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佐田岬半島を高度250mでドローン空撮!飛行許可は必要?

撮影スポット(被写体)

愛媛県の最西端、日本一長い半島の「佐田岬さだみさき半島」をドローン空撮しました。

このときは高度250mからの景色を撮ることが目的でした。灯台だけではなく、ずっと奥に続く長い半島をおさめるため高高度飛行を実施。曇天でしたが珍しい絵が撮れたのではないかと思います。

この記事では、佐田岬でドローン飛行可能かどうか、実際に250mまで飛ばした撮影した映像を紹介していきます。

佐田岬半島のドローン空撮映像

佐田岬灯台をドローンで撮影している人はこれまで何人もいますが、高度150m以上上げて撮影した人はそんなに多くないと思います。よって、高高度からの映像や写真は珍しい。

Mavic Miniは条件さえクリアしていれば、地水表面から249mまでは許可なしで合法的に飛ばすことができ、あまり見れない光景をおさめることができるわけです!

今回は事前に松山空港事務所に確認し、

佐田岬灯台付近の飛行について、確認の結果、半島の先端は岩国進入管制空域外であり、また、最大到達高度が250m未満の場合、周辺の航空路にも影響無しと考えます。

との回答を頂いたため、飛ばせる限界である249mあたりまで飛ばしてきました!

上空250m未満からの景色は圧巻!

天気は微妙でしたが、想像以上の景色を撮ることができました( ^ω^ )

やっぱり高度を上げれば上げるだけ、被写体の全容が見えて景色は圧巻になります!

高度150mまでだと灯台をはじめ半島の手前のほうまでしか写らず、長い半島感を出すことができません。長い半島感を出すためにはもっと高度を上げ、奥にずっと繋がっている半島をできるだけ入れる必要があります。

ただ、たとえ高度250mほど上げても、上の写真や映像におさめたものが限界で、これでも半島のほんの先端部分に過ぎません…。この佐田岬半島はかなり長い半島ですので、飛行機でもない限り、半島の全容をひとつの絵におさめることはできないのです。

灯台撮影は定番のノーズインサークル

灯台をドローンで撮影すると、みんな絶対にやるのがノーズインサークルです(笑)

これは現地に着くと、ついやってしまいますね^^;

灯台を中心に捉えてノーズインサークル、中心から少しズラしてノーズインサークル。

ただ、みんなやる映像にはあまり価値はないと言いますか、やはり少し違った形で灯台を撮影したいものです。そこで今回やったのが、ノーズインサークルに上昇&下降を入れて撮る方法です。

完全なノーズインサークルではないかもですが、灯台を画面の中心に捉え、ノーズインサークルする時と同じように舵を入れながら徐々に近づき、なおかつ上昇(下降)するものです。

徐々に近づくことで、灯台をより強調することができますし、普通にノーズインサークルするよりも魅力的に見せられる気がします。

ほとんどの空撮映像は、ただ前進(後進)するか上昇(下降)するか横移動するかノーズインサークルするかですので、それらを組み合わせることでさらに映像のクオリティがUPしますし、ノーズインサークル×上昇×チルトダウンとかにすれば、あまり見ない映像になりますね!

もちろんブレないことが前提ですけど…^^;

規制前にMavic Miniで撮影!

重量200g以上のドローン(無人航空機)でも、事前に申請して許可をもらい調整することで、150m以上の高高度からの撮影を行うことはできます。

ただ、申請したり空港事務所側との調整があるなど、面倒な作業が発生するためほとんど誰もやらない状況。なので、150m以上の景色というのはあまり見る機会がないのです。

今回飛ばしたMavic Mini(模型航空機)はそれらの面倒な作業が不要ですので、

  • 空港(飛行場)周辺以外
  • 航空路以外
  • 250m未満まで

などの条件さえ守れば、150〜249mまで飛ばせてしまうのです!

今後は、模型航空機でも安定して飛行できる機体に関しては規制されるようですので、近い将来にはMavic Miniでも許可なしで飛ばせなくなる日が来ます。

Mavic Miniに関しては、今はまさに2015年に航空法が改正される前の状態でかなり自由なわけですが、それが残念ながらもう少しで規制され自由ではなくなるわけです。

ということで、「自由であるいまのうちに合法なことはやっておこう!」ということで、夜間に飛ばしたり目視外飛行したり、249mまで飛ばして珍しい映像を撮りまくっている次第です(笑)

いくら騒いでも規制は待ったなしですから、まさにやったもん勝ち^^;

250m未満の飛行は事前に空港事務所に確認!

航空図が読めてどこが航空路なのか理解できる人なら問題ありません。

もしどこが航空路なのかわからない場合には、近くの空港事務所に連絡することで以下のことを知れます。

  • 飛行場所が航空路に該当してるか否か
  • 空港周辺で規制はないかどうか
  • 150m以上飛ばして大丈夫かどうか

各空港事務所の電話番号やメールアドレスは以下で確認可能↓

連絡する際には、飛行場所を座標で送る必要がありますので、電話ではなくメールで。

  1. 150m-240mまで飛行させたい旨
  2. 模型航空機で飛行させる旨
  3. 飛行場所の座標(度、分、秒の単位)
  4. 航空路に該当?飛ばしてOKか?

これらのことをメールに書き送信すれば返信してくれます。

座標に関しては、国土交通省の国土地理院が公式サイトで提供している「地理院地図」で簡単にわかりますので、それで確認すればOK!

中央にある十字線を持ってくればその場所の座標が下部に表示されますので、飛行範囲(4箇所ほど)の座標を調べましょう。

北緯33度20分32秒 東経132度1分16秒
北緯33度20分51秒 東経132度0分53秒
北緯33度20分41秒 東経132度0分35秒
北緯33度20分27秒 東経132度0分47秒

↑こんな感じで大丈夫です。

これならそこまで面倒ではないので誰でも出来ると思います!

まとめ

佐田岬半島はドローン空撮にはおすすめです!

特に先端にある「灯台」はいい被写体になりますし、Mavic Miniなら高度249mまで飛ばすことができるので、晴れの日などに撮ればもっと綺麗な映像が撮れると思います。

人もそこまで多くないですし、昼間に行っても夕方に行っても綺麗ですので、ぜひここは空撮しておきたいところです。個人的にもまた行きたいと思ってます!

航空法は日々改正されているため、こちらの記事の情報は古くなっている場合がありますので注意してください