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マイナスイオンたっぷりな滑川渓谷(奥の滝/龍の腹)をドローンで空撮!

撮影スポット(被写体)

今回は愛媛県東温市の少し外れにある「滑川渓谷(なめがわけいこく)」へドローン空撮をしに行ってきました!

この1週間くらい前に「白糸の滝」でドローン空撮して以来、滝の空撮にハマってしまいまして、また滝を撮りたいと思って今回この「滑川渓谷」を選んだ次第です。

滑川渓谷の最終地点には「奥の滝/龍の腹」と呼ばれる自然が創り出した素晴らしい空間がありまして、今回そちらでのみドローンを飛ばしました。

ここへ行く途中の川の緩やかな流れも空撮する価値はあるのですが、バッテリーが限られているということで「滝」に絞って空撮。

正直、ドローンを飛ばせる空間が狭かったので大変でしたが、なかなか良い空撮経験ができましたね!



滑川渓谷とは?

こちらは渓谷になりますので、他の渓谷と同じように長い年月をかけて侵食された岩肌などの変わった景色を見ることができます。

が、実は他の渓谷とは少し違う景色も楽しむことができます。

それは約1kmほど流れる「ナメラ」と呼ばれている川床や、川床にある小さなくぼみで水が渦を巻き、小石が内側を削ってできたと言われている「甌穴(おうけつ)」になります。

ナメラ

こちらがナメラを呼ばれている川床。

このような緩やかな川の流れを見ながら、ゆっくり最終地点「奥の滝/龍の腹」へ向けて歩いて行くわけですが、この川の流れ自体、ほかではあまり見れませんので結構貴重!

どう表現して良いのかわかりませんが、水の絨毯のような感じ。

甌穴

所々に上の写真のような大きな穴が空いていまして、これがあまり聞きなれない「甌穴(おうけつ)」になります。

水の透明度が高いこともあって、この穴に溜まっている水がエメラルドグリーン色をしていてとても神秘的に見えます!

この日は曇っていましたが、晴れていたらもっと綺麗な色が出ていたはずですので、写真を撮るのが目的なら晴れている日がおすすめです。



滑川渓谷へのアクセス方法

滑川渓谷へのアクセス方法は大きく2つ。

1. 自家用車で行く

2. 路線バスで行く

車を持っている人であれば、車で行くと簡単です!松山市の中心部からおよそ37.8kmで(高速を使う)、時間にすると1時間くらいで到着してしまいますので、全然日帰りの距離です。

また、交通機関で行く場合には路線バスを使うことになり、便数は多くはないものの、片道1日に4便もありますので、個人的にはまぁまぁ便利^^;

路線バスのアクセス方法

路線バスで行く場合、乗車するのは「横河原駅」になります。

そして、現地の滑川渓谷で下車するバス停は「海上」です。

どちらも始発/終点のバス停になりまして、片道約40分となっています。

路線バスの運賃

バスの運賃は片道620円になります。

往復ですと1,240円ですね!

また、これは松山近郊に住んでいる人に限る話になりますが、ICい〜カードも使えます。(SuicaやPASMOの相互利用は不可)

路線バスの時刻表

横河原駅→海上(滑川渓谷)

海上(滑川渓谷)→横河原駅

おすすめ時刻

9:23発 – 10:00着 14:48発 – 15:25着

14:08発 – 14:45着 16:58発 – 17:35着

ちなみに、私は9時23分のバスで行き、帰りは16時58分のバスで帰ってきました。

えぇ、参考にしていたサイトで見ていた時刻表が違ったんですよね^^;

何時間も待ちました…。

ちなみに、上記の情報も2019年2月時点のものになりますので、もし行かれる際には各自調べてから行くようにしてください。情報が古くなっている可能性があります。



入り口から最終ポイントまで

入り口(滑川清流ハウス)から最終「奥の滝/龍の腹」までは川沿いをずっと登っていきます。

登りと言っても急な上り坂ではなく緩やかな上り坂。ただ、少し歩きますので覚悟は必要ですし、水辺を歩きますから靴選びは間違わないように!

上の動画では入り口から最終地点までノーカットで撮影していますので、行こうと検討している方はぜひ事前に見ておくといいかもしれません。

 

奥の滝/龍の腹でドローン空撮

奥の滝/龍の腹でドローン空撮をしてきたわけですが、ここで飛ばす際にはいくつか注意が必要でした。

GPSの電波が弱いので最初上昇できない

木々で覆われているので、上空高く飛ばすことができない

細い枝があるので、横や上ギリギリに飛ばせない

落としたら水没の危険性がある

とにかくドローンを飛ばせる空間が狭いので、撮影の幅が限られます。

よって、思うように飛ばせないのでその点はちょっと満足のいくように飛ばせませんでした(T . T)

GPSの電波が弱い

地形的に窪んでいる感じになっているため、最初はGPSの電波が弱くてドローンを上昇させることができず、あっちへ行ったりこっちへ行ったり…をしばらく繰り返していました。

しばらくすると電波が強くなってきて上昇できるようになるのですが、この間に消費するバッテリーが毎度もったいなくて困ってます^^;

長くて5分以上も上昇できない時があるので、バッテリーがその分なくなって撮影できる時間が減ります。

また、今回もGPSモードではなくOPTIモードでの撮影となりました。

OPTIモードでも下部センサーを利用してホバリングしてくれますので、OPTIモードであれば安心して撮影可能です。ただ、いつATTIモードに突然なるかわかりませんので、そこは怖いですよねぇ。。。

上空は木々で覆われている

写真では上空が空いているように見えますけど、現地で見ると上空は完全に木々(枝)が覆ってしまっていて、ドローンを高く飛ばせません。

本来はもっと高いところから空撮したかったのですが、それが結局叶わず!そうなってしまうと、この空間の中だけでの空撮となってしまい、正直物足りませんね…。

もしかしたら上空から見たら空いている所があるかもしれませんが、下から見渡した限りだと全て覆われてました。

見えない枝が意外と多い

告白しますと、一度だけドローンのプロペラが枝に当たりました^^;

墜落はしなかったのですが、細い枝にプロペラが接触している嫌な音が聞こえました。

一応飛ばすコースに枝がないか目視で確認しているのですが、正直目視では限界がありますし、そもそも小さい枝の場合は目視できませんので、事前にしっかり確認してもこれは防ぎようがありません。

もちろん、ギリギリを攻めずに安全圏で撮れば問題ありません。

「これ大丈夫かなー!?」といった気持ちで一瞬でも調子に乗ってしまうと墜落してしまうんですよね。経験上。

墜落させないコツは「これ大丈夫かなー!?」と思った時点ですぐそこで止めることです!

過去、数回程度墜落させたことはありますが、「これ大丈夫かなー?」と思いつつそのまま操縦した時に墜落させてしまいました。ですので、基本的に無理せず飛ばしていればドローンが墜落することはほぼありません。

落ちたら水没の可能性が!

今回は下が川床ですので、枝などに接触して落ちてしまったら壊れるだけではなく水没という危険性があります。

プロペラが折れるくらいなら替えがありますが、ドローン本体が水没してしまうと最悪の場合は飛行できなくなってしまいますし、水没したドローンを飛ばす気にはなれませんので、20万円の機体が無になります…。

ということで、慎重に慎重を重ねて飛ばしたわけですが、やっぱりそのような状況下で飛ばす時は緊張しますよね^^;

最終的には水没させることなく無事終了させることができました!

やっぱり滝空撮はおもしろい!

白糸の滝もそうでしたけど、やはり滝をドローンで空撮するのは面白いですし、撮り甲斐があります。

基本的に滝を上から見下ろすのはドローンでしかできません!だいぶ上空からならヘリコプターでも頑張ればいけそうですが、滝ギリギリのところを真上から見下ろすのはドローンのみが撮れる絵です。

滝は常に流れていますので、ただ単に風景を撮っているより動きがあって撮っていて面白いです!

色々な構図が考えられますし、その滝やまわりの地形によってドローンの飛ばし方も変わりますので、操縦自体をより楽しめるのです。

私自身、完全に滝の空撮にハマってしまいましたので、今後も引き続き滝を空撮しに行きたいと思っています。



まとめ

ドローンで空撮するか否かに関わらず、滑川渓谷はかなりおすすめスポットになります!

観光客があまりいなくてマイナーなスポットであることは間違いありませんが、想像以上に凄い光景が広がっていますし、自然が創り出した壮大な空間を体感できます。

夏はもちろん、秋の紅葉も綺麗そうですし、冬の寒い時に現れる氷柱(つらら)もとても神秘的だと思いますね。

 

【使用した機材】

Mavic 2 Zoom

DJI公式サイトで購入

※滝を撮るならより画質が綺麗なMavic 2 Proのほうが良いと思います!

滝付近ではスペースもありませんからドリーズームなどもできませんし、より画質にこだわるべきですね!

【許可等】

東温市に確認しましたが、このような場所でドローン飛行を規制する条例等は東温市にはないとのことでした。

「航空法を守って飛ばしていただければ」とのことでしたので、管理者の許可等は要りません。

ただ、前回「白糸の滝」で空撮する際に電話した時には、「周囲に人がいないことを確認して飛ばしてくれ」と言われましたので、周囲に人(観光客)がいたら飛ばすのを中断するといいと思います。