温泉(露天風呂)付近でのドローン飛行は要注意!犯罪になってしまう可能性も!?

法律関連

温泉(露天風呂がある施設)付近でのドローン飛行ですが、事前にしっかり確認・連絡しておかないと、知らずに犯罪行為や迷惑行為をしてしまう可能性があります。

温泉の上空は無防備ですので、ドローンを使用すれば簡単に盗撮できてしまいますし、全国ニュースにもなれば、ドローンの規制が増えてしまうかもしれません。

この記事では、温泉(露天風呂がある施設)の付近でドローンを飛ばす際の注意事項などを実体験を含めて紹介していますので、これから飛行を考えている場合には要チェックです。

ドローンと温泉(露天風呂)は相性が悪い

ドローンと温泉(露天風呂)の相性は抜群に悪いです。

温泉は地上などからは見えないよう目隠しがありますが、上空はなにも対策をしておらず無防備なため、ドローンを使ってしまえば悪事を働くことが可能。

もし温泉に入っているときにドローンが近くを飛行していたらどのように感じるでしょうか?おそらく多くの人はいい思いはせず、逆に不快に思うはずです!

盗撮で犯罪になる可能性

カメラで温泉(裸体)を撮影すれば、それは「盗撮」になってしまいます。

地上からは難しいですが、空飛ぶカメラ「ドローン」を使えば容易なわけで、意図的ではなく、たまたまほかの場所を撮影していた際に映ってしまったとしても、それは盗撮になる可能性もあります。

疑われて警察を呼ばれてしまうこともあるわけで、万が一撮影した映像に少しでも温泉(裸体)が映っていたら、それはもう言い逃れは難しいかもしれません…。

温泉(露天風呂)付近でのドローン飛行はいつも以上に注意を払わなければならず、それを怠ると犯罪になったり疑われたり…撮影どころではなくなってしまいます。

客が温泉施設を避けてしまう可能性

犯罪にならないまでも、温泉付近でドローンが飛んでいると、入浴しているお客さんが「盗撮されてるかも?」と施設側にクレームを入れたり、施設の利用を避けてしまう可能性もあります。

施設側もクレームにはとても敏感で、風評被害などで「あそこの温泉の近くはドローンがよく飛んでる」なんていう噂が出てしまったら、それこそお客さんが来なくなってしまうことも考えられますから、営業問題に関わってくるわけです。

温泉付近でのドローン飛行は、施設側とお客さんの両方に悪影響を及ぼす可能性があることから、やはり慎重にならないといけません!

逮捕事例はまだないが、相談は発生している

ドローンによる盗撮の逮捕事例はありません。

しかし、ある地域では、相談は過去に数件・数十件寄せられているようで、「夜間に緑と赤の灯りがついたドローンが5分ほどとどまり、女性が注視していると横に飛んでった」というものもあります。

夜間飛行は機体によっては可能

夜間飛行は法律で禁止されていますが、重量200g未満の「模型航空機」なら航空法の規制は受けず、夜間でも自由に飛ばせます。また、重量200g以上の「無人航空機」でも、国土交通省に許可申請を出すことで、厳しい規制はあるものの飛行可能です。

実際、温泉を盗撮しようと思ったら可能なわけですが、まだ通報や逮捕もないことから、多くの温泉地ではドローンへの対応はしていない様子。(兵庫県の城崎温泉街では規制しているそう)

これから盗撮による逮捕される者が出てくるのも時間の問題かもしれません…。

機体によっては望遠ズームで盗撮できてしまう

最近のドローンはだいぶ進化しており、望遠レンズを搭載してる機体もあれば、光学ズームとデジタルズームのハイブリットで160mm以上のズームができる機体もあります。

ドローンは接近すると大きなプロペラ音がしますので、盗撮しようと思っても気付かれます。

しかし、望遠ズームを搭載している機体であれば、わざわざ温泉に近づくことなく数百メートル離れた場所からでも撮影できてしまうわけです。

夜だと映像や画像が荒くなるので難しいかもしれませんが、日中にほかを撮影をしているふりをしてカメラをそちら側へ向ければいとも簡単に盗撮できてしまいます。

温泉(露天風呂)付近での撮影

業務でも趣味でも、もし撮影する場所の近くに温泉(露天風呂)があるのでしたら、犯罪行為や迷惑行為にならないよう事前の連絡や準備は必要です。

これだけは絶対に怠らないように!警察に通報されたり、一般人のドローンへのイメージが悪くなる原因にもなります。

温泉施設の許可を取る・連絡する

温泉(露天風呂)付近を飛行させるには、事前にその温泉を管理している施設へ連絡する必要があります。

施設の土地を飛ばさないのであれば本来は不要ですが、営業時間ですと、温泉にお客さんが入浴しているわけで、そこでドローンを飛ばしていると盗撮を疑われてしまい、施設にクレームが入ってしまいます。

温泉地などで撮影する場合には、あらかじめ地図などで温泉施設を把握しておき、電話してドローンを飛行させる旨を伝えます。施設側の返答はそれぞれ異なりますが、ぜひ相手側の要望に応えるようにしましょう。

もちろん、必要に応じて警察への連絡も忘れずに!

断られる・時間帯を指定される

実際に温泉施設に連絡すると、以下2つのどちらかの対応をされます。

  1. 時間を指定される(入浴時間外)
  2. 飛ばさないでくれと断られる

温泉(露天風呂)は24時間入浴可能なわけではなく、数時間の清掃時間を設けているところが多いです。

誰も温泉に入らない時間帯ならOKをくれるところが比較的多く、これなら盗撮の可能性もないですし、客からクレームが入ることもありません。

通常はこのような対応をしてくれますが、頑なに断られるケースもあります。

数時間の入浴しない時間帯があるにもかかわらずダメと言ってくることもあります。向こう側の言い分としては、「たとえ入浴時間外であっても、近くでドローンが飛んでいるという話が耳に入ると、温泉に入るのをやめてしまう人がいるかもしれないから」とのことです。

つまり、風評被害みたいな感じですね!まぁその可能性はゼロではないとしても、さすがにもう少し柔軟に対応してくれるとありがたいのですが…。

施設側は少しでも盗撮と疑われることを排除するのは当然のことですし、その可能性が少しでもあるなら極力ドローンの飛行は許可しないわけです。

実際にあった例

ある菜の花畑を撮影しようとしたとき。

その菜の花畑の少し離れた場所に温泉施設(露天風呂)があり、飛ばしてしまうと角度によっては露天風呂が映ってしまう可能性が高い場所です。

撮影しようと思い、以下の手順を踏みました。

  1. 畑の地権者へ電話連絡
  2. 温泉施設へ電話連絡
①畑の地権者へ電話連絡

まずは菜の花畑を管理していると思われる団体に電話。

「温泉施設があるのでご遠慮していただいている」

と予想通りの答えが返ってきました。

わたしは露天風呂があることは知っていたため、あらかじめ公式ホームページで温泉の利用時間を調べていました。午前5時〜9時までは内湯のみの営業で、午前9時〜10時までは点検のため完全に営業していないとのこと。

その旨を伝えてみたところ、「もし温泉施設に連絡してそこがOKならいいですよ」との前向きな回答が得られました。

②温泉施設へ電話連絡

続いて、温泉施設に電話しました。

最終的に支配人の方から「それはこちら側で協議させてもらいます」と言われ、それから数時間が経った頃に連絡が来ました。

「結論から言うと、許可できない」という回答。

午前5〜9時は内湯だけの営業ですが、万が一のことがありますから理解できます。

しかし、午前9〜10時は完全に温泉には入れないわけですから、「盗撮になる可能性はゼロじゃないですか?」と少し食い下がってみましたが、「風評被害になっても困りますし…」みたいな少し理解できない回答をされ、結局許可してもらえませんでした(T . T)

責任を取りたくない心情

許可しない理由は「風評被害」でした。

まったくのゼロではないと思いますが、平日の昼間で温泉の利用客もおらず、しかも営業時間外にもかかわらず風評被害…

まぁ納得できない回答ではありますが、結局のところ「もし何かあったら」や「責任を取りたくない」と考える人が上層部には多いので、対応したご本人もおっしゃっておられましたが「少し過剰」な判断をするわけです

おまけに「テレビ局もお断りしている」と言っていましたので、もしそれが本当なら個人じゃ撮れないですよね(T . T)

結局、一生あそこの菜の花畑をドローンで撮ることはできないわけなんですが、おもしろいことにYouTube上には撮りたかった菜の花畑の空撮映像がたくさんあります(笑)

皆さん許可取ってないんですね^^;

交渉してみる価値あり

もし断られたり、相手が迷っている場合には、こちらから安心材料を提案するのもありです。

  • 掃除や点検の時間で、入浴客がいない時間帯で撮影する
  • カメラを向けない+高度を指定するなど最大限の配慮を伝える
  • 撮影したデータを施設の人に確認してもらう

これらの安心材料を提案すればOKをくれる可能性はありますが、頑なに断ってくる場合もあり、その場合にはさすがに諦めるしかありません。

会社か個人か…

許可取りの際には、会社か個人(趣味)かというのはとても重要です。

日本人は特に「権威」や「テレビ」や「会社」には弱く、テレビ局や空撮会社などであれば比較的許可は下りやすいですが、個人の趣味レベルでは門前払いされることが多いです。

まとめ

温泉(露天風呂)付近でのドローン飛行について解説しました。

被写体のちかくにこれらの施設がある場合には、犯罪や迷惑行為にならないよう、事前にしっかり施設に飛行させる旨の連絡し、必要に応じて警察に連絡を入れておくといいですね。

これを怠ると、施設側に迷惑を与えかねませんし、ドローンに対する規制が強まることも考えられますので、いつもより慎重に。

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