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一面真っ赤に咲き誇る「窪野彼岸花群生地」をドローンで空撮

窪野彼岸花群生地 撮影スポット(被写体)

愛媛県松山市窪野町の「窪野彼岸花群生地くぼのひがんばなぐんせいち」を撮影。

ここはその名の通り彼岸花の群生地で、毎年9月中旬から後半にかけて、一面真っ赤に咲き誇りとてもきれいになります。個人の敷地で趣味的に植えられているものであり、もちろん自然に群生したわけではありません。

前々から撮影したかった場所のひとつですが、これまでなかなか行く機会がありませんでした。今回ちょうど見頃になる前に思い出し撮影してきました。

窪野彼岸花群生地ではドローン飛行禁止

窪野彼岸花群生地

まず書いておかなければならないのが、ここはドローンの飛行は禁止です。

「じゃーお前はなんで飛ばしてるんだ?」とつっこまれたらその通りですが、とにかくドローンは禁止しているとのこと。これは現地で土地の持ち主の方と話して確認しています。

理由は、数年前に彼岸花の上を飛ばして墜落させた人がいたからだそう。その時、ドローンを回収するのに彼岸花を踏み分けて拾いに行くのが大変だったそうで、それ以降は禁止にしているのだとか。ニュアンス的に、彼岸花の上空でなければ飛ばしてもいいよ、とも解釈できたけど、まぁどちらにしろ飛ばさないほうがいいですね。

ちなみに自分は地主さんに確認する前に飛ばしたから映像を持っています。

最初、現地で地主さんを探したものの見当たりませんでした。これまで皆さんが飛ばしているのを確認していたので、先に飛ばして事後確認する予定でした。最近この「事後確認」はよくやる手法です。あとで聞いてOKだったらそのまま使い、ダメだったらお蔵入り。業務ではできませんが、趣味の範囲なら許してもらえないだろうか。まぁ趣味でも業務でもやらないほうがいいのは間違いないですが…。

それにしても最近は場所によっては許可取りせずに飛ばすことも増えた。まぁ許可取りに関してはいつか詳しく書きたい…。

最終的に、帰り際に地主さんに声をかけ「撮った映像は使っていいよ」と言ってくれました。それはもう撮ったあとだから、向こう側からしたら許可しない理由もないわけだが。優しい方だったのも幸いでした。

窪野彼岸花群生地のドローン空撮映像

彼岸花の上を飛べるのはドローンの特権です。

高い位置から俯瞰で撮るのがドローンの一般的な撮り方ですが、実は人が立ち入れない場所を直線的に滑らかに飛ばして映像を撮れるのはドローンの魅力のひとつです。このような花の群生の上を自由自在に飛ばせるのは、地上カメラでもヘリコプターでもできない。ドローンでしかできません。

そんな映像を撮りたく今回撮影したわけですが、とにかく見物客が多くて飛ばせない(笑)

あらかじめ予想していたので朝早め行ったのですが、すでに人がチラホラいました。ここは時期になるとたくさんの人がやってくる人気スポット。この時期、インスタグラムを見ると似たような写真が大量に投稿されています。そして自分のフィードもこの場所の投稿であふれます。(自分もそのうちの一人)

とにかく人がいて飛ばせなくて困りました。人がいない場所もあるのですが、皆さんが写真を写している方向なので明らかにドローンと自分が映り込み邪魔になります。しかもドローンを飛ばせば音もうるさいので、あまりこういう場所で飛ばしたくありません。他人のことがまったく気にならない、ある意味、無神経な人もいますが、自分は意外と気にする。ドローンをやっていない人からしたら、邪魔だしうるさいだけですからね。

でも、せっかく行ったので無理やり飛ばした。なるべく邪魔にならないように人がいないところで。

ただ、申し訳ないですが多分みんなが撮った写真には自分やドローンが写っているはずです。もちろん、こっちの映像にもみんなが写っています。もうこればかりは仕方ありません。なるべく写らないように撮影したし、向こう側も写らないようにシャッターを押してたはず。

無理やり飛ばしたけど全然満足には飛ばせませんでした。数分飛ばして早めに帰還。本当はもっとたくさん撮りたかったもののさすがに飛ばせません。明らかに邪魔すぎますし、撮ってるこっちも気持ちよくありません。

それでも、無理やりでも飛ばした甲斐はありました。やっぱり群生している彼岸花の絵は見応えがあります。ここまで群生していると絵になりますし、もう一度撮りたいかと聞かれれば撮りたいです。もちろんもう撮ることはできないわけですが…。望遠とか使いたかったですし、もっと色々な撮り方をしたかったのが本音。

飛ばしやすい環境だった

窪野彼岸花群生地

飛ばすのは主に大きな木と彼岸花のあいだの狭い空間でしたが、とても飛ばしやすかったです。

細い枝がないのが飛ばしやすい要因。目視しづらい細い枝がたくさんあると難易度は変わってきますが、ここはそれらがまったくないので難易度は低い。つまり大きな木にぶつけなければ墜落する可能性は低いわけで、障害物はほぼありません。

以前、墜落させたという人は一体どうやって墜落させたのか?おそらく慣れていない人だったのだろう…。

このような狭い空間では、上空で思いっきり飛ばすのとは操作方法は異なります。スティックを目一杯倒すことなんてもちろんありませんし、繊細な操作が必要です。まぁCモードで飛ばせば簡単に飛ばせますし、あとはプロペラガードをつけておけば墜落することはありません。

上空からもきれい

窪野彼岸花群生地

彼岸花の群生は上空から撮ってもきれいでした。

この緑色の木々の間から見える赤い彼岸花。彼岸花に接近して真上を飛ぶ絵も好きですが、このようにチラッと見える絵も個人的には好きです。

本当はもっとブンブン飛ばしたかったですが、木々の下には見物客がたくさんいるわけで、自由に飛ばすわけにはいきませんでした。みんなの写真に写ることはないですが、明らかに音がうるさい。まわりは何もなく非常に静かな場所なので、気持ちよくシャッターを切っている人にとっては不快でしかないないのです。

まとめ

窪野彼岸花群生地

窪野彼岸花群生地ではもう飛ばせませんが、また撮りたいかと聞かれれば撮りたいです。もっと人がいないときにブンブンしたいですし、本当はもっと色々な撮り方ができるのに…。

ドローンは飛ばせないものの、素敵な場所であることは間違いないので、今度はカメラを持って普通に観光として訪れたいと思います。