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UFOライン(町道瓶ヶ森線)でドローン空撮!行き方は?許可は?

撮影スポット(被写体)

愛媛県と高知県の県境にある絶景道「UFOライン(町道瓶ヶ森線)」。

2018年にトヨタの車「カローラ スポーツ」のCMロケ地として話題になり、一躍有名になった場所です。週末になればたくさんの車やバイクで賑わいます。

絵になる風景が広がるUFOライン(町道瓶ヶ森線)でドローン空撮してみたい人は多いのではないでしょうか?

UFOライン(町道瓶ヶ森線)一帯は国有林なので入林届の提出でドローンを飛ばせます。絶景をおさめられますので、訪れる際にはぜひドローンを持っていくのをお忘れなく。

四国旅行する際にはぜひドローン持参で立ち寄りたいスポットです!

この記事ではUFOラインでドローン飛行させる際の許可について紹介。実際に撮影した映像も載せていますので、ぜひ撮影の参考にしてみてください。

UFOラインでドローンを飛行させる際の許可

UFOライン周辺は国有林のため、ドローン飛行には「入林届」の提出が必要です。

入林届さえ提出してしまえば飛行可能で、ほかの地権者への許可取りは不要。

道路上から離発着させるのでしたら警察へ道路使用許可が必要になります。道路上空を通過する分には許可・申請等は必要ないとのこと。(土佐警察署)

入林届の提出は必須

UFOラインでのドローン飛行には入林届の提出が必須です。

提出先は下記になります。

四国森林管理局 計画保全部 保全課
(℡088-821-2051 / shikoku_hozen@maff.go.jp)

UFOラインは愛媛県と高知県の県境にあります。道路の左右どちらも飛ばすことになるため、本来なら愛媛と高知、両方の森林管理署に入林届を提出しないといけません。

しかし、県をまたいで飛行させる場合には、各管理署ではなくその上にある四国森林管理局にだけ提出すればOKとなっています。

UFOラインでのドローン飛行は「四国森林管理局」に入林届を提出!

入林届の提出から飛行までの流れ

提出の流れは下記の通りです。

  1. ドローン用の入林届を入手
  2. 必要事項を入力
  3. メールで提出
  4. 森林管理官に連絡
  5. 入林届を携帯して現地へ

公式サイトから入林届を入手

四国森林管理局の公式サイトにある「国有林野内で無人航空機(ドローン、ラジコン機等)を飛行させる場合の手続」のページに、ドローン飛行の注意事項が書いてあるので一読。

一読したらドローン用の入林届をダウンロードします。

以下からもダウンロード可能。

入林届: (WORD : 22KB) (PDF : 119KB)

別紙遵守事項: (PDF : 94KB)

入林届に必要事項を入力

ダウンロードした入林届に必要事項を入力。

この際に注意すべき点が1つあります。

今回は四国森林管理局に提出します。入林届の左上の「森林管理(支)署長 殿」の箇所は、すでに記載されているものを削除し「四国森林管理局長 殿」に変更します。

❌ 変更前:森林管理(支)署長 殿
⭕️ 変更後:四国森林管理局長 殿

入林の期間はきっちり「○月○日」と決める必要はなく、1ヶ月間ほどの長い期間を書いても大丈夫です。

例:10月1日〜10月30日

雨天などドローンは飛ばせず臨機応変な対応ができません。余裕をもって1ヶ月間くらい長く日付を指定しておくといいですね!

添付が必要な「飛行させる場所の経路図」は、国土地理院の地図を利用し、飛ばす範囲を赤線で囲っておけばOKです。

メールで提出

入林届はメールや郵送、持ち込みで提出可能。

もっとも簡単なのがメールでの提出。ダウンロードした入林届に必要事項を入力したらPDF形式にて書き出し。それをメールに添付して送ればOKです。

提出先メアド:shikoku_hozen@maff.go.jp

入林届の提出は最低でも1週間業務日前までが基本ですが、何度も提出している人など、1週間を切っていても受理してもらえます。

提出すると早くて当日、数日以内に受理された旨の返信がきます。不備があれば電話がかかってきます。

管理官に連絡し、入林届を携帯

入林の際には、事前にいつ入林するのか管理官へ電話連絡します。管理官の番号は、受理され送られてきた注意事項に書いてあります。

いざ入林するときは入林届を携帯。紙の入林届の場合は携帯し、電子の場合にはすぐに提示できるようにしましょう。現地で職員に提出を求められる場合もあるそうです。

これまで何度も飛ばしてますが提出を求められたことは一度もなし!

UFOラインのドローン映像

UFOライン

UFOライン(町道瓶ヶ森線)は、寒風山の登山口から土小屋までの全長約27kmを指します。

UFOラインのなかで、車CMの撮影地となったのが東黒森から自念子ノ頭のあいだの区間。この区間はUFOラインで唯一開放感があり、絵になる風景を撮れるスポットです。

この区間は絶対に撮りましょう!

醍醐味はUFOラインを走る車やバイク

UFOラインは車のCMで使われた場所です。

ここを走る車やバイクはとても絵になります。ただ単に風景を撮るのもいいですが、風景が撮り終わったら動く被写体を撮ることをおすすめします。平日でも車やバイクは定期的に来ますので、離れた位置から上手いこと撮ってみましょう。

車やバイクに近づきすぎると危険ですし、動画を公開するときには車のナンバープレートや顔が写らないように注意が必要です。

撮影は「快晴」か「霧」

UFOラインでいい映像が撮れるかどうかは天気次第です。

おすすめは「快晴の日」「滝雲が出ている日」のどちらか。

山の麓が天気がよくても、いざ登ってくると天気が悪いことはよくあります。一番最悪なのは「曇り」で景色がほとんどないときです。その際には撮影を諦めてまた次の機会を狙いましょう。

実際に撮影した映像

2020年夏撮影

快晴の日以上に魅力的なのが霧が流れている日です。

完全に霧でホワイトアウトしてしまうとダメですが、ちょうど頂上らへんに雲があるくらいだと幻想的なUFOラインを撮影できます。快晴だと絵に動きがありませんが、雲が流れていると風景に動きが出るので映像的にもクオリティーが高くなります。

2020年秋撮影

秋の早朝に撮影した映像になります。

撮影機材はMavic Mini。当時はまだ航空法が改正される前で、重量250m未満の模型航空機は航空路などを除いて高度250mまで許可なく飛ばせました。UFOラインは航空路に該当していなかったため(空港事務所に確認済み)、この映像では高度250m付近までの空域を飛ばしています。

通常よりも高い位置からの映像は高度感あっていいですね。

2021年夏前に撮影

2021年にはDJI社初のFPVドローン「DJI FPV」が発売。ロングレンジ飛行をするために、UFOライン沿いの稜線沿いを長い距離飛ばしました。自念子ノ頭に陣取って、伊予富士まで飛ばし、反対方向は西黒森まで飛ばしています。

3kmくらいは電波もバッテリーも問題なく飛ぶことがわかり、天気が悪いながらも、まるで自分が空を飛んでいるような感覚で稜線を飛んでいけるのは最高の気分でした。

2022年6月撮影

晴れを狙っていきましたが、残念ながら曇りで、遠くの景色は見えません。

景色が悪く観光客もまったくいないことから、DJI FPVを使って思う存分撮影。道路を低空で飛ばしたりやりたい放題飛ばしました。

UFOラインはやはり天気が大事だなぁと痛感した日です。

2022年秋撮影
2022年秋撮影

2022年の秋は2回UFOラインを撮影。どちらも雲一つない快晴で絶好の撮影日和でした。

伊予富士から撮影開始。快晴だとUFOライン沿いの山々(石鎚山脈)を一望でき、遠くに石鎚山を見渡せる眺望です。まさに四国の屋根ともいうべき素晴らしい景色でした。

このあと石鎚山の撮影もありましたが、そんなことはお構いなしに気が済むまで撮影。業務でお金が発生するわけでもないのに、気づいたらバッテリー4本以上、100GB以上撮影していました(汗)

それまであまり撮影していなかった西黒森や瓶ヶ森も撮れて大満足の1日でした。

2023年10月後半撮影

2023年も紅葉を狙ってUFOラインを撮影。この日も快晴で途中までは雲ひとつありませんでした。

今年は少し訪れるのが遅いかと思いましたが、行ってみるとちょうど見頃。

UFOラインは昨年たくさん撮っているため、この時はそれまで撮っていない場所を撮ろうということで、「子持権現山こもちごんげんやま」や「瓶ヶ森かめがもり」へ行く途中の道などをメインに撮影。綺麗な紅葉に、素晴らしい道に、たくさんの収穫がありました。

東黒森と自念子ノ頭の間の区間では、工事のため渋滞が起きており珍しい光景も撮れました。狭い道に重機が入るため、30分〜1時間は車もバイクも待たされます。待っている間、皆さん車から降りて景色や談笑を楽しんでいました。

UFOラインの場所や行き方

UFOラインは高知県と愛媛県の県境にあり、厳密には高知県側(いの町)にあります。

標高1300m~1700mほどで尾根沿いを走るルートなので眺望に優れています。全長は27kmほどありますから結構長いです。

この道は冬には積雪があるため、11月末~4月上旬までの間は冬季閉鎖になります。

具体的な日付は毎年異なりますし、閉鎖解除になったとしても積雪があれば再び閉鎖になったりもします。台風などの影響で突然閉鎖されることもありますので、行く際には事前に情報を確かめておくことをおすすめします。

情報は以下のサイトで随時更新されています。

行き方(ルート)は2つ

行き方は主に以下2つあります。

  • 寒風山トンネルから行く
    (西条市・高知方面)
  • 石鎚スカイラインから行く
    (久万高原町方面)

多くの人は寒風山トンネルから行きます。松山方面から来る人でも高速を使うため時間的にはそっちから行ったほうが早いです。

石鎚スカイラインを通りたい場合やその麓にある「面河渓」に立ち寄りたい方は、久万高原町のほうからアクセスするのもありです。

行くまでの道の状況は?

寒風山トンネルの脇から行く場合、道幅の狭い山道を40分ほど登ります

道幅は狭く1台が通れるくらい。ところどころに待避所があり広くなってますから、すれ違いに関しては問題ありません。運転に慣れていないと少し大変かもしれませんが、基本的にそこまで酷道ではないです。

注意すべき点としては落石が多いこと

進行を妨げるような大きな石は落ちてないものの、小石はわりと多く落ちてます。木などが道に倒れ掛かってきていて、避けないと枝や草が車に当たる箇所もありますので、車の傷に神経質な方は大変かもしれません。

落石があるということは、運が悪ければ「車に直撃!」なんていう事態になる可能性もゼロではありませんので、走行には注意が必要です。

まとめ

UFOラインでのドローン飛行に関して、飛行許可や撮影映像を紹介しました。

撮り甲斐のある素晴らしい場所なので、ドローンを持っている人は入林届を提出し、さっそく撮影の計画を立ててみてはいかがでしょうか?

もう一つ、UFOラインで行くついでにおすすめなスポットが西日本最高峰の「石鎚山」です。土小屋ルートなら誰でも登れ、山頂からの景色は素晴らしいですよ。