皆さん、日頃ドローンを飛ばしてますか?
そして、墜落させた経験はございますでしょうか?
私自身、過去何回か墜落させたことがあるのですが、もう数百回以上飛ばしていてると「なぜ墜落するのか」という原因が明確にわかってきましたので、今回はその辺をシェアしてみたいと思います。
一応はじめに書いておきますが、ドローンは墜落させてはいけません!
人や車の上空で墜落なんてさせてしまうと大変なことになってしまいますし、たとえ人がいない場所であっても大問題に発展しかねませんので、ドローンを飛ばす際には墜落させないように努めなければならないのです。
ドローンは簡単に墜落しません…
まずはじめに、基本的にドローンは墜落しません。
いや、正確に言いますと、飛行機もヘリコプターも墜落する時は墜落しますので、ドローンも墜落しないということは有り得ません!つまり、空に飛んでいるものは例外なくすべて墜落する可能性があるということです。
ただし、ドローンを含め何もせずに墜落するということはありません。
ほとんど全ては操縦者の操作ミスによって墜落してしまうのです!
現在販売されているドローンは非常に高性能で、基本的にはGPSの電波をキャッチし、ドローン自ら姿勢を制御してくれたり、操縦しなくてもその場所にホバリンクして(止まって)くれます。
もし何も操作しないでドローンが急に動き出したり、勝手に暴走して墜落するようなら、間違いなく国土交通省は飛行許可を出さないでしょう!
国土交通省が許可を出しているということは、ドローン自体の信頼性は高いと認めているということになります。
墜落する原因を紹介
ここからは一般的に墜落する原因となっている事を紹介していきます。
墜落する原因は大体決まっていまして、先程も書いたように、ドローン自体が原因で墜落するということは現状ほぼあり得ませんので、ほぼ全てが操作する人が原因で墜落しているのです。
実際に墜落させてしまったことがある私自身の体験談/墜落談も含めて書いていきたいと思います。
木や枝にひっかかる
正直、墜落原因の多くはコレだと思います。
これは目視していても目視していなくても起こり得ます!
だだっ広い海や山の上空で飛ばしていればこんな事は起こりませんが、木や枝が多い場所で飛ばしていると、つい枝が見えずにプロペラに絡まって墜落…なんていうことは多いですね。
木に衝突というよりかは、やはり見えない枝に衝突→墜落というパターンが多いと思われます。
「目視していればそんな事にならないんじゃ!?」とは言っても、いくら目視でも遠近感というはわかりづらく、しかも本当に小さな枝は見えなかったり風景に同化していたりして見つけづらいんですよね!
そして、目視外飛行ではFPVの映像を頼りに操縦するわけですから、それは横も上も見えませんし、スマホの画面なんかですと枝なんて接近するまでわかりませんよ…。
〜経験談〜
私も枝が原因で墜落したことはあります。
墜落するかどうかは、枝の太さとドローン(機体)によって異なりまして、枝に当たっても小さな枝ならドローンは姿勢は若干崩すものの、なんとか持ちこたえます。
つまり、枝に衝突してもプロペラが無理やりでも回ればなんとか墜落は防げるのです。
ただ一方で、枝が太かったりするとドローンのプロペラが止まってしまい、そのまま問答無用で墜落です…。
障害物に衝突
木や枝以外の障害物に当たって墜落ということもあります。
これは単純な操作ミスですが、障害物に近付き過ぎたであるとか、ギリギリ避けられなかったであるとかが挙げられます。
ただ、障害物の場合には、プロペラガードを着用していれば墜落は防げる可能性は高いですので、障害物に接近して飛ばす時にはガードを付けるようにすれば衝突はある程度防げます。
ちなみに、先程紹介した枝の場合には、たとえプロペラガードを付けていても、小さな枝ですと全く効果がなく無意味です…。
国土交通省に申請している方であれば、物件等に接近する時にはプロペラガードを装着していると思いますので、問題ありませんが、申請せずに飛ばしている方は、誤って何かに衝突してしまうことは考えられます。
低空飛行し過ぎた
低空飛行し過ぎて墜落というケースもあります。
地表から数メートルの余裕を持って低空飛行していれば良いのですが、本当にスレスレで飛ばしていると、うっかり地面にぶつかってドローンが破損、なんていうことになりかねません。
地面が一定の高さなら良いですが、意外と地面は一定ではなかったりしますから、そこは攻めた飛行をしていると知らぬ間に墜落してしまうことはありますね。
また、低空ですと障害物に衝突する可能性も高くなっています。
そして、水面での低空飛行も水没の可能性大ですので、できるだけ避けることをお勧めします。特に波がある場所での低空飛行は、波の高さが読めませんので、絶対にやめるべきです。
バッテリー切れ
バッテリー切れによる墜落も多いと感じます。
ドローンのバッテリーは消費するのが意外と早く、80%あってもあっという間に30%なんていうこともよくあります!
飛行中は集中して操縦しているでしょうし、バッテリー残量に注目しない方が多いのだと推測します。
あらかじめ残量を設定しておけば、その残量を超えたところで警告が出されるようになっていますので、それを余裕を持って設定しておけばバッテリー切れによる墜落は防げます。
最低でも15%を過ぎると警告音が鳴り始めますが、30%などかなり余裕を持って設定しておきましょう!
〜飛行距離に注意〜
遠くに飛ばし過ぎて、帰還させている最中にバッテリー切れで墜落…なんていうパターンも少なからずあります。
遠くへ飛ばしている時に考慮しなければならないのが、帰りの風ですね!
行きは追い風で遠くまで飛ばせたとしても、帰りが向かい風だと帰還できない可能性は高いです。
こちらも「これ以上は帰還できなくなりますよー」という警告が出ますが、あくまで距離で計算しているのであって、風のことは考慮されていませんので、このような警告を信用するのはダメです。
空撮できる時間は短くなってしまいますが、余裕を持って帰還させることによってバッテリー切れによる墜落は防げるようになります。
ATTIモードでテンパる
こちらも意外と多いのでは!?
MavicシリーズなどはATTIモードを選べないため、突然このモードになってしまうとテンパって大変なことになります。
練習していればまだマシですが、いずれにしろGPSモードから突然このモードになってしまうといくら練習を積んでいたとしてもヒヤッとします!
ATTIモードはいつ切り替わるかわからず、突然切り替わることもありますので、少しでもテンパらず冷静に操作できるようにするため、普段からの練習は必要不可欠ですね。
もしATTIモードになって風なんて吹いていたら、それはもう大変です…。
練習を積むことで墜落の確率を下げれます。
電波ロストで墜落
遠くまで飛ばしていたり、ドローンが障害物の裏側へ行ってしまうと電波が途切れてしまうことがあります。
特にMavic Airは拡張Wi-Fiを利用しており、OcuSyncと比べると電波の接続状況が悪く、障害物の裏側に入ると結構高い確率で電波がなくなってしまいます。
いきなり電波が届かなくなると焦ってしまいますし、もしそれがバッテリーギリギリの状態だったら間違いなく帰還させることは難しいです。
さらに、見失ったドローンは勝手にバッテリー減少によって着陸してしまいますので、見ず知らずの場所に着陸なんていうことも考えられます。
もちろん、そこが平らな場所だったら良いのですが、人のいる場所や森の中などでそんなことになってしまったら、もう大変ですね。
〜経験談〜
これまでMavic AirとMavic 2を使ってきましたが、Mavic 2のほうが断然電波状況は良好です!
目視している範囲であったり、障害物の裏側でなければMavic Airでも全然問題ないですが、個人的にはMavic 2のほうが安定していて電波の接続状況は良いのでおすすめです。
電波の安定性を求めるならOcuSyncの機体を選ぶと良いですね。
鳥に衝突
これはほとんどない事例かと思いますが、小さな機体ですと鳥によっては攻撃してくることも考えられます。
私もこれまで幾度となく鳥がいるところで飛ばしましたが、鳥は結構近寄ってきます!
敵として認知されているのかは知りませんが、様子見で追いかけてくる鳥も多いですので、とにかくドローン飛行の最中に鳥がいたら操縦は要注意です。
鳥に墜落させられた事例はもちろんありますので油断はできませんが、本当にこれは稀だと思いますし、そもそも鳥が多い場所での飛行を控えれば墜落させられずに済みますね。
変電所、高圧線、電波塔など…
ドローンを操縦する際には電波を利用しているため、高圧線や変電所、電波塔付近でドローンを飛ばすと混信してしまってコントロール不能になり墜落してしまう危険性があります。
私は過去、墜落したことはありませんが、電波塔付近でFPVの映像が途切れる or 乱れることは多々経験していますので、確かに電波が妨害されるような場所では飛ばすのは控えたほうが良いと思います。
急に墜落する可能性は少ないかもしれませんが、操縦不能になる可能性は十分考えられますので、コントロールを失っても帰還できるように、しっかり電波ロストの時の手順を確認しておくことが大切です。
原因不明
ドローン自体が原因での墜落はほぼありません。
が、機械である以上100%ないと断言することはできず、1%以上はドローンが原因で墜落する可能性もあります。
実際に、他の人で「急にドローンが暴走して墜落した」なんていう事例を聞いたことがありますし、「まー確率は低いけどあるんだなー」という風にしか思いませんが、あるにはあるのです!
個人的な経験からは、ドローンが暴走したことは一度もありません。色々なシチュエーションや場所で過去数百回と飛ばしていますが、そういった経験は私にはないですね。
ま、暴走したと言っている人も、本当のところはどうだか…(笑)
ドローンが暴走して墜落はほぼほぼないと考えて良いと思います。
最低限コレを守れば墜落は防げる!
すでに紹介しましたように、ドローンが墜落する原因のほとんどは操縦者のミスによります。したがって、墜落はほぼ防ぐことができるのです!
事実、空撮を専門にしてCMなどを撮ったりしているプロの方々は、絶対に墜落させることはできませんし、万が一撮影中に墜落でもしてしまったら次回以降の撮影依頼はないでしょう…。
ですので、彼らは安全第一でやっており、なんとか墜落させずに日々空撮をしているわけです。
私の経験からも、コレを守っておけば墜落は防げるという事がいくつかありますので、その辺を紹介していきたいと思います。
〜だろう・〜かも操縦はやめる
正直、コレが墜落の原因へと繋がることが非常に多いと感じます。
「多分大丈夫だろう」
「行けるかも」
「試しにやってみるか」
↑このような言葉が頭の中に一瞬でもよぎった時には、もうそれはやらないほうがいいです。つまり、分からないまま想像だけで楽観的に飛ばしてしまうと、墜落の可能性はグッと上がります!
私が墜落させてしまった時もすべて「まー多分大丈夫っしょ!」って思って飛ばした結果墜落に繋がっていますので、間違いなく「行けるだろう」「多分大丈夫だ」と思ったらそれはやらない方がいいです。
車の運転でもよく「だろう運転はダメ」と言われますが、まさにあの通りですね!勝手な想像で判断するのではなく、目視して確実だとわかった上で飛ばすと墜落は防げます。
目視外飛行の際は臆病者になる
まともに構図を決めて映像を撮ろうと思ったら、やっぱりFPVを常に見続ける必要がありますので、そうなると完全に目視外飛行になります。
目視外飛行はFPVの映像だけが頼りになりますので、ドローンの左右と後ろは基本的には確認できません。
ここでやりがちなのが、先程紹介した「だろう操縦」になります。
「後ろには何もないだろう」
「横に木はなかったはずだ」
目視外飛行で墜落するケースは、おそらく上記のように勘違いして飛ばすことによって生じることが多いと思われます。
よって目視外飛行する際の心構えとしては、臆病者の気持ちになって操縦することです!
つまり、臆病になって常にビクビクしながら周囲に何かあるのではないか?と考え操縦することです。そして、限りなく100%に近い「大丈夫だ」という確証がない限りは一度操縦をやめることをおすすめします。
〜体験談〜
私もドローンを始めただいぶ初期の頃、目視外飛行でノーズインサークルをしていた時に「このくらいならまだ大丈夫だろう」といって操縦していましたが、次の瞬間、森の木々に突っ込んだことがありました。
もう一度言いますが、目視していれば墜落する確率は限りなくゼロにできますが、目視外飛行はドローンの周囲の状況が見えないために、墜落の可能性は高まります。
よって、目視外飛行する際には臆病者になり、常に心配しながら、絶対に無理をしないことで墜落を避けることができます。
攻めた空撮を避ける
墜落させないようにするには、攻めた空撮をしないことに限ります。
海の上など障害物が何もなく空間の広い場所で飛ばしていれば、まず墜落なんてしません。
逆に、人や物件に接近して撮影したり、そのような場所でいい映像を撮りたいがために、あえて挑戦的に飛ばしてしまうと墜落してしまうのです。
CMなど撮っているプロの方々は絶対に墜落させないわけですが、理由の1つとして、超安全圏で飛ばしているからに他なりません!
事前にしっかりロケハンした上で、危ない、墜落に繋がりそうな要因をしっかり把握して安全に飛ばします。
ですので、基本的に何かに接近して撮ることなんてほぼほぼないのです。
私自身は接近して空撮するのが好きで、最近はよく滝に接近して飛ばしているわけですが、あれは墜落の可能性で言ったらかなり高いですので、墜落という観点からは全くおすすめできません。
YouTubeなどで滝のドローン映像を見ても、全てが遠くから撮っているのは墜落を防止するためです。
特に滝はGPSの電波が基本入りづらいですので、OPTIモードで接近して空撮、しかも障害物センサーなども切っているわけですから、究極的に危険な状況で撮影しているわけです。
ですので、攻めた撮影をすればそれは良い映像が撮れるかもしれませんが、それは実は非常にリスキーであることは頭に入れておく必要があるのです。
バッテリーに余裕を持って帰還
バッテリー切れによって墜落、または、ギリギリで帰還させて強制的に自動着陸などが作動してしまってパニくって墜落ということも多いです。
ちなみに、バッテリーのギリギリまで飛ばしたい気持ちはわかります。
沢山バッテリーを持っていれば別ですが、多くの方は持っていても3〜4個だと思いますし、ドローンのバッテリーはなにせ高額な上に時間が20分くらいしか持ちません。少しでも長く撮影するために、ギリギリまで撮りたい気持ちは十分理解できます。
ただ、バッテリーが15%切ってもまだ帰還させていない状況ですと、墜落する確率は一気に高くなるのです。
DJI GO 4アプリでは最低15%を下回ると警告音が鳴り始めますが、あの音は結構大きいこともあって、操縦者は意外と音を聞くと焦ってしまいます。
この焦りが墜落に繋がるわけですが、その音にプラスして、さらにFPVには「自動帰還させますか?」の文字が表示され、キャンセルしないと自動的に着陸してしまいますし、数%になると半強制的に着陸になります。
どうしても15%を切ってしまうと焦ってしまいますので、必ず15%を切る前に帰還させることが大事です!
警告音が鳴る残量はGO 4アプリで設定できまして、15%は本当にギリギリですから、もっと余裕を持って設定しておくことを強くおすすめします。
たとえば30%とか…。
本当に目と鼻の先で飛ばしているなら15%でも問題ないかもしれませんが、少しでも離れた場所で飛ばしているなら20%〜30%で警告音が鳴るように設定し、鳴ったらすぐに帰還させることが望ましいです。
飛行機なんかでも離陸と着陸時が一番危険と言われていますが、ドローンも同じで、着陸時は特に集中する必要がありますし、そこに焦りが入ってきてしまうと一気に事故ってしまう確率が上がってしまうのです。
その他の注意すべき点
ドローンを飛ばす上で注意すべき点は多々ありますので、ここで箇条書きにて墜落させないようにするための注意点を挙げていきたいと思います。
・風が強い時には飛ばさない
今のドローンはある程度の風であれば問題なく飛びます。
が、10m/sを超えるような風では絶対にやめるべきですし、風が吹いている時には上風から下風へ流すようにして撮影&帰還させるとバッテリー切れで墜落ということを防げます。
・飛ばす前に機体の点検
前回のフライトで何も問題がなかったとしても、飛ばす前には毎回必ず機体のチェックをしましょう!運ぶ過程で破損してしまっている可能性もゼロではありませんので…。
・電線や鳥の場所を確実に把握
飛行させる付近に鳥がいるかどうかは要確認です。
あと、万が一鳥がドローンに接近してきた時には、真上に急上昇するようにしましょう!急降下はそもそも危険ですし、急上昇は鳥は難しいですので、とっさに急上昇すると避けられる可能性大。
そして、案外見落としがちなのが電線の存在です。
電線ははっきり言って見えません!
目の前で見てもしっかり把握することはできないほどの細さですので、これは非常に厄介です。墜落というよりは引っかかってしまい、回収するのが難しいですので、電線は要注意ですね。
・単純な操作ミスをなくす
車でも「ブレーキとアクセルを間違えた」なんていうことが起こりますが、ドローンでもそれがないように気をつける必要があります。
まーこんな方はあまりいないかと思いますが、モード1とモード2をそれぞれ交互に使っている方は危険です。一瞬どっちだったかわからなくなる可能性がありますので、できればどちらかに固定したほうが良いです。
・人/民家の上では飛ばさない
これはもう常識ですが、人の上は絶対に禁止ですし、民家の上も墜落のことを考えて飛ばすべきではありません。
正直、民法はグレーゾーンと言いますか、他人の土地の上空は何メートルまでその人の土地なのか、具体的な数値が法律には書かれていませんので、事実上グレーゾーンとなっています。
一応300mなんて言われていますが…。
墜落して家を破損したら、それこそ弁償しなくてはなりません。
・枝が見えにくい場所では飛ばさない
枝が沢山ある場所で飛ばすのは墜落の危険性が非常に高いです。
たとえプロペラガードを装着していたとしても、枝は小さいのでプロペラに接触してしまいます。
もし枝の位置が完全に把握できないのであれば、もうそこで飛行は中断して別の角度からトライするべきでしょう。先程の「あそこには枝がないだろう」という感じで飛ばしてしまうと必ず墜落します!
えぇ、経験上。
・GPSがない場所では飛ばさない
特に狭い場所でGPSなしで飛ばすのは危険です。
今のドローンにはポジショニングセンサーがありますので、たとえGPSの電波が届かなかったとしてもホバリンクしてくれるのですが、急にATTIモードになってしまうとホバリングしませんので、慣れている人であっても墜落の危険性は高まります。
確実にGPSを捕捉できていれば、墜落の可能性は低いですね。
まとめ
基本的にドローンは墜落しません。
厳密に言えば墜落しますが、それは操縦者がミスをした時です。
上記で紹介することを守って安全第一で飛ばせば、墜落はまずあり得ないと考えてもらって良いと思います。
ということで、昨今ドローンを取り巻く環境は厳しくなっていますので、ぜひ墜落させることなくドローン空撮を楽しみましょう!