鉄道を空撮する際の斜め移動と注意点【ドローン空撮テクニック】

ドローン

鉄道を空撮するのにひとりでドローンを操縦する場合、常に鉄道をモニター上で捉えながら、ブレないようにドローンを斜めに飛ばすこともあると思いますが、これをやるには少し練習が必要だったりします。

鉄道の速度も途中で速くなったり遅くなったりし、それに合わせて飛ばさなければなりません。また、斜めに飛ばすと近づいたり離れて行ったりしてしまい、結果的にあまり綺麗に撮れないことが多いです。

今回はドローンを斜めに飛ばすテクニックについて書いていきたいと思いますので、ぜひ参考にしてみてください。

 



ドローンの斜め移動テクニック

斜めに飛ばすための操作自体は簡単です。

進みたい方向に「前進/後進」のスティックを倒し、それと同時にもう片方のスティックを進みたい方向に「右移動/左移動」に倒し、その両方の力加減次第でドローンは斜めに飛びます。

問題は、そのちょうどいい感じの力加減を電車に合わせて維持することです。特に鉄道空撮では数十秒にわたってモニター上の同じ位置で被写体をキープしたいと思いますが、このキープが意外と難しいのです。

とにかく力を入れたままスティックを固定するわけですが、これはスティックの持ち方が大きく関わってきますので、以下のページを参考にしてみてください。

関連記事 【実践編】ブレないカクつかないプロポ操作(チルトとズームのダイヤル操作)

鉄道の速度に合わせてスティックの力加減を調整

速度がまったく変化しないなら割と簡単なのですが、駅に近づいたりすると鉄道はスピードを落とすため、それに合わせて力加減を調整しなければなりません。つまり、この場合には速度を落とします。

どちらか片方のスティックだけ力を緩めてしまうと、ドローンは急に鉄道に近づいたり離れて行ってしまい、映像的に微妙なものになります。

うまく撮るには、スティックの力加減を両方同じくらい同時に緩める必要があり、これが案外難しい!

コツというコツは特になく、もう繰り返し練習して繊細なスティック操作を身につけるしかありません。慣れてくれば意外と簡単に直感的に操作できるようになります。

近づいたり離れたりするので微調整を繰り返す

撮り初めはいい感じに斜めに飛んでいると思いきや、実際にはわずかながらドローンは鉄道から遠ざかったり、逆に近づいたりしています。完全に鉄道(線路)に対して平行して斜めに飛ばすのは正直難しいです。

ですので、操縦していて近づいているなと思ったら、片方のスティックに少し力を入れドローンが被写体に近づくのを防ぎ、反対に離れているなと思ったら、片方のスティックに少し力を入れて遠ざかるのを防ぐのです。

長い間斜めに飛ばすと必ずと言っていいほど近づくか離れるかになりますので、その都度わからない程度に微調整をする必要があるのです。

その微調整の繰り返しで、結果的に綺麗な斜め移動が実現します。

微調整はカクッとならないことが大事

微調整自体は別に難しくはないですが、カクッとならないように微調整する必要があり、これが難しかったりします。

映像としては、カクッと1回でもなってしまったら使えない映像になってしまうか、その部分はカットせざるを得ませんので、絶対にカクッとならないように微調整する必要があるわけです。

大事なのは、ズレてきているなぁと思ったらすぐに微調整をすることに尽きます。だいぶズレてしまうと焦って力を入れてしまってカクッとなってしまいますので、ほんの少しズレた時点でほんのわずかに力加減を変えるのです。

これももう繊細なスティック操作ができるように練習するしかないです。

うまく撮るのに手助けとなる方法

ドローンの斜め移動は繊細なスティック操作次第ですが、それを少し手助けする方法がいくつかありますので紹介します。

できるだけ離れて撮影する

鉄道から離れれば離れるだけ、綺麗に斜め移動でき、なおかつ映像としても良いものを撮ることができます。

先程紹介した通り、斜めに飛ばすと近づいたり離れたりするわけですが、遠くから撮影していると、その近づいたり離れたりするのが映像上で分かりづらくなるため、結果、綺麗に撮れるということです。

また、映像上で被写体(鉄道)が大きければ大きいほど微調整する際にブレが目立ちますが、遠ければ被写体が小さくなるので微調整しているのがバレにくくなるのです。

ですので、はじめのうちはなるべく離れた位置から鉄道など動いている被写体を撮ると綺麗に撮れると思います。

できるだけズームはしない

Mavic 2 ZoomやInspireシリーズなどはズームすることができますが、ズームをして斜め移動すると映像上で被写体の位置が徐々にズレてくるのが目立ちやすく、また、微調整しているのもかなり目立ちますので、使える映像を撮るのはなかなか難易度は高いです。

鉄道(線路)に接近するのは危険ですから、ズームをして少し離れた場所から電車を大きく映したい人もいるかもしれませんが、残念ながら綺麗に撮れないことのほうが多いと思います。

ですので、ズームができる機種を飛ばしている人は、なるべくズームをしないで撮るとブレない良い映像が撮りやすいですね。

自動操縦で飛ばす

「Litchi」や「DJI GO 4」アプリなどを使って、あらかじめコースなどを決めて自動操縦で飛ばせば比較的簡単に飛ばせるようです。

ただ、自分で飛ばして映像を撮りたい人には向いておらず、私自身も一度も使ったことありませんので、詳しい説明はここではできません(T . T)

カメラを斜めに向ける(Mavic2 / Inspire)

実用的で簡単に撮れる方法が、カメラ自体を斜めに向けてしまい、あとはただ線路と平行するように飛ばすだけで、まるで斜めに飛行しているかのような映像を撮ることができます。

これはMavic 2やInspireシリーズしかできず、他の機体では出来ません。

Mavic 2の場合には、「DJI GO 4」アプリを開いて画面上を指で横に動かすとカメラの向きを変えることができます。

それで適切な位置にカメラの向きを変え、あとは線路とドローンを平行にして、前後操作だけで斜め移動する映像が撮れてしまうのです。

ただ、線路と平行になっていないと次第にズレてきてしまいますので、そこはもう片方のスティックに力を入れて微調整する必要はあります。



斜めに飛ばす際の注意

鉄道を空撮する際の斜め移動に関する注意事項がいくつかあります。

モニターを常時見て飛行

構図も決めてバッチリ撮影するには、当然ながら空撮中は手元のモニターに映し出される映像を見ながら操作しなければなりません。

よって、事前に国土交通省に目視外飛行の許可を取っておく必要がありますので忘れずに。

補助者による監視

許可を取っても、目視外飛行をするには基本的に補助者の配置が必要不可欠です。空撮中は機体を見ませんから、常に機体を見るために双眼鏡を持ったドローンの知識がある補助者を配置します。(人数は必要に応じて)

障害物を事前に確認

飛ばす前には事前に、実際に飛ばす高度とコースを飛行させておくことが大事です。

途中に障害物はないか?電波障害はないか?鳥が飛んでこないか?などを確認しておきましょう。

線路に接近し過ぎないように注意

数年前に、線路に近づいて撮影してドローンを墜落させたのがニュースになっていましたが、架線付近は電磁波が生じていて電波が混線したりして操縦不能になってしまう可能性があります。

そうなると、墜落してしまう可能性も極めて高くなりますので、接近するのは禁物です。

また、国土交通省から許可をもらう際に、多くの方は航空局標準マニュアルで申請していると思いますが、その場合には線路の上空とその付近は飛行禁止になっていますので、そもそも飛ばせませんので注意が必要です。

上空は完全にOUTですが、「付近」には具体的に何メートルなのかの記載がありませんので、各々の判断ということになります。が、近づけば近くほど操縦不能になる可能性が高まるため、数十メートルは離れておきましょう!



まとめ

斜め移動は鉄道だけでなく、車や自転車、船などの被写体を撮影するのにも使えますし、綺麗に飛ばせればなかなかいい映像になりますので、ぜひマスターしておきたいですね^ ^

また、後方に斜め移動する際には後ろ側が見えませんので、障害物がないか事前に確認し、事故が起きないように注意して飛ばしましょう!

 

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