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センサーOFFで滝に接近!愛媛県東温市にある「白糸の滝」でドローン空撮!

撮影スポット(被写体)

今回、初めて「滝」をドローンで空撮しました。

場所は愛媛県東温市の山奥にある割とマイナーな滝「白糸の滝(しらいとのたき)」で、一応観光地にはなっているものの、そこまで規模が大きな滝ではないですし交通機関もないので、あまり観光客は訪れません。

正直あまり期待していなかったのですが、実際に滝の目の前に着いてみると、小さいながら意外と迫力があって見応えのある滝でした。

朝だったこともあって寒く、GPSの電波もなかなか入らず、さらには枝が多くて飛ばせる空間が少なくて難しい空撮になりましたが、結果的に初めての滝空撮は満足のいくように終えることができました。



白糸の滝へのアクセス

白糸の滝の最寄りの駅は「見奈良」になります。

残念ながら滝までは交通公共機関がありませんので、バスや電車をメインで観光している人は困ります。

アクセス方法は全部で4つ。

自家用車

滝の入口には数台分くらいは駐車できるスペースがありますので問題ありません。免許は持ってるけど車は持ってないと言うのでしたらレンタカーを借りていくのがベター!

自転車(レンタサイクル)

どちらも持っていない場合には、自転車で行く方法もあります。

マイチャリを持っていればそのまま地図を見て行けばOKですし、持っていない人は見奈良駅の近くに「レスパスシティ」という複合商業施設がありまして、その中に「strada(ストラーダ)」というレンタサイクル店がありますので、そこで自転車を借りることもできます。

strada(ストラーダ)公式サイト

ただし、白糸の滝までは駅から標高差が少しありますので、正直自転車では健脚向けコースとなっています。普段乗らない人などは行きはずっと登りになりますので、やめておいたほうがいいと思います^^;

タクシー

私も行きは利用しましたし、現実的なのがタクシーを利用する方法です。

所要時間は25分くらいで、料金は2,300円くらいだったと記憶してます。

東温タクシー(公式サイト)

※電話番号:089-964-2054

見奈良駅に到着し電話すれば直ぐに来てくれます。あまりないですが、冬場は雪が積もっている場合がありますので、そのような状況ですとタクシーは滝まで行かれないので注意。

徒歩

お金を掛けずに行くのでしたら徒歩で行く方法もあります。

ちなみに、帰りは私は歩いて駅まで戻ってきました^^;

約7.7kmの距離をずっと下るだけですし、実際に出発してから駅に到着するまでちょうど1時間半でしたので、普段歩いている人であればそこまでキツくはないと思います。



白糸の滝でドローン空撮

冒頭でも書いたように、私自身「滝」でドローン空撮するのは初めてことだったので、ワクワク半分、緊張半分といった感じで向かいました!

なにせ、「滝」は山間にありますのでGPSが入らないという問題がありますし、木々や枝がたくさんありますので、普段海など開放感抜群な場所で飛ばしている身からするとかなりハードです^^;

GPSの電波が弱い…

滝に到着後、早速ドローンを飛ばしたのですが、山間部ということもあってGPSの電波が弱くまったくドローンが上昇しません。

左右上下に動かしてしばらくしたら無事上昇できたのですが、バッテリーは1本の半分くらい無駄にしました。

また、今回はGPSモードでの撮影はできませんでした。

その代わり常に「OPTIモード」での撮影となり、GPSモードよりは正確性に欠けますが、それでもビジョンポジショニングセンサーが稼働してくれているおかげで、なんとか姿勢維持(ホバリング)はしてくれます。

OPTIモードからいつ急にATTIモードになるのかは分かりませんし、飛ばしたMavic 2 Zoomの場合には突然なることも考えられますので、そこ点は少しビクビクでしたね…。

このように、滝での空撮はGPS関係でトラブルが起きやすいですので、十分気をつけて飛ばす必要があります。

枝のせいで飛ばす空間がない…

滝の上空は大抵の場合、木々がなくて解放的になっていることが多いのですが、この「白糸の滝」は滝幅が狭いですので、横に生えている木々の枝が滝の真上まで伸びてきており、完全に覆われています。

ということで、他の人が撮っているような滝の真上から撮る絵は撮れないということです。しかも、滝の上だけではなく、滝の周辺一体の上空が全て枝で覆われている状態で、上空に上げることさえ難しい…。

実は上空から見ると、ところどころ枝がないところがあるんですけど、下から見ると全て覆われているように見えるんですよね!

ちなみに、このように木々に囲まれている場所でドローンを飛ばすなら冬以外にしたほうが良いかもしれません。

冬は枝に葉がついていないので、目ではなかなか正確に枝の場所を把握するのが難しいです。大きい枝なら見えるのですが、本当に小さな枝は見えづらくて少々危険。

操縦に慣れていないと枝に引っかかって墜落してしまいますので、ある程度慣れるまで狭い場所では飛ばすべきではありませんね。



滝に急接近して空撮!

YouTubeで滝の空撮映像を見ていても、全然滝に近づいて撮っている映像がありません。

多くの人は有名で大きな滝を撮っていますので、そうなると水しぶきや風があって容易に近づけないのはわかります。

ここ「白糸の滝」は規模が非常に小さな滝で、一番上までギリギリ目視で見えるか見えないかくらいの滝ですし、水しぶきも風もほとんどありませんから、滝に接近して撮ることができます。

滝に近づくということは、いわゆる低空飛行しているのと同じ感じになりますから、墜落の可能性が高いですし、水しぶきによってドローン本体が濡れてしまう可能性も考えらえます。

少々リスキーなのは承知で、そこはやはり無理しない程度に気合を入れて飛ばす必要がありました。

実際に急接近して何度も滝の下から上、上から下へと往復したのですが、結果的に一度もトラブルなく終えることができたので良かったです。

常にヒヤヒヤでしたけど^^;

正直、久しぶりにここまで目視してドローンを飛ばしたと思います…。

普段は開放感抜群な場所でしか飛ばしてませんし、目視ではなくスマホのFPVを見て操縦することが多いのですが、今回は目視していることのほうが多かったですね。

人は来ませんが一応観光地ということもありますし、絶対に墜落させてはいけませんから、1時間くらいずっと気持ちを引き締めっぱなしでした。

ついでに言っておく、万が一滝のどこかにドローンが落ちてしまったとしても、この滝はそこまで急ではなく普通に登れるような滝ですので(もちろん許可なしではダメですけど)、超最悪の場合は電話して許可を得てから登ればいいやと、そういう覚悟で飛ばしていました。(登山や滝登りの経験者)

回収できそうになかったらやりませんでしたね…。

トライポッドモード必須!

滝撮影で重宝したのがトライポッドモードです。

これがないと狭い場所では撮れません!

スティックを目一杯倒しても一定の速度しか出ませんので、なかなか綺麗でブレない絵が撮れます。

ドローンのスピードは遅いけど、滝の流れは速いということで、滝とトライポッドモードの相性はいいことに気付きました。

小型ドローンで言えば、Mavic Airも滝での空撮にはもってこいの機体ですが、このトライポッドモードが付いてないですので残念ながら使えません(T . T)

ここはMavic 2シリーズの出番です!

滝の空撮はおもしろい!

おもしろかったというのが正直な感想です。

滝に接近できると、色々な構図が頭に思い浮かんできます。

登っていく絵だったり下っていく絵、滝を見下ろす絵なんかも撮ることができますし、そこにドローンを回転させれば動きのある絵も撮ることができます。

編集していて「もっとこうしたいな!」というのが結構ありましたので、それは次回どこかの滝で実践したいと思います。

とりあえず、小さな滝でも撮り方次第でなかなか良い感じに撮れることがわかりましたので、近々また撮りたいですね!



まとめ

初めての滝空撮でしたけど、大満足です^ ^

なかなか綺麗な映像が撮れましたし、滝×ドローンというまた新たな可能性に気付いてしまいましたので、これからも定期的に撮れればなと思っています。

 

【使用した機材】

Mavic 2 Zoom

DJI公式サイトで購入

※滝を撮るならより画質が綺麗なMavic 2 Proのほうが良いと思います!滝付近ではスペースもありませんからドリーズームなどもできませんし、より画質にこだわるべきですね!

【許可等】

東温市に連絡済みです。