愛媛県と高知県の県境に位置し、人気観光スポットとして有名な「四国カルスト」。
せっかく観光するなら素晴らしい景色をドローンで撮りたい人も多いはず!
結論から言えば、四国カルストではドローンを飛ばせます。空間も広くて障害物も少なく、壮大な景色を撮れる絶好の空撮スポットになっています。
この記事では、四国カルストのドローン空撮について、皆さんが気になる許可について解説。実際に撮影した映像も載せていますので、ぜひ撮る際の参考にしてみてください。
四国カルストでのドローン飛行に関する許可
四国カルストは自由にドローンを飛ばせます。
申請書を提出したり、連絡を入れる必要も特段ありません。
牧場の上空も飛行することは可能です。
連絡先 | 電話番号 |
---|---|
柳谷産業開発公社(管理・牧場) | 0892-54-2518 |
愛媛県 自然保護課 自然公園係 | 089-912-2365 |
高知県 林業振興・環境部 自然共生課 | 088-821-4842 |
ただし飛行に際しいくつか注意点もあります。
- 休日など観光客(第三者)に注意
- 放牧牛に気を付ける
- 冬季は通行止め
休日など観光客(第三者)に注意
四国カルストは人気観光地のため、平日はもちろん、休日はたくさんの観光客が訪れます。
ドローンを飛ばすには航空法を遵守し、第三者の上空や観光客に危険がないよう安全に飛ばす必要があります。
広い草原を自由に飛ばせると思いきや、草原には歩ける小道があり、とくに休日には意外と人が歩いているため縦横無尽に飛ばせるわけではありません。
一般人にとっては「音」もうるさいので、その辺の配慮も必要ですね!
放牧牛に気を付ける
四国カルストには牧場があります。
4月から11月にかけては牧場において牛が放牧されているため、これらの放牧されている牛に影響がないように飛ばさなければなりません。
牧場の上空を飛ばすこと自体は構わないそうですが、絶対に牛に影響がないように飛ばさないといけません。これらの牛は預かっているものなので、万が一負傷させたり傷をつけたりしたら損害賠償請求されることもあるでしょう。
放牧牛に急接近したり低空で飛ばすのはやめましょう!
墜落すると拾いに行けないため、放牧期間中に牧場で飛ばすのはできれば避けたほうがいいですね。
冬季は通行止め
四国カルストは冬季通行止めとなります。
他県にお住まいの方は想像しづらいかもしれませんが、実は四国でも雪が降ります。とくに四国カルストは標高が高いため、冬季は通行止めになるのです。
年中行ける観光地ではないため注意が必要!
例年は11月後半〜3月末頃まで冬季通行止めとなります。通行止めの期間は毎年異なるため、訪れる際は事前に確認してから行きましょう。
航空法の申請は必要?
航空法に関して、四国カルストはDID地区(人口集中地区)に該当していません。
しかし必要に応じて「目視外飛行」や「30m以内に人・物」の許可申請はしておきましょう。
電柱や柵を含め人工物は30m以内にある場所がほとんどなので、30m以内に人・物の許可申請はほぼ必要と考えてもらってOKです。
四国カルストでのドローン空撮はいつがおすすめ?
四国カルストでの撮影は、牛が放牧されている時期がおすすめです。
具体的には4月から11月までの期間。個人的には「夏」がもっともおすすめで、雲が夏雲になるためとても絵になります。
撮影する時間帯に関しては、どの時間帯でもそれぞれ素晴らしい景色を撮れますが、おすすめは「昼間」か「夕方」のどちらかです。
通常の絵を撮るなら晴れた日の昼間。そしてここは夕日も抜群にきれいなので、宿に帰るのは遅くなりますが、夕方は特におすすめです。この時間帯は人も少ないため思う存分飛ばせます。もしキャンプがお好きなら、キャンプ場に一泊するのもおすすめ。そうすれば早朝撮影もできますよ。
天気は当然ながら「晴れの日」に行きましょう。四国カルストにはライブカメラが設置されていますので、事前に確認していくことをおすすめします。
四国カルストのドローン空撮映像
四国カルストはこれまで何度も撮影している場所です。
申請が必要なく自由に飛ばせますし、空間も広くて初心者でも飛ばしやすい。広大な風景を撮れ、ただ単にドローンを上空にあげただけでもそれなりの絵が撮れてしまう場所です。
そして四国カルストは風景だけかと思いきや、実はさまざまな被写体があるのも魅力です。
例えば、放牧牛、カルスト大地(石灰石)、風車、車、バイクなど
上空から景色全体を撮るのはもちろんですが、四国カルストを代表するカルスト大地(石灰石)や牛、風車もぜひ狙いましょう。とくに風車を入れてうまく構図を考えて撮影すると本当に絵になります。
放牧牛はあまり近寄りすぎず、もしお使いのドローンに望遠があるのなら、それを使用して撮るのもひとつの手です。放牧牛をメインの被写体にして、うしろの背景を圧縮効果でグッと引き寄せた絵も個人的には好きです。
ほかにも車やバイクを入れて撮るとCMみたいな映像が撮れます。ただし動体空撮の際はモニターに夢中になってしまうため、撮影する際は周囲の状況に注意が必要です。
そしてFPVドローンも持っているならぜひ持参しましょう。FPVも大活躍する場所です。石灰石スレスレを狙うのもかっこいい!人が立ち入らない場所を狙って思う存分飛ばせます。
まとめ
愛媛・高知の人気観光地「四国カルスト」のドローン空撮映像や許可について紹介しました。
四国カルストでは申請や連絡の必要なく自由に飛ばせますが、休日は観光客が多いですし、4月から11月は放牧牛がいますので注意して飛ばしましょう。
事前にライブカメラなどを確認し、晴れの日を狙って訪れるように。曇りだと微妙ですので、天気が怪しくて計画を調整できるのなら、絶対に晴れの日に変更したほうがいいですよ。