたので、夜だからといって特別許可は必要ありません。
Mavic Miniで夜間に動体空撮した映像
愛媛県松山市にある三津浜港から出港する防予フェリーを空撮しました。
完全に真っ暗になってから撮ったわけではなく、日の入時間より数十分経った頃に撮影したので、港周辺こそは真っ暗でしたが、フェリーの進行方向はまだ薄っすらと夕焼けが残ってました。
今回は一人で飛ばしていますので完全に目視外飛行です。夜間の目視外飛行で、しかも動体撮影という、なかなかハードで危険性が高い撮影^^;
この場所はこれまで昼間に何回も飛ばしていて、周辺の障害物の有無や地理的な状況も完全に把握していますので(海上なので障害物はない)、真っ暗でも全然問題ないですが、これが馴染みのない場所で飛ばすとなると、さすがにロケハンは必須ですし、あまり飛ばしたくないですね。
飛ばしてみての感想は、初めての夜間空撮としてはなかなかいい感じでした。最後、フェリーが夕焼けの方向に向かっていくシーンは、夕焼けの色がとても良くて、そこに船内の明かりだけが目立つフェリーが進んでいく。その様子をブレることなく撮れたので個人的には満足です^ ^
現場ではそこまで綺麗に撮れてるとは思わなかったのですが、あとで撮った映像を確認してみると、思ったよりも綺麗な色が出てて、夜の港もバッチリ撮れてたので、Mavic Miniの性能には本当に驚きましたし、改めてMavic Miniが好きになりましたね!
手元の画面が真っ暗…
まず、夜間にドローンを飛ばしてみて感じたのは、手元のスマホに写るリアルタイム映像が真っ暗で被写体との距離感を掴むのが難しいことです。
港に近づけば明かりがあるのでかろうじて把握することはできるのですが、明かりがない場所ではスマホの画面は完全に真っ暗ですので、いったい被写体に対してどのくらいの距離を飛んでいるのか把握できないので少し不安になります。
また、目視外ということで、いまどこにドローンが飛んでいるのかは画面左下にある地図+GPSに、ほぼ真っ暗なリアルタイム映像を頼るしかありませんので、さすがに障害物がある場所や空間の狭い場所で飛ばすのは危険極まりないと再認識しました。
スマホはもちろん明るさを最大にしてますが、それでもほぼ真っ暗で効果ゼロです。
明かりがあれば繊細な操作も可能
今回のように港やフェリーが発する明かりが少しでもあれば、昼間と同様に繊細なスティック操作をすることは十分可能です!
ただ、昼間と比べればスマホの画面はだいぶ暗いですので、画面をめちゃくちゃ凝視する必要があり、結構集中するので目も体も疲れますね(T . T)
そして、今回はフェリーの動体空撮をしたわけですけど、これもフェリー自体が船内の明かりがありますので、それを頼りに操作すれば全然問題なし。暗い分、距離感が若干掴みづらいのはありますが、それでも「慣れ」や「感覚」で簡単にブレずに撮れます。
昼間にしっかり動体撮影できていて、その感覚を覚えていれば問題ないです。
夜間映像は綺麗で珍しい
昨今、たくさんのドローン映像がYouTubeなどにUPされているわけですが、夜間の空撮映像というのは非常に珍しく、あまり撮影された映像を見ることはありません。
200g以上のドローンですと許可が必須な上に飛ばす体制を整えるのも相当面倒ですので、多くの人は飛ばしていないわけです。その点、Mavic Miniだと許可なしで夜間に目視外でも飛ばせますので、個人的にはおすすめできます。
Mavic Miniでも明かりがある場所でなら綺麗な映像が簡単に撮れてしまいますので、すでにMavic Miniを持っている人には飛ばすことをおすすめしますし、まだ持っていない人で気軽に夜間に空撮したいのでしたらMavic Miniの購入を推奨します。
ただ、許可が必要ないからといっても夜間の飛行はかなり危険ですので、しっかりロケハンして安全に配慮した上で飛ばす必要があります。
まとめ
Mavic Miniでの初の夜間飛行&動体空撮した映像を紹介しました。
今回を機にもっともっと夜間空撮がしたくなりましたし、まだ誰も撮っていないであろう夜間の映像を今後撮っていこうと思います。