愛媛県久万高原町にあるスキー場「久万スキーランド」をドローンで空撮してきました。
昨年2020年12月にスキー場がオープンする1週間ほど前に撮らせてもらい、2021年2月に今度は夜のナイターを撮らせてもらいました。
(撮らせてくれた久万スキーランド様、ありがとうございました♪)
夜のスキー場の空撮映像はなかなか貴重な絵で、無人航空機(重量200g以上)では許可の関係上飛ばすのが難しく、それゆえ撮っている人はほとんどいません。今回は模型航空機となるDJI Mini 2で撮影しました。
公式サイト:久万スキーランド
久万スキーランドの空撮映像
こちらは2020年12月、営業開始1週間前に撮った映像になります。
知らない人も多いと思いますが、実はここ松山市から30分〜1時間の場所にあるんですけど、冬にはしっかり雪が降り多少は積もるんです!
そもそも愛媛で雪が降ること自体知らない人は多いと思います。自分もはじめは知りませんでした^^;
この時期、まだ雪は降りませんので人工雪になります。映像にある白く積まれているのは造雪機で作られた人工雪。まだゲレンデが整備される前ですから、スキー場という感じはしません(泣)
よって、絵的には少し微妙なものになってしまっています。唯一、お客さんがまだいないこともあり、リフトの下を縦横無尽に通過したりできたので、撮影自体は楽しかったです。
こちらは2021年2月、冬真っ只中の時期に撮影したもの。
すでに暖かい日が続いていたものの、数日前から突如寒くなって雪が降ったため、今季最後だと思って急遽ナイターを撮りに行きました。
前年に飛ばしてロケハンはできていましたが、スキー場から外れてしまうと真っ暗で何も見えず。営業中の撮影ということもあって、真っ暗闇の上空を飛ばさなければならず、周囲の木々の高さがわかりづらいので、高度に余裕を持って飛ばしました。
周囲に明かりが一切ないこともあって、上空からのスキー場はかなり綺麗!下のほうは白色で照らされ、上のほうはオレンジ色に照らされ、そのグラデーションが美しい。
正直、滑っている人を超低空で追走したり(その逆も)とチャレンジングなことをしたかったのですが、今回は見送り、ただ単にスキー場の全景だけを撮影した次第です。
接近すると迫力UP!
ナイター営業が終わった直後にゲレンデ上空を飛ばさせてもらいました。
どうしてもやりたかったのが、動くリフトの下スレスレを通過すること。当然ながらスレスレを飛行すると迫力があり、絵的に見応えあるものになります!ただ、一歩間違えると衝突の危険もありますから、やる時には注意しなければなりません。
今回はゲレンデの一番上から一番下まで降りてきて、その途中にあるリフトの下をくぐるわけですが、スタッフの人がリフトに乗っており、ちょうどその下をタイミングよく通過できました。
撮っていて興奮しますし、やっぱりスレスレは迫力あります^ ^
本来であれば、営業中にでもやりたいのですが、まぁそれは危険ですよね…。
夜間飛行は要注意
夜間飛行は本当に危ないです(T . T)
これまで海での夜間飛行×目視外飛行は何度かやったことはありますが、山間部でやるのは今回が初めて。
そもそも無人航空機(重量200g以上)の場合には今回のような撮影はできません。基本的に、飛ばす高度と同じ距離の半径に第三者が立ち入らないようにしなければならず、Mavic 2などの無人航空機だとアウトな飛行です。
今回は模型航空機のDJI Mini 2で飛ばしましたから法的には問題ありませんが、これも2022年にはできなくなってしまうのかな…。
夜間飛行の注意点としては、
- ロケハン必須
- なるべく目視飛行が望ましい
- モニター見るなら補助者に機体を監視してもらう
という当たり前のことです。
夜間は本当になにも見えませんので、明るい時にロケハンをして実際に飛ばす予定のコースを飛ばしてみる。障害物をすべて確認。また、今回のような場合には木々の高さも確認しておく必要があります。
また、ロケハンしたからと言っても、なるべく目視飛行するのがいいです。ドローンは下部が光りますので、真っ暗だと意外と100mくらい上げても機体の位置は把握できます。常に機体を見失わないように飛ばせば、まぁ事故る可能性は低くできます。
どうしても目視外飛行するのでしたら、常に機体の位置を把握してくれる補助者をつけておけばOK!あとは、より明るくするライトなんかも役立ちます。
撮影は、無理をせず、決して欲張らず、なるべく機体は移動させないことが大事!上昇・下降、右回転・左回転、そしてチルトを動かすことで、機体自体をあちこち動かさなくてもまずまずの映像は撮れますね。
久万スキーランドへの行き方
「久万スキーランド」は愛媛県の久万高原町に位置してます。
すぐ裏が「皿ヶ嶺連峰県立自然公園」です。
松山市中心部からは車で40分くらい。なんと1時間も掛かりません!時間帯によっては、街の中心部が渋滞するためもう少し時間は掛かりますが、意外と近いものです。
冬場に雪が降ると、砥部から三坂峠までの道でチェーン規制(冬用タイヤ規制)がありますので、自家用車で行く場合にはそこは注意が必要。
松山の人は雪が降らないためわざわざスタッドレスタイヤに履き替えてないので、もしスキー場に行くなら要注意!
路線バスでアクセス可能
バス名 | JR四国路線バス(久万高原線) |
乗車地 | JR松山駅 |
降車地 | 横通停留所 |
所要時間 | 約1時間 |
運賃 | 900円(往復) |
実は、路線バスでも行くことができます。
バス降車地からは「久万スキーランド」に電話することで車で迎えにきてくれます。バス停からスキー場までは約10分の道のり。(スキー場の電話番号は0892-21-0100)
運賃は往復で900円で、松山駅バスプラザやJR松山支店、バスの車内などで購入可能!
路線バスの時刻表は以下の公式サイトで確認できます↓
まとめ
「久万スキーランド」のドローン空撮について書きました。
撮りたかった夜のスキー場を撮れて大満足!あと、ここは気球体験なんかもやっていて、それも本当は撮りたかったのですが、都合が合わず撮影は断念しました。また来季にでも撮らせてもらいたいと思います。