高知県いの町にある「大瀧の滝」をドローンで撮影しました。
UFOライン近くの山奥にある滝で、季節によってまったく異なる表情を見せてくれる滝です。
春から秋にかけては1本滝ですが、冬の時期には滝全体が凍り見事な氷瀑へと生まれ変わります。規模も大きく、四国でここまで大きな氷瀑が見れるのも珍しいため、冬に訪れたい滝。
本記事では「大瀧の滝」でドローン飛行する際の許可や、実際に撮影した映像、基本情報などを紹介していきます。
「大瀧の滝」でのドローン飛行の許可は?
「大瀧の滝」は国有林になっているため、ドローンを飛ばすには入林届の提出が必要です。
入林届さえ提出すれば飛行OK!
入林届の提出先は「嶺北森林管理署」です。
下記のメールアドレス宛に「入林届」と「飛行予定範囲の地図」を添付して送信するだけ。
- 嶺北森林管理署の連絡先
- メールアドレス:shikoku_reihoku@maff.go.jp
電話番号:0887-76-2110
住所:高知県長岡郡本山町本山850
航空法の「DID地区(人工集中地区)」には該当していません。必要に応じて「目視外飛行」や「30m以内に人・物」の飛行許可・承認申請をしておきましょう。展望台から飛ばすなら「30m以内に人・物」は必須ですね。
「大瀧の滝」のドローン映像
以前から撮影したかった「大瀧の滝」をようやく撮影できました。
紅葉を狙っていきましたが、時すでに遅しできれいな紅葉は見れず。水量も少なく、滝自体は細長い1本滝で迫力はありません。撮影した時間帯も午後で逆光。条件は悪かったです。
それでも滝全体を見渡すとなかなか規模の大きな滝です。滝を囲むようにして聳える岩が立派ですごい!冬はこの岩場一面に氷瀑ができるので一見の価値あります。
展望台からでも十分撮れる
今回は展望台から飛ばしての撮影でした。
ここは滝壺まで歩いて行けますし、距離的にも全然キツくありません。本来は滝壺から飛ばしたほうがギリギリまで攻めれていい映像は撮れますが、時間を優先しササっと済ませました。
距離が近く滝壺の空間も広いことから飛ばしやすい環境でしたが、手前(滝と川の合流地点まで)はわりと枝も多くて慎重に撮影しないと墜落させてしまいます。
滝の外観だけ撮れればいいなら展望台からでも撮れます。もし滝ギリギリを攻めたり、滝壺で高度を下げて撮るのなら、歩いて滝壺まで行って撮ったほうがいいですね。
接近して目視しながら撮ったほうが迫力ある映像を撮れます!
おすすめは冬の氷瀑
「大瀧の滝」がもっとも魅力的なのが冬の氷瀑です。
わたし自身はまだ撮影したことありませんが、間違いなくここの滝を撮るなら氷瀑の撮影をおすすめします。もちろんタイヤの交換が必要になったり、雪道の走行になるため行くのは少し大変です。
ただ、四国でここまでの規模の氷瀑を撮れるのも珍しいです。氷瀑はふつうは雪国で見れるものですが、極寒の高知の山奥で見れるということで、しかも規模の大きな氷瀑は短期間だけなので、これはドローン空撮しているなら撮っておきたい光景です。
夜にはライトアップされるようで、それも見応え抜群でしょう!
「大瀧の滝」の基本情報
名称 | 大瀧の滝 |
所在地 | 高知県吾川郡いの町寺川 |
駐車場 | 数台(無料) |
氷瀑の時期 | 12月末から2月末 |
連絡先 | TEL:0887-76-2110 (嶺北森林管理署) |
交通アクセス | 伊野ICから車で2時間 いよ西条ICから車で1.5時間 |
「大瀧の滝」は、高知県いの町寺川地区にある落差約35mの直瀑です。
高知県単独の山でもっとも高い手箱山(1,806m)の登山口にあり、高知と愛媛の県境にあるUFOライン(町道瓶ヶ森林道)の近くにあります。
夏場は1本の大きな筋が流れる滝ですが、冬場になると滝全体が凍結し氷瀑になります。
まとめ
「大瀧の滝」は国有林内にあるため、ドローン飛行には嶺北森林管理署へ入林届の提出が必要になります。
新緑や紅葉の時期も素晴らしいですが、一番のおすすめは冬の氷瀑。
撮影する際には展望台からも撮れますが、より攻めた映像を撮るなら滝壺まで行って撮影することを強くおすすめします。