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松山港に寄港したクルーズ客船「MSCベリッシマ」や「ダイヤモンドプリンセス」「シーニック・エクリプス」をドローン空撮

豪華客船のドローン空撮写真・映像 撮影スポット(被写体)

愛媛県の松山市に寄港した豪華客船「MSCベリッシマ」や「ダイヤモンド・プリンセス」、「シーニック・エクリプス」をドローンで撮影したときの話や映像を紹介。

ここ数年、経済効果のためか松山港には巨大な客船が寄港しています。まわりに高い建物がない小さな松山港にやってくると一際大きく存在感抜群です。

愛媛県松山市に寄港したクルーズ船

MSCベリッシマ
船名MSCベリッシマ
(MSC Bellissima)
ダイヤモンド・プリンセス
(Diamond Princess)
シーニック・エクリプス
(Scenic Eclipse)
就航年2019年2004年2019年
船籍マルタイギリスバハマ
総トン数171,598トン115,875トン16,500トン
全長315.8m290m168m
43m37.5m21.5m
最高速度22ノット22ノット19.5ノット
デッキ数14188階層
乗客定員5,686名2,670名228名
乗組員定員1,536名1,100名176名
キャビン数2,217室1,337室114室
バルコニー数1,418個750個114室
プール数4つ4つ

愛媛県松山市には3隻のクルーズ客船が寄港しています。

  • 2019年5月21日「ダイヤモンド・プリンセス」初就航
  • 2019年6月3日「ダイヤモンド・プリンセス」
  • 2023年3月30日「ダイヤモンド・プリンセス」
  • 2023年5月27日「MSCベリッシマ」初就航
  • 2023年6月5日「MSCベリッシマ」
  • 2023年6月14日「シーニック・エクリプス」初就航
  • 2023年6月29日「シーニック・エクリプス」

基本的にクルーズ船は早朝にやってきて夕方に出港します。

船が停泊するのは愛媛県松山市海岸通の松山港外港です。寄港する際には一般人は立ち入り禁止となりますので見物は周辺から。

「MSCベリッシマ」のドローン空撮映像・写真

MSCベリッシマは2019年に就航した巨大クルーズ船で、豪華な機能と設備を備えています。

2023年5月27日に松山港へ初めて寄港しました。3度ほどやってきたクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」よりも大きな船ということで楽しみにしていました。

初寄港する様子を撮影しに行った時の話

松山港に停泊中のMSCベリッシマ

早朝、松山へ初寄港する様子を撮る予定でしたがトラブルがありました。

いざ現地に到着すると、なんとすでにMSCベリッシマが松山港に停泊していたのです。どうやら船は1時間以上前に到着していたそう…。わざわざ早起きしたのに(泣)

やってきた船が接岸するまでの様子を撮る予定でしたがそれは叶わず。仕方なく少し離れた場所からドローンの望遠を使って停泊中の船を撮ることにしました。

初代DJI Mavic 3には162mmの望遠が搭載されているため、離れた場所からでもかなり寄りの絵を撮れますし、圧縮効果を効かせた絵が撮れます。

バッテリー1本分をたっぷり使って、停泊中のMSCベリッシマを撮影。すべて望遠で写真に動画にたくさん撮りました。

ピントがしっかり合えばDJI Mavic 3の望遠はかなり使えます!

出港するMSCベリッシマを撮影

松山港に停泊中のMSCベリッシマ

夕方の出港は予定時刻より10分ほど早かったですが、無事に撮影できました。

撮影しているときに思ったのは、MSCベリッシマはやはりデカいということ。あのダイヤモンド・プリンセスよりも確実にデカい。斜めから見るとそうでもありませんが、真横から見たときにその大きさが初めてわかります。全長315mもあるので当然ですが…。

ドローンのカメラは24mmの広角です。わりと広角ですが、だいぶ距離を取らないと船体すべてがおさまりきらないほどの大きさです。今回、いつも通りドローンを旋回させて撮影したら、船の後方が予想以上に長くて画面から切れてしまいました。

それほど巨大なクルーズ船です。

3kmほど追い撮りして大満足でした!また撮影したい船です。

「ダイヤモンドプリンセス」のドローン空撮映像・写真

ダイヤモンド・プリンセスは2004年に就航した巨大クルーズ船で、日本では知名度の高いクルーズ船です。近年では2020年に流行したCOVID-19で誰もが知るようになりました。

2019年に初めて松山へ寄港。初寄港の際には、初めて巨大なクルーズ船が松山港へやってくるということで、港ではイベントが行われ、事前にテレビでも寄港する旨が放送されました。そのため一目見ようと、初寄港のときには周辺の海岸線にたくさんの見物客がいました。

2度目の寄港時に撮影

撮影したのは2度目に寄港した2019年6月3日。

やってくる早朝は曇っており、出発する夕方は晴れ。

早朝は天気も悪くて大した映像は撮れませんでしたが、夕方はタイミングよく綺麗な夕日になってくれて絶好の撮影日和でした。夕日に向かって旋回するクルーズ船は圧巻!撮影していて感動しました。

そもそも松山港はとても小さく、周囲に高い建物がありません。(松山空港も比較的近く、空港の高さ制限もあります)

そんなところに巨大なクルーズ船がやってくると存在感はバツグン。何もない静かな海を航行する様子はほかの都市ではなかなか見れないかもしれません。瀬戸内海の島×夕陽×クルーズ船という、とても貴重で素敵な絵を撮れました。

出発が遅れ夜間の撮影に

2019年以降はCOVID-19のせいで寄港していませんでしたが、2023年3月30日に3度目となる寄港を果たします。

この日は夕方の出港の様子を撮ろうとしましたが、出港が予定時刻よりも遅れました。

ちょうど日の入の時間を過ぎてしまい薄暗いなかでの出港に。ドローンは基本的に日の入までしか飛ばせず、飛行許可・承認を得ていれば条件付きで飛行させることは可能です。

本来であれば航行する船のまわりを自由自在に飛ばして撮影したかったのですが、それができず、仕方なくドローンは操縦者の近くでホバリングさせ、望遠(162mm)とパン(機体の回転)を駆使して撮影しました。

想像していた絵は撮れなかったですが、薄暗いなか明かりをつけて航行する珍しいダイヤモンド・プリンセスを撮れて、これはこれでよかったです。

「シーニック・エクリプス」のドローン空撮映像・写真

シーニック・エクリプスは、2019年に就航した世界初の6つ星の探検ヨット。

2機のヘリコプターと水深300メートルを探検できる潜水艇を搭載している、史上初のディスカバリーヨットです。船の後方にはヘリポートもあります。

ラグジュアリー感を漂わせるデザイン性に優れ、実際に撮影していて凄くかっこいい船でした。

入港・出港が20〜30分早い

松山に初寄港したシーニック・エクリプス

シーニック・エクリプスが松山に初寄港したのは2023年6月14日。

入港も出港も20〜30分ほど早いという想定外のことがありギリギリの撮影でした。

入港は11時でしたが、現地へ到着したときにはすでに船が見えているという…。

出港は基本的に定時が多いのですが、なんとこのときは18時出港予定なのに17時40分頃に汽笛が鳴り、慌てての撮影となりました。ただしクルーズ船は最初とてもゆっくりなので、全然問題ありませんでしたが。

クルーズ船を撮影するときは1時間くらい前に現地へ到着しておくのが理想ですね。

デザイン性に優れたクルーズ船

松山に初寄港したシーニック・エクリプス

シーニック・エクリプスはとてもかっこいい船です。

見る角度によって見え方が異なり、撮影しながらどの角度が一番かっこいいか探っていたら、船の斜め前方か真横からがもっともかっこよく見えます。

船の斜め前方からの構図は船舶撮影では定番ですが、シーニック・エクリプスの場合も、先端が尖っていて、中央に向けて次第に高くなっていく造りが斜め前から撮ることにより際立ちます。

真横から見てもとてもバランスが良いのがわかります。安定感があると言いますか・・・。

被写体がかっこいいと自然と撮影にも気合が入ります!

まとめ

まとめ

愛媛県の松山港にやってきた巨大クルーズ船をドローンで撮影したときの話や映像を紹介しました。

  • 2019年5月21日「ダイヤモンド・プリンセス」初就航
  • 2019年6月3日「ダイヤモンド・プリンセス」
  • 2023年3月30日「ダイヤモンド・プリンセス」
  • 2023年5月27日「MSCベリッシマ」初就航
  • 2023年6月5日「MSCベリッシマ」
  • 2023年6月14日「シーニック・エクリプス」初就航
  • 2023年6月29日「シーニック・エクリプス」

松山港には今後も定期的にクルーズ船がやってくる予定です。

この2隻以外にもさまざまなサイズ・種類のクルーズ船がやってくるので、寄港した際にはそれらの船も随時撮影していきたいと思います。

【関連記事】船舶撮影のドローン空撮テクニック