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お顔に大接近!石手寺の裏山にある「弘法大師像」をドローンで空撮

撮影スポット(被写体)

愛媛県松山市にある四国八十八箇所第51番札所の「石手寺(いしてじ)」。

このお寺の裏山に建っているのが「弘法大師像(こうぼうだいしぞう)」です。

ドローン空撮を始めてからずっと撮りたかった被写体で、何度か電話して許可取りを試みたものの撃沈していたスポット。ところが、ドローン仲間に住職さんと知り合いの方がおり、その方経由で頼んでみたところ、なんと飛行許可をいただけました。

改めて人との繋がりは大事なんだなーと実感した次第です(笑)

念願叶って実際に「弘法大師像」を空撮してきましたので、編集した映像と撮った際の感想を書いていきます。

弘法大師像のドローン空撮映像

弘法大師像の撮影ではDJI Mini 2を使用しました。

バッテリー5本をフルに飛ばし、撮ったデータは約1時間分。

「この像を撮るのにそんなに必要?」と思うでしょうが、毎回同じような構図で何度も撮ってしまうんですよね。もっといろいろな角度から撮ればいいんですけど、「これだ!」と思った構図で繰り返し撮ってしまう癖があります。

ノーズインサークルとか毎回何周するんだってくらい撮りますね^^;

この日は天気が良くて風も吹いておらず、人も誰も来ませんでしたので、時間を忘れてじっくり撮影できました。後悔することがないよう満足いくまで撮った感じです。

動画の編集に関しては、音楽は雰囲気的に「太鼓」を使っているものを選び、テンポも速い曲にしました。普段テンポの速い曲を選ぶことはないので今回は初挑戦。やっぱり映像はパッパッと切り替えたほうが飽きられにくいので、今後は速いテンポの曲も入れていきたいと学習しました。

DJI Mini 2は軽くで機体がユラユラ

今回は「弘法大師像」という被写体がある撮影で、被写体に接近すればするほど魅力的な絵が撮れるため、かなり接近して撮影しました。

ただ一つ問題がありまして、DJI Mini 2などの軽い機体でホバリング性能が低いと、ゆっくり飛ばしたときに機体がゆらゆら揺れてしまいます。特に被写体に接近して撮影していると、それが映像で見ると顕著にわかってしまうんですよね(泣)

像を下から上に向けてゆっくり上昇していくショットを何度か撮りましたが、スティックは一切交じっていないにもかかわらず揺れてしまいます。

軽い機体の欠点は超低速時のホバリング性能です。被写体に接近したり超低速で飛ばす場合、重量のある機体で撮ったほうが満足のいく絵は撮れます!

接近はズームを使用

像の目に接近しているカットはデジタルズームを使って撮りました。

デジタルズームはただ映像を拡大にしているに過ぎず、画質が悪くなるのであまり使いたくないのが本音で、普段は一切使いません。ただ今回は安全面とホバリング性能を考え、デジタルズームを駆使することで非常に「寄り」の絵が撮れました。

撮りたかったカットが、最初目だけを映しておいて、そこから徐々に離れていって全体像を写すもの。これをワンカットで撮影したかったのです。

画質にこだわらないのであれば、デジタルズームを使っておもしろい表現ができるのは間違いありません!

ノーズインサークル病

ドローン空撮で必ずやるのがノーズインサークルです。

やらない日は絶対になく、この日も1時間のうち40分くらいはノーズインサークルをしてたのではないでしょうか?弘法大師像のような被写体があると、ずーっとまわりたくなります。完璧にまわれてたとしても、高さや距離を変えたりして何度も何度もまわってしまう。

自分では「ノーズインサークル病」と呼んでいます。

ノーズインサークルは普通にぐるーっとまわるのが一般的ですが、飽きてきたら、まわりながら徐々に前進したり変化をつけるといい絵が撮れます。慣れてきたら、旋回しながら高度の上げ下げ、そこにチルトを加えると素晴らしい絵が撮れます。

まとめ

数年前から撮りたかった石手寺の「弘法大師像」。ついに念願叶って撮影できました。

松山にはあと2ヶ所どうしても撮影したい場所があります。どちらも難易度は高く、片方は撮れそうですが、もう片方はなかなか撮れない場所です。

今回みたいに「もう撮れないんだろーなー」と諦めていても、人と人との繋がりやコネなどで撮れることもありますので、諦めずに待ってようかなぁとも思います…。